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Untersee-Boot

あるいは感想記として

『Get Sports』 5/9

2010年05月12日 | Get Sports
2週間ぶりに『Get』出演の南原さん。
あ、でも、前回は『Get』本編にVTRだけの出演だけでしたので、ニュース&スポーツは3週間ぶり、♪お久しぶりね~♪であります(笑)。
そのニュース&スポーツ、恒例になっていたCM前のミニミニコントは、4月からちゃんとしたコメントをするコーナーに変わってしまったようで。
う~む、毎回これを楽しみにしていた・・というほどではありませんが(笑)、一服の清涼剤(笑)だった南原さんの(時には謎の)ジェスチャーが見られなくなってしまったのは、ちょい残念であります。
それから、この日のスポーツコーナーでは、青木功さんがエージシュート(自分の年齢以下でホールアウトすること)を達成したというニュースも。
今年の正月の『スポドリ』で青木さんが、2年連続でエージシュートで勝ったので今年も68歳の誕生日までに67で回ってもう1回勝つ負けるの試合をやってみたい、と話してたのを思い出し、テレビの前で思わず興奮してしまいました(笑)。
67ではなく1打少ない66というのもさすがですし(勝つ負けるの試合ではなかったのは少し残念ですが)、世界のアオキはいまだ現役真っ只中という感じです。


『Get』本編は、最初はサッカー日本代表の特集。
W杯の代表メンバー発表直前ということで(この放送のときはメンバー発表の約13時間前、画面左上にカウントダウンの時間がずっと表示されていて、いよいよだぞ!という雰囲気を煽ってました・笑)、"徹底生討論!選ばれるべき23人とは"と題し、ゲストを迎えてスタジオで生討論。
まずは、

南原 「さぁいよいよ、日本代表メンバー発表まで13時間を切りました」
中西 「はい」
南原 「今夜のGet Sportsは、果たしてどんなメンバーを選ぶべきなのか」
中西 「はい」
南原 「徹底討論をしてみたいと思います」
中西 「はい、ただ」
南原 「ただ」
中西 「その討論の前に南原さん」
南原 「はい」
中西 「一つだけ、どうしても見ていただきたい試合があります」
南原 「ほぉ」
中西 「その試合の中でですね、最強チームを作るためのメンバー選びのヒントが隠されているんです」
南原 「見ましょう」

というやり取りのあと、シリーズ企画になっている"日本サッカーの未来を切り開く「10」の試合"のGame5、2000年9月23日に行われたシドニー五輪の準々決勝、日本VSアメリカの試合と、中西さんによる当時監督だったトルシエさんへのインタビューVTR。
VTRでは、シドニー五輪の試合を振り返り、トルシエさんが今代表メンバーを選ぶならこの選手、という話を聞いただけで、最強チームを作るためのメンバー選びのヒントは特に隠されていなかったような気もしますが(笑)、それは兎も角として。
約9分のVTRを見たあと、いよいよスタジオで生討論。
南原さん、栗山さん、中西さん、そして、セルジオ越後さん、松木安太郎さん、元日本代表の森島寛晃さんの3人をゲストに迎え、楕円のテーブルを囲んで、

南原 「さぁ、栗さん」
栗山 「はい」
南原 「いよいよ23人選ぶわけですねぇ」
栗山 「まぁただ、選ばれる選手の気持ち考えると」
南原 「はい」
栗山 「もう切ないんですけど、ただ、森島さん」
森島 「はい」
栗山 「電話で、選ばれる選手はもう聞いてたりする・・?」
森島 「いや、もうワールドカップに関してはホントにもうぎりぎりまでわからないですね」
栗山 「誰もわからないんですか?」
森島 「誰もわからないです」
南原 「じゃあその当日、関係者、監督が発表するまで誰も知らないってことですか?」
森島 「そうですね、だから今頃選手はドギドキしてると思いますよ」
南原 「これ、野球界はどうなんですか?」
栗山 「たぶん色んなチームの話し合いとかあると思うんで」
南原 「はい」
栗山 「だいたいわかると思うんですよ、だいたい」
南原 「はい、はい」
栗山 「「この選手頼むな」みたいなんで」
南原 「じゃあこれはもうまるっきり、ホントにそんときに?」
森島 「あの、普通に日本代表選ばれるときは事前にありますけど、ワールドカップに関してはもう・・」
南原 「くわぁ~~!」
森島 「わからないですね」
栗山 「す~ごくドキドキですね」
中西 「だから明日の2時の記者会見をみんなテレビをこう見るわけですよ」
南原 「うわ~~!」
栗山 「そうなんだ」

