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Untersee-Boot

あるいは感想記として

『スポーツドリーム』 8/30

2008年08月31日 | スポーツドリーム
今回のゲストは、女子サッカー・なでしこJAPANの沢穂希選手。

北京五輪、なでしこJAPANの最初の試合VSニュージーランド戦が行なわれた日は、忘れもしない『お蝶』の初日と同じ8月6日。
この日私は、なでしこの試合を予約録画し、日向の旦那のミラクルっぷりを堪能したあと、家に帰ってから録画したビデオを生放送感覚で見て楽しもうと思っていたのですが・・・。
テレビもラジオも聞かず情報を遮断していたにもかかわらず、舞台初日の簡易レポを書こうと思いパソコンを開いた瞬間に、試合結果速報が目に飛び込んできてガックリ(笑)。
この情報化社会(笑)では、LIVE感覚で録画したテレビを楽しもう大作戦を成功させるのは、なかなか難しいです(笑)。
そんな話はさて置き。

北京五輪で4位になったなでしこJAPAN。
今回は予選リーグの3試合について沢選手があれこれと。
0対2から追いついたニュージーランド戦で同点ゴールを決めた沢選手は、

南原 「あれ(沢選手のシュート)は空中でちょっとジャンプして方向を変えましたよね」
沢   「何かボレーみたいな感じで」
南原 「ボレーみたいな感じで、難しいシュートだったと思うんですけども」
沢   「そうですね」
南原 「はい」
沢   「まあ、あとで映像見て」
南原 「はい」
沢   「よくあんな隙間に入っていったなと(笑)」
南原 「ハッハハハハ」
沢   「自分でもビックリするようなゴールでしたけど」
南原 「自分の中でイメージはあったんですか?」
沢   「もうあの時は無心だったんですけど」
南原 「うん」
沢   「まあ、あの~、キッカーの(フリーキックを蹴った)宮間選手がホントに良いボールを蹴ってくれんたんで」
南原 「はい」
沢   「ただもう(ボールに)当てるだけだったんで」
南原 「あ、もうとにかく当てよう」
沢   「もう、「あのボールに触らなきゃ」という」
南原 「うん」
沢   「感じで、パッと見たらもうゴールに入ってたんで」
南原 「どうですか、それ見て」
沢   「もう、ホントに正直、0対2になった時に」
南原 「はい」
沢   「負けちゃうんじゃないかって、正直、今だから言えるんですけど(笑)」
南原 「アッハハハハハ」
沢   「(笑)」
南原 「正直すぎますね(笑)」
沢   「心の中では・・」
南原 「0-2になった時は「ヤバイ!」と思った」
沢   「「ヤバイ」と思ったんですけど、でも、宮間がPKで1点を入れた時に「あ、まだいける」って思ったんで」
南原 「はい」
沢   「で、あの得点だったのでホントに嬉しかったですね」

とのことでした。
この試合負けていたら、決勝トーナメント進出も難しかったと思いますので、文字通り起死回生の沢選手の同点ゴールでありました。
ただ、沢選手は試合が始まってすぐは、「グラウンドに立ったら足がガクガクっていうか、ワナワナしちゃって」「自分の足じゃない、これ他の人の足なんじゃないかっていう感じだったんですよ」というぐらい緊張していたそうで。
う~む、試合経験豊富な沢選手がそれだけ緊張するというのはにわかに信じがたい話ではありますが、怪我をしていたアテネの時とは違い今回はベストコンディションで大会を迎えられた、という話もしていましたので、それが逆にプレッシャーになってしまったのかもしれません。
あと、なでしこJAPANはエンジンのかかりが遅い、ニュージーランド戦も0対2になってから自分たちのペースになった、という話もしてましたが、

沢   「なでしこの凄いところっていうのは」
南原 「うん」
沢   「ホントに追い込まれたら追い込まれただけ強いんですよ」
南原 「へぇ~~~」
沢   「不思議なことに」
南原 「へぇ~~」
沢   「で、ホントにみんな最後まで諦めないですし」
南原 「はい」
沢   「やっぱりホントに、なでしこの良いところってホントに最後まで諦めない気持ちだったり、そういうのをやっぱりフィールドでみんな出すんで」
南原 「それ色んな選手に聞かせてやりたいですよ」
沢   「(笑)」
南原 「何で追い込まれたら強いって感じるんですか?自分たちのなかで」
沢   「だから最初からやれっていう話なんですよ(笑)」
南原 「アッハハハハハハハ」
沢   「ハッハハハハハ」
南原 「僕も今、言いそうになったんですけど(笑)」
沢   「(笑)思うんですよ、自分たちも。「何でウチら最初から出来ないかね?」とか言って(笑)、みんなでよく話をするんですけど」

というやり取りも(笑)。
う~む、南原さんはどの選手にこの話を聞かせてやりたいんだ?(笑)
野球日本代表の選手かな?という感じもしますが、真偽のほどは分かりませんのでとりあえず置いといて。


