前回に引き続き、ゲストはWBA世界スーパーフェザー級チャンピオンの内山高志選手。
今回は恒例の10の質問でボクシング話などをあれこれと。
ボクシングを観てる人は相手が倒れるところを観たいと思うので、女性のボクシングもいいと思うが男じゃないとKOはなかなか出来ない。
南キャンのしずちゃんがジムに来たり、試合を観に来てくれたりするが、すごく熱心にボクシングをやっていて生半可な気持ちでやってないなというのが伝わった。
巧い選手はけっこういるが、巧いと速いを総合的に全部合わせたものが強いと思うので、強いと言われる選手になりたい。
アマチュアのときに、空手やキックボクシングをやっている仲間と遊んでいて、パンチングマシンを壊してしまったことがある。
「チャンピオン」と言われるとまだ恥ずかしい気持ちもあるし、最初の頃は「いやいやいや」と言っていたが、話が長くなってしまうので慣れるようにしている。
という話などがありつつ。
"スピード、パワー、テクニック、最も能力を高めたいのはどれ?"という質問には「テクニック」と答えていた内山選手。
内山選手いわく、テクニックだけではなく「パワーも求めたいですし、全部ですね」とのことでしたが、
南原 「どういうテクニックをこう?自分の中でしたいですか」
内山 「う~ん、まぁあの、けっこうカウンターとか取る選手ってやっぱいるんですよ」
南原 「カウンター狙い、はい」
内山 「こうパンチ打ってきたのに対して外してドーンと入れたりとか」
南原 「はい」
内山 「そういうのってやっぱこうセンス的なものがあって、僕はなかなか練習しても、なかなかカウンターって苦手なんですよ取るのが」
南原 「へぇ~」
内山 「だから僕試合でもあんま取らないんですよカウンターは」
南原 「えぇ」
内山 「はい」
南原 「冒険がありますよカウンターっていうのは」
内山 「いや、冒険、ま、でも多少のそのリスクもあると思うんですけど」
南原 「はい、多少なもんですか?」
内山 「はい、やっぱりでも、反応する奴っていうのは勝手に一瞬の反応するんですよね、たぶん考えてないんじゃないんですか」
南原 「あぁ、相手が」
内山 「来た瞬間にもう「あ、来た」ってボンってたぶんやると思うんですよね」
南原 「はい、はい、はい」
内山 「僕の場合あまり得意じゃないんで」
南原 「だって相手が動かないとこっちは(パンチを)出せないわけですもんね」
内山 「そうですね、はい」
南原 「で、相手より先に当たってるってことですもんね」
内山 「ただやっぱりその相手に出させるのもテクニックですね」
南原 「あぁ~~」
内山 「そういうパンチを相手に出させる」
南原 「呼び込む」
内山 「そうですね、それもだからテクニックの一つだと思いますし」
南原 「あ、「今、俺打てるよ」っていうのが」
内山 「「今あいてるよ」」
南原 「アッハハ」
内山 「相手からしたら「お、ガラあきだ!」っていうふうな雰囲気にさせないとダメですよね」
南原 「(笑)」
内山 「相手からしたら「あ、こいつ誘ってるな」と思われたらもうダメですし」
南原 「はぁ~~!もう心理戦っていうか駆け引きですね」
内山 「そですね」
南原 「お互いの目線の合わせ方とか」
内山 「そうですね」
南原 「これけっこう芝居とかするんですか?クッと目線そらしたり」
内山 「はい、そうですね、それやっぱやりますね」
南原 「あ、じゃあもう、あのわずかな距離の中でこう」
内山 「そうですね」
南原 「目線のやり取りで」
という話も。
内山選手は、クロスカウンターが得意な矢吹丈タイプのボクサーではないのか・・ってなことを思ったりもしましたが(笑)、それは兎も角として。
カウンターを打つだけではなく相手にパンチを出させるのもテクニック、という内山選手の話に、「はぁ~!」と感心しきりの様子だった南原さん(笑)。
でも、内山選手の話はボクシングのテクニックの奥深さを感じられるものでしたので、私もラジオの前で南原さん同様大いに感心してしまいましたし、南原さんが(いつものように)感心するのも無理のないところです(笑)。
その後は、
1回だけいいパンチをもらい効いたことがあるが、船の上に乗ったようなグルグル回る感覚になった。
そのときはゴングと同時だったので大丈夫だったが、そのままコーナーに戻るとふらふらしてしまい、相手に「あ、効いてる」と思われるしレフリーにも印象が悪いと思ったので、何秒かその場に仁王立ちしてダメージが回復してから戻った。
という話などがあり、
最後は、"人生を10ラウンドとすると自分は今何ラウンド?"という質問。
内山選手の答えは「3ラウンド」でしたが、いわく、「やっと人生頑張ったなと思ったのが、まず今回が最初だったので」「やっとこっから自分のスタートかなと思ったんで」とのこと。
で、南原さんからは、
内山 「でも、30っていったらまだ・・」