というやり取りとともに、討論はスタート。
トルシエさんが選んだメンバーに中村俊輔選手が入っていたことについて、セルジオさんが「トルシエ今回俊輔呼んだね」とチクリとやったり(笑)。
「ブラジルでは1億何千万人の監督がいるから、(サッカー)好きな人に、これ(メンバー選びを)、どっかスポーツバーでやったら4時間飲めますよ」という、セルジオさんの話などがありつつ(確かに、こういう話をしながらならいくらでも酒が飲めそう・笑)、南原さんからは、

南原 「さぁ、じゃあそれぞれ、いよいよ皆さんこれから」
中西 「そうですね」
南原 「お聞きしますよ」
栗山 「そうですね」
南原 「ま、岡田監督は8割は決まっ・・ね、決まって、あと2割、もしかしたらもしかしたら!これを見て、「おっ」ってなるかもわかんないですよ」
中西 「(笑)この生討論を見て(笑)」
南原 「もしかしたらもしかしたら(笑)、えぇ」
栗山 「ま、そうですよね、まだ変えられるわけですからね」

という話も(笑)。
この番組を見て岡田監督が「おっ」ってなることはなかったと思いますが(笑)(もしそんなことがあったら逆に不安、監督がそんな優柔不断だったら困ります)、ゲスト3人と中西さんが考える日本代表メンバーを、選手の顔写真が貼ってあるボードをそれぞれの横に置きながら発表。
皆が選んだメンバーについては、詳しく書いていると長くなりそうですし、すでに正式に代表が発表されていますので割愛しますが、それぞれの思いや考えを語りながら飲み屋トーク・・いや、代表はこうあるべきトークをしてました(笑)。
ちなみに、セルジオさんは3月に行われたバーレーン戦と同じ先発メンバーを選出。
いわく、東アジア選手権で成績が悪く岡田監督の更迭がかかっていた試合で勝利したので、恩返しでこのメンバーを連れて行かなくてはいけない。(このメンバーなら)ちゃんと守れるし攻撃できる。W杯では対戦相手は日本に勝ちにくるので0-0でも相手は負けてる気分。そのへんを分析して戦うべき、とのことでした。
中西さんは、去年得点王になったジュビロの前田選手をFWに選出(実際には選ばれず)。
今年も日本人では得点ランクトップだしワントップにふさわしい選手、とのことでしたが、

中西 「日本でワントップでやるなら前田選手か森本選手だと思ってるんで」
松木 「名前が前だだもんね」
南原 「アッハハハ」
中西 「さすが(笑)」
南原 「ちょいちょいヤメてください」
松木 「あぁすいません」
栗山 「アハハハハ」

という、相変わらずの松木節もちょいちょい挟みながら討論は進行してました(松木さんがいると、ホントに飲み屋トークみたいになっちゃうな・笑)。


その後は、攻撃と守備のジョーカー(切り札)になる選手などを、それぞれ発表。
VTRで再び登場したトルシエさんは、松井大輔選手、中村憲鋼選手、阿部勇樹選手をジョーカーとして選出(3人とも代表入り)。
中西さんも、守備のジョーカーとして阿部選手の名前を挙げていましたが、いわく、DFもサイドもボランチも全部出来るから、とのこと。
で、

中西 「しかも(阿部選手は)頭いいんですよね、っていうのはやっぱり、僕もそのよく現役時代途中から入ってたんですけど、守備のジョーカーっていうところで入ってたんですけど、あの~、監督から何かを言われて」
南原 「うん」
中西 「「こういうふうにやれ」って言われてことが多いんですよ」
南原 「うん」
中西 「僕もベンゲルにいろいろこう、「お前ここ入ったら、じゃあここに入ってなにしろ」とかよく言われて、それがすぐ出来ないと、試合に馴染めないと困る、彼は非常に賢い選手なんで、守備に関しても。だから僕は守備のジョーカー彼ですね」