負けてしまった2試合目のアメリカ戦は、なでしこは最初から勢いも良く相手を圧倒する場面もあったとのことでしたが、

南原 「これはもうエンジンかかってたんですか?最初から、わりに」
沢   「何か、なでしこは、けこう最初にエンジンかかったりする時はかかるんですけど」
南原 「ハツハハハハ」
沢   「最後がもたなかったりするんですよ(笑)」
南原 「ハッハハハハ」
沢   「(笑)それを90分間通してやれれば、たぶん絶対メダルは獲れてたと思います」
南原 「あ、なるほど、じゃどこに、その集中のあれを持っていくのか、これ難しいですね」
沢   「難しいですね、やっぱり90分間走り続けるっていうのは、やっぱり、う~ん、難しいですし、それがまだ、こう世界との差なのかなっていうのは思いますね」

とのこと。
予選リーグと準決勝でのアメリカ戦、3位決定戦のドイツ戦などを見ていると、試合運びやパスワークなど、どの試合も日本のほうが良いサッカーをしていたと思いますが、残念ながらすべて敗戦。
良い試合をしていただけに無念さも大きかったですが、沢選手が言うように、90分間走り続けられなかったところが世界との差・・メダルと4位の差だったのかもしれません。


一敗一分で迎え、絶対に勝たなくてはいけない予選リーグ最後の試合のノルウェー戦は5対1で大勝。
試合前に選手だけでミーティングをして、この大会にかける思いや、メンバーに選ばれなかった人の気持ちも背負って・・という話をし、「みんな思うことがあって、それがフィールドに出たんじゃないかと思います」とのことでした。
で、南原さんからは、

沢   「あそこのノルウェー(戦)で、けっこうチームがガンって、一つにまとまった感はありますね」
南原 「これね、こう色んなスポーツで、ね、チームが一つにまとまる、なかなかまとまらない、とか」
沢   「うん」
南原 「で、高いモチベーションでまとまるのと、それぞれのモチベーションでまとまるの違うじゃないですか?」
沢   「そうですね」
南原 「この、プラスアルファの高いモチベーションでまとまるって、これどうやって・・作るんですかね?」
沢   「まぁみんなの気持ちもそうですし」
南原 「はい」
沢   「やっぱりみんなが同じラインに立って、同じ目標に・・いたからだと思いますね」
南原 「う~ん」

という質問。
これも野球日本代表のことが頭にあって南原さんは質問したんじゃないかな?と勝手に想像してしまいましたが、真偽のほどは分かりませんので間違っていたら悪しからず、です。


あと、ノルウェー戦でもゴールを決めた沢選手に南原さんは、

南原 「沢選手が点取ったら、またチームがグーンと、こう、勢いが増すんじゃないですか?」
沢   「そうですかね(笑)」
南原 「ハッハハハ」
沢   「そうかな(笑)」
南原 「ハッハハハ」
沢   「どうかな(笑)、わかんないですけど(笑)」

ってなことを言ってましたが、南原さんの言葉に、まんざらでもない様子の沢選手でありました(笑)。


来週に続く・・・。



『スポーツドリーム』 8/23

2008年08月24日 | スポーツドリーム
今回のゲストは、プロクライマーの尾川智子さん。

尾川さんは、命綱をつけず素手と足だけで登るボルダリングというものをやっているそうで。
え!?命綱つけずに登る?落ちたらどうするんだ??と思っていたら、尾川さんいわく「(20mぐらいの岩を登った時は)落ちたら死ぬから登らなきゃ」と考えていたとのこと。
う~む、ボルダリング恐るべしです(笑)。
ただ、尾川さんは「自分の力にやっぱ自信があるんですよ、もうそこまで行けるっていう自信がないとやっぱりやらないんで」という話もしていましたので、傍で思うほど危険なわけではないようです。
あ、でも、登っていた岩が剥がれ、下に敷いてあったマットに背中から落ちたことがある、という話もしていましたので、やはりボルダリングは南原さんいうところの「命燃やしてますね」な競技です(笑)。

フリークライミングはインドアとアウトドアがあり、インドアの競技では制限時間の中でいかに難しい壁をどれくらいの高さ登れるかを競う、というフリークライミング基礎知識の話や、フリークライミング人口は10万人くらいいるという話(南原さんは「え~!?そんなにいるの!?」と驚いていましたが、確かに、そんなにいるとは私もラジオの前でビッくら仰天でした・笑)などもありつつ、