南原 「若いですよぉ!」
内山 「ですよね」
南原 「もう僕からしたらもう全然!若いですよ」
内山 「アッハハそうですか」
南原 「30とかね」
内山 「はい」
南原 「35ぐらいまではね」
内山 「若いですか」
南原 「いちばん調子・・いちばん若いですよ」
内山 「そうですか」
南原 「いちばん調子いいっていうか何か」
内山 「はい、はい」
南原 「えぇ、体力的にも全然!問題ないです」
内山 「あぁそうですね」
南原 「全然!問題ないです」
内山 「はい」
南原 「そんときはいちばんお酒飲めてましたよ」
内山 「あぁ~、(笑)」
南原 「やっと体が出来てきたっていう、体と精神がだんだん」
内山 「あぉ~」
南原 「えぇ、40過ぎたらもっと、もっといいですけどね」
内山 「あ、そうなんですか」
南原 「もっと精神がもっとこう落ち着いてきて」
内山 「おぉ~」
南原 「はい、体は、ね、維持は出来ますから」
内山 「あぁ」
南原 「えぇ」
内山 「まだまだですね、でも、ほんと3ラウンドぐらいですね」
という、ありがたい説法(笑)。
南原さんの話を聞いて、今度は逆に内山選手が「あぁ~」と感心&興味津々の様子(笑)。
ナイスミドル道を驀進中(そして実践中)の南原さんですから、40過ぎたらもっといいというのは説得力のある言葉でありました(この話は以前石原都知事から南原さんが聞いたという話に似てるな~という気がしないでもありませんが(笑)、南原さんも歳を重ね実体験を踏まえてそれを確信したということなのでしょう)。
あとは、
引退した後のことは考えておらず、今はもっと強くなりたい。
初防衛戦は自分のスタイルで戦い、判定でもKOでもいいから絶対勝つ。
自分は世間的には無名のチャンピオンなので、もっと強くなり海外からも「日本の内山は強いな」と言われるような選手になりたいし、世間の人にも知ってもらいたい。
そのためには「強くなりたいだけですね」。
という話などがあり、和やかな雰囲気のなか番組は終了。
今、ボクシングの話題といえば亀○兄弟ぐらいしか注目されておらず、私も内山選手のことは正直よく知らなかったのですが、こんな正統派の世界チャンピオンがいたのか~と、2週に渡る番組を聞いて大いに感心。
見た目とは違い(といっては失礼ですが・笑)、優しい語り口で落ち着いた雰囲気の内山選手には、是非とも初防衛戦を頑張って欲しいと思いますし、ボクシング界だけではなく世間からもっと注目される選手になってくれればと思います。
今回は恒例の10の質問でボクシング話などをあれこれと。
ボクシングを観てる人は相手が倒れるところを観たいと思うので、女性のボクシングもいいと思うが男じゃないとKOはなかなか出来ない。
南キャンのしずちゃんがジムに来たり、試合を観に来てくれたりするが、すごく熱心にボクシングをやっていて生半可な気持ちでやってないなというのが伝わった。
巧い選手はけっこういるが、巧いと速いを総合的に全部合わせたものが強いと思うので、強いと言われる選手になりたい。
アマチュアのときに、空手やキックボクシングをやっている仲間と遊んでいて、パンチングマシンを壊してしまったことがある。
「チャンピオン」と言われるとまだ恥ずかしい気持ちもあるし、最初の頃は「いやいやいや」と言っていたが、話が長くなってしまうので慣れるようにしている。
という話などがありつつ。
"スピード、パワー、テクニック、最も能力を高めたいのはどれ?"という質問には「テクニック」と答えていた内山選手。
内山選手いわく、テクニックだけではなく「パワーも求めたいですし、全部ですね」とのことでしたが、
南原 「どういうテクニックをこう?自分の中でしたいですか」
内山 「う~ん、まぁあの、けっこうカウンターとか取る選手ってやっぱいるんですよ」
南原 「カウンター狙い、はい」
内山 「こうパンチ打ってきたのに対して外してドーンと入れたりとか」
南原 「はい」
内山 「そういうのってやっぱこうセンス的なものがあって、僕はなかなか練習しても、なかなかカウンターって苦手なんですよ取るのが」
南原 「へぇ~」
内山 「だから僕試合でもあんま取らないんですよカウンターは」
南原 「えぇ」
内山 「はい」
南原 「冒険がありますよカウンターっていうのは」
内山 「いや、冒険、ま、でも多少のそのリスクもあると思うんですけど」
南原 「はい、多少なもんですか?」
内山 「はい、やっぱりでも、反応する奴っていうのは勝手に一瞬の反応するんですよね、たぶん考えてないんじゃないんですか」
南原 「あぁ、相手が」
内山 「来た瞬間にもう「あ、来た」ってボンってたぶんやると思うんですよね」
南原 「はい、はい、はい」
内山 「僕の場合あまり得意じゃないんで」
南原 「だって相手が動かないとこっちは(パンチを)出せないわけですもんね」
内山 「そうですね、はい」
南原 「で、相手より先に当たってるってことですもんね」