という話もしていた中西さん。
ん?これって、阿部選手を褒めながらも、自分も頭のいい選手だったんだぞ、ということを中西さんは遠まわしにアッピールしてるのか?と思わなくもありませんが(笑)、そんな細かいツッこみはとりあえず置いといて。

森島さんが選んだ守備のジョーカーは、アントラーズの岩政選手。
いわく、勝ち方を知っているし相手のいいところを出させないプレーを出来るので途中で守りに入ってもしっかり仕事が出来るのではないか、とのことでした。
岩政選手の名前を聞き、南原さんは「おぉ~~」という声を上げていましたが、それ以上の話・・「岩政選手は狂言の動きを取り入れ・・云々」という話はさすがにしてませんでした(笑)。
元来語りたがりの南原さんですからホントはいろいろと話したかったのではないかと思いますが、そこはじっと我慢の子、MCはつらいよ、であります(笑)。

セルジオさんが選んだジョーカーの選手は・・誰もなし。
ボードに貼ってあるシルエットの写真をひっくり返すと、それぞれが選んだジョーカーの選手の顔写真が出てくるようになっていたのですが、セルジオさんは写真をひっくり返してもシルエットのまま。
う~む、一筋縄ではいかないおじさんだな~(笑)。
ただ、その理由を聞くと納得ではありましたが。
セルジオさんいわく、先発に入れた選手がジョーカーだと思ってる。先発が結果を出せばジョーカーはいらない。今まで岡田監督のチームで途中から入って結果を出した選手は1人もいないし、代表は決め事で選手を入れてはいけない。「これ(ジョーカー)使わないように頑張って欲しいな」。
とのことでした。


続いて、チームに勝利をもたらす最後の1枠は?ということで、それぞれがキーワードとともに選手を発表。
VTRで登場のトルシエさんが挙げたキーワードは"経験者"、選んだ選手は小野選手(実際には選ばれず)。
いわく、どのポジションでも貢献できる選手だし、Jリーグでも首位のエスパルスを引っ張っている。技術や戦術の強化だけではなく彼の経験がチームを強くしてくれる。
とのことでした。
松木さんが挙げたキーワードは"起爆剤"、そして選んだのは三浦知良選手。
キングカズの名前を聞き、南原さんは「出た!」「これはホントの起爆剤」。
セルジオさんは「これは明日ニュースになるよ」。
中西さんも「明日の一面松木さんですよ」。
と、かなりの盛り上がり(笑)。
そして、セルジオさんからは、

越後 「カズ入れるのは」
南原 「うん」
越後 「僕は選手として入れるのは反対、ただスタッフに入れるのは大賛成」
南原 「スタッフでも連れて行くべきじゃないかと」
越後 「要するに、受け皿、要するにメディアとかみんながそこにひとつの、そっから火が出てくる」
南原 「たしかにそうですね」
越後 「みんなが平和に働いて、カズが全部受け皿になるっていうね」
南原 「なるほど」
越後 「これがスーパースターの役割なんですね」
南原 「なるほど」
越後 「だからスタッフもそういう役割あるんですね、それがサポートっていうことですよ」
南原 「ま、マスコミのいろんなことがこれからあるでしょう、それを全部受け皿となって防波堤みたいに止めてくれたりとか」
越後 「その通りですね」
南原 「またさらにみんな国民上げてくれたりとか」
越後 「どうせ7人(スタッフを)連れて行くなら、カズとゴン連れてったらいいじゃないですか」
南原 「(笑)」
越後 「誰も反対しないと思いますよ」
南原 「あぁそりゃそう、そうかもわかんない・・」
越後 「日本的に言えば彼らはメディアの、要するにスポークスマン、みんなの受け皿になって」
南原 「うん」
越後 「そして選手らが平和に準備が出来るっていう状況じゃないかな」
南原 「もうプレーに集中できるということですね」
越後 「そうそう」

という話も。
「(スタッフとして)カズとゴン連れてったらいいじゃないですか」という話に、南原さんは驚いた様子で笑ってましたが、中西さんは納得顔という感じ。
で、そんな中西さんが挙げたキーワードは"高校の部活"。
南原さんは???という感じでしたが、中西さんいわく、

