プロ野球は一斉にキャンプインしてますが、ゲストは前回に引き続き渡辺俊介投手。
今回は、恒例の10の質問で渡辺投手のアンダースロー話などをあれこれと。
渡辺投手のストレートは、最高でも130km/hちょっとしか出ないそうですが、
南原 「スピードにはあまんり憧れてない?生命線はどこなんですかね」
渡辺 「ま、緩急ですね」
南原 「緩急って言っても、「急」が130km/hで」
渡辺 「(笑)」
南原 「「緩」を、これどういう、これはピッチングの技術だと思うんですけども」
渡辺 「これはたがら、スピードガン表示の緩急じゃなくて」
南原 「なるほど」
渡辺 「(バッターが)速く感じたり遅く感じてくれればいいので、それをフォームの中だったり、ボールの軌道、球質で」
南原 「うん」
渡辺 「はい、錯覚をおこさせる」
南原 「錯覚を」
渡辺 「はい」
とのことでした。
スピードガンではなくバッターが感じる緩急が大事、という話は、南原さんではありませんが、ラジオの前で「なるほど~」と感心しながら聞いてしまいました(笑)。
スピードガンはあくまでも目安でしかありませんし、対戦してるのはバッターですから、渡辺投手の話には大いに納得でした。
でも、
渡辺 「スピードガン、遅い時はちょっと恥ずかしかった時期もあったんですけど」
南原 「(笑)はい」
渡辺 「プロ入ったときは135(km/h)ぐらい投げてたんですけど」
南原 「はい」
渡辺 「アンダースローでも」
南原 「はい」
渡辺 「う~ん、でも、128(km/h)とかだと、お客さんも何か「あれ何だ?真っ直ぐか?」とか」
南原 「ハッハハハ」
渡辺 「「いつ真っ直ぐ投げんだ?」みたいな反応されると」
南原 「(笑)」
渡辺 「けっこうつらかったんですけど」
ということもあったそうで(笑)。
ただ、その遅い球で抑え始めると、今度はバッターが恥ずかしそうな顔になるとのことでした。
力と力の勝負もプロ野球の醍醐味ではありますが、緩急自在にバッターを翻弄する渡辺投手のピッチングも、これまたプロという感じです。
それから、メジャーリーグには興味が湧かないわけではない、と言う渡辺投手でしたが、
渡辺 「僕、食事がすごく大好きなので」
南原 「はい」
渡辺 「日本より美味しいものを食べれる国って・・」
南原 「ないっすよ」
渡辺 「ないですよね」
南原 「アメリカなんかないですよ、みんな言ってますよ」
渡辺 「それがもう、苦痛だな~と思って」
南原 「アッハハハハハハ」
渡辺 「アメリカで日本くらい美味しいものが食べられる条件があるんなら(笑)」
南原 「みんな(メジャーに)行っちゃうよ!そんなの!」
渡辺 「アッハハハハハハ」
とのこと(笑)。
メジャーに行かない理由が、美味しいものが食べられないから、というのはあまり聞いたことがありませんが(笑)、夢色紙に"Keep on my pace"と書いていた渡辺投手ですから、そんな理由でメジャーに行かないのも不思議ではないか。
あ、でも、前回ゲストだった岡島投手が、某番組で「ボストンのボストンマグロは美味しい」という話をしてましたので、レッドソックスなら大丈夫かも?(笑)
ただ、岡島投手は、中地区のチームに遠征に行くと、毎日、肉肉肉肉・・というふうになってしまうという話もしてましたので、やはりアメリカでは日本のように毎日美味しい魚を食べるということは出来ないようです。
渡辺投手のリクエスト曲は、Kiroroの『生きてこそ』。
この曲は、渡辺投手のお子さんの幼稚園の発表会で聞いて、渡辺投手の奥さんが泣いてしまったそうで。
で、
渡辺 「子供持つ立場でこの曲を聞くと、ものすごい感動するって」
南原 「やばい!僕、その曲知らないけど泣いちゃうかもしれないです」
というやり取りもありましたが、曲が終わっても南原さんは泣いてませんでした(笑)。
他にも、渡辺投手がアンダースローに転向した理由や、球のスピードを速くするのではなく打者の体感スピードをどんどん遅くしてるという話、高校時代、元ヤクルトの高津投手の投球を見た瞬間ファンになってグローブから何から高津モデルにしていた、という話などもしていましたが、全部書くと長くなりそうなので割愛させていただきます。
小宮山投手などもそうですが、渡辺投手のような技巧派投手は色々なことを考えながらマウンドに上がっているので、打者との駆け引きなど興味深い話が満載。
あと、渡辺投手のKeep on my paceっぷり(笑)なども面白く、あっという間の30分でした。