内山 「ただやっぱりその相手に出させるのもテクニックですね」
南原 「あぁ~~」
内山 「そういうパンチを相手に出させる」
南原 「呼び込む」
内山 「そうですね、それもだからテクニックの一つだと思いますし」
南原 「あ、「今、俺打てるよ」っていうのが」
内山 「「今あいてるよ」」
南原 「アッハハ」
内山 「相手からしたら「お、ガラあきだ!」っていうふうな雰囲気にさせないとダメですよね」
南原 「(笑)」
内山 「相手からしたら「あ、こいつ誘ってるな」と思われたらもうダメですし」
南原 「はぁ~~!もう心理戦っていうか駆け引きですね」
内山 「そですね」
南原 「お互いの目線の合わせ方とか」
内山 「そうですね」
南原 「これけっこう芝居とかするんですか?クッと目線そらしたり」
内山 「はい、そうですね、それやっぱやりますね」
南原 「あ、じゃあもう、あのわずかな距離の中でこう」
内山 「そうですね」
南原 「目線のやり取りで」
という話も。
内山選手は、クロスカウンターが得意な矢吹丈タイプのボクサーではないのか・・ってなことを思ったりもしましたが(笑)、それは兎も角として。
カウンターを打つだけではなく相手にパンチを出させるのもテクニック、という内山選手の話に、「はぁ~!」と感心しきりの様子だった南原さん(笑)。
でも、内山選手の話はボクシングのテクニックの奥深さを感じられるものでしたので、私もラジオの前で南原さん同様大いに感心してしまいましたし、南原さんが(いつものように)感心するのも無理のないところです(笑)。
その後は、
1回だけいいパンチをもらい効いたことがあるが、船の上に乗ったようなグルグル回る感覚になった。
そのときはゴングと同時だったので大丈夫だったが、そのままコーナーに戻るとふらふらしてしまい、相手に「あ、効いてる」と思われるしレフリーにも印象が悪いと思ったので、何秒かその場に仁王立ちしてダメージが回復してから戻った。
という話などがあり、
最後は、"人生を10ラウンドとすると自分は今何ラウンド?"という質問。
内山選手の答えは「3ラウンド」でしたが、いわく、「やっと人生頑張ったなと思ったのが、まず今回が最初だったので」「やっとこっから自分のスタートかなと思ったんで」とのこと。
で、南原さんからは、
内山 「でも、30っていったらまだ・・」
南原 「若いですよぉ!」
内山 「ですよね」
南原 「もう僕からしたらもう全然!若いですよ」
内山 「アッハハそうですか」
南原 「30とかね」
内山 「はい」
南原 「35ぐらいまではね」
内山 「若いですか」
南原 「いちばん調子・・いちばん若いですよ」
内山 「そうですか」
南原 「いちばん調子いいっていうか何か」
内山 「はい、はい」
南原 「えぇ、体力的にも全然!問題ないです」
内山 「あぁそうですね」
南原 「全然!問題ないです」
内山 「はい」
南原 「そんときはいちばんお酒飲めてましたよ」
内山 「あぁ~、(笑)」
南原 「やっと体が出来てきたっていう、体と精神がだんだん」
内山 「あぉ~」
南原 「えぇ、40過ぎたらもっと、もっといいですけどね」
内山 「あ、そうなんですか」
南原 「もっと精神がもっとこう落ち着いてきて」
内山 「おぉ~」
南原 「はい、体は、ね、維持は出来ますから」
内山 「あぁ」
南原 「えぇ」
内山 「まだまだですね、でも、ほんと3ラウンドぐらいですね」
という、ありがたい説法(笑)。
南原さんの話を聞いて、今度は逆に内山選手が「あぁ~」と感心&興味津々の様子(笑)。
ナイスミドル道を驀進中(そして実践中)の南原さんですから、40過ぎたらもっといいというのは説得力のある言葉でありました(この話は以前石原都知事から南原さんが聞いたという話に似てるな~という気がしないでもありませんが(笑)、南原さんも歳を重ね実体験を踏まえてそれを確信したということなのでしょう)。
あとは、
引退した後のことは考えておらず、今はもっと強くなりたい。
初防衛戦は自分のスタイルで戦い、判定でもKOでもいいから絶対勝つ。
自分は世間的には無名のチャンピオンなので、もっと強くなり海外からも「日本の内山は強いな」と言われるような選手になりたいし、世間の人にも知ってもらいたい。
そのためには「強くなりたいだけですね」。
という話などがあり、和やかな雰囲気のなか番組は終了。
今、ボクシングの話題といえば亀○兄弟ぐらいしか注目されておらず、私も内山選手のことは正直よく知らなかったのですが、こんな正統派の世界チャンピオンがいたのか~と、2週に渡る番組を聞いて大いに感心。
見た目とは違い(といっては失礼ですが・笑)、優しい語り口で落ち着いた雰囲気の内山選手には、是非とも初防衛戦を頑張って欲しいと思いますし、ボクシング界だけではなく世間からもっと注目される選手になってくれればと思います。