南原 「は?」
中西 「高校の部活ですね」
南原 「その心はどういうことなんですか?」
中西 「あの~やっぱり、プロサッカーチームじゃダメなんですよ」
南原 「ん?」
中西 「国の代表は」
南原 「は?うん」
中西 「プロだとみんな自分のために頑張るわけじゃないですか、最終的にはね。試合出られなかったら「俺試合に出られないな」と思っちゃうわけですよ、でもやっぱり僕は代表チームは高校の部活のようなチームじゃなきゃいけないと思うんですよ、みんながチームのために働く」
南原 「うん」
中西 「で、やっぱりこう、水を汲むヤツもいるし、トンボを引くやつもいるし、そういう人たちがいると、試合出てる選手も「あいつあんな一生懸命やってるんだから頑張ろう」と、ボール運んだりしますよね」
森島 「うん、しますね」
中西 「いろんなことがあるんです、代表チームって」
南原 「うん」
中西 「だからそういう高校の部活的精神を持ってる人がいないとダメだと思うんですよ」
南原 「ま、自己・・精神っていうか」
中西 「自己犠牲の精神を、いや、当然コーチに入ってればセルジオさんの言うようにベストなんです。コーチに入ってないんで」
南原 「うん」
中西 「やっぱり選手の中に誰かがそういう役目をする男がいなきゃいけないわけですよ」
南原 「じゃあ敢えて挙げたのは誰でしょう?」
中西 「僕は、川口能活ですよ」

とのこと。
さらに、W杯は1ヶ月間一緒にいるわけだからいろんなことできる役割の人が必要、試合に出るだけじゃない出てない時間に笑かしてくれる選手も必要だしそういうものも含めてチームですから、「プロチームではなく僕は高校の部活チームであって欲しいですね」と、かなり熱弁をふるっていた中西さんでありました(笑)。
いや、でも、中西さんの言うことは、その通りだな~という感じです。
前回のドイツW杯で、黄金世代といわれるあれだけのメンバーを揃えて結果を残せなかったのは、チームとして戦うことが出来なかったことが一つの原因だと思いますし、WBCを連覇した野球日本代表を見ても、チームとして戦うことがいかに重要かということは言わずもがなの自明の理。
チームを一つにまとめていくためには、ベテランの川口選手はまさに適任という気がします。
で、岡田監督も、その川口選手を選出。
川口選手に期待する役割も、中西さんが言ってたことと似てましたし、中西さんの予想は見事ピタリ賞的中でありました(笑)。
(カズが選ばれなかったのは残念ですが、サポートメンバーとして選んでくれないかな~。カズ自身もそれを望んでいるようですし、川口選手に加えてカズが入れば、セルジオさんの言うようにマスコミの受け皿となってくれると思いますし、チームの結束には鬼に金棒だと思いますが・・・)


最後は、

南原 「さぁ、いよいよ、Get Sportsではこういった23人を選ぶべきだと推薦したんですけども」
中西 「はい」
南原 「果たして岡田監督は実際に誰を選ぶのか、運命のメンバー発表は今日の午後2時だそうです」
栗山 「誰、選ぶんですかねぇ~」
南原 「ねぇ~」
栗山 「難しい~」
中西 「この、なんか、メンバー選考が・・・・」

というやり取り・・中西さんの声がフェードアウトしながら生討論は終了(笑)。
約42分のサッカー特集でありました(生討論は約33分)。
この討論の中で名前は挙がったけど実際には選ばれなかった選手も多く、選手にとっては悲喜こもごもの代表発表だったのではないかと思いますが、そんな中で注目選手といえば、やはり南原さんの兄弟弟子(笑)の岩政選手でしょう。
あうるすぽっとで初めて見たとき、思わず「デカっ!」と言いそうになるぐらい大きな体をしていた(笑)岩政選手には、その大きな体+狂言の構えを取り入れた動きで、是非ともW杯で活躍して欲しいと思います。



あとは、千葉ロッテの西村監督の特集とタイガー・ウッズ選手の特集。
でした。


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