南原 「全然話違いますけど、恋愛とかものめりこむタイプでしょ?」
尾川 「あ、どちらかというとそうかもしれないです」
南原 「のめりこむのか、こう、なんか岩場をちょっとづつ探り・・」
尾川 「(笑)」
南原 「この人私にどうなのかな・・アタックをこうしながら」
尾川 「ハッハハハハハ」
南原 「「あ、違うか、やめよう」とか、どっちなんですかね?」
尾川 「ハッハハハハハ」
南原 「両方あるような気がするんですけども」
尾川 「ハッハハハハハ、そうかもしれないです(笑)。一応なんかクライミングの世界男性が多いから、選り取りみどりなんですけど(笑)」
南原 「アッハハハハハ」
尾川 「でも、なんかね、あの~友達のほうが多いんですよね」
南原 「えぇ」
尾川 「やっぱ皆、あの、敵対視してくるんですよ、女には負けたくないみたいなオーラが(笑)」
南原 「あ、なるほど」
尾川 「向こうから漂ってきて(笑)」
南原 「えぇ」
尾川 「そうすると私も「負けないわよ」みたいな」
南原 「えぇ」
尾川 「いや、でもホントにいい仲間ばっかりで」
南原 「あ、そうなんですか、じゃあ、のめりこむタイプ・・ホントはのめりこむタイプだけども、やっぱり今は岩場のほうに」

という話も(笑)。
南原さんは何を根拠に「恋愛とかものめりこむタイプ」と思ったのか訊いてみたいところですが、決め付け発言はいつものことですのでそれは置いといて(笑)。

あとは、尾川さんは女性として初めて4段の岩を半年かけて登った(岩の難易度によって初段、2段、3段・・と分かれているそうで。尾川さんが登った4段の岩は天井のようなところをスパイダーマンのように登るという話にこれまたビックリ)という話や、「(岩を登るのは)制覇したというより、調和してるっていう感じ」という話もありつつ、

尾川 「さっきの恋愛の話じゃないですけど」
南原 「はい」
尾川 「岩が、岩に片思いしてるみたいになっちゃうんですね」
南原 「あ、岩が好きになっちゃう」
尾川 「そうです、「あの岩に登りたい」って思うと夢に出てきたりとか、「あの岩今日登れるかな?ドキドキ」みたいな片思い(笑)」
南原 「ハッハハハハ、ハッハハハハ、で、登った、「わ、登った」恋愛が成就した気持ちになるんですか?」
尾川 「そうそうそう(笑)、それなんです、ホントに。そうなっちゃいますよね~」

というやり取りも(笑)。
う~む、尾川さんのこういう話を聞いてると、南原さんの「のめりこむタイプ」発言は的を射てるかもしれません(笑)。

あと、フリークライミングは手に汗を掻く夏はシーズンオフ、という話や、国体の競技にもなってるという話など、フリークライミング素人にはビックリな話が数多くあり、南原さん同様(笑)興味津々で尾川さんの話を聞いてしまった30分でありました。



『スポーツドリーム』 8/16

2008年08月16日 | スポーツドリーム
前回に引き続き、ゲストに有森さんを迎えての公開録音。

明日は北京五輪の女子マラソンということで、まずは南原さんから「レース前、いよいよ前日ということなんですけども、前日は選手はどういう心理状態、何を考えてるんですかね?」という質問。
有森さんは、アテネの時はレース前日は眠れなかったそうですが、マイナスのことは考えないようにして、眠れないながらも横になっていたとのことでした。
で、北京のコースについては、

南原 「あれ、石畳とかどうなんですかね?走りづらいとか」
有森 「路面がね」
南原 「はい」
有森 「やっぱ軍用車用の路面なんで非常に硬いということで、走りにくいとは言われていますけど、ただ、それなりにみな脚鍛えてきてるので」
南原 「はい」
有森 「で、ま、二時間ちょっとのことですから」
南原 「いや(笑)アッハハハハハ、アッハハハハハ」
有森 「(笑)」
南原 「いやそれ、二時間ちょっとですけども(笑)、みんな大変な二時間ちょっとじゃないですか?」
有森 「いや、ただですね、実際あんまり気にならないんですよ、当日は」
南原 「あ、そうなんですか」
有森 「当日は、もう前日まであぁだこうだって言われてることが、当日気になったっていう選手はほとんどいません、あんまり」
南原 「あ、そんなことはもう・・」
有森 「そんなことよりも集中が全然違うところにあるので」
南原 「あ、そうなんですか」
有森 「はい」
南原 「それなりにアドレナリンも出ますし」
有森 「出ますし」
南原 「はい」
有森 「応援に押されるし」
南原 「はい」
有森 「あ、だから「そうだったね」っていうぐらい、私なんかコンタクトレンズ半分で走りましたから、バルセロナ」
南原 「えぇ~!?あ、そうなんですか?」
有森 「そうなんですよ、落としたんです当日の朝に(笑)」
南原 「ハードですか?ソフトですか?ま、どっちでもいいんですけどね」
有森 「(笑)、ハードで」
南原 「ハードで」
有森 「0.05以下なんですね、私、視力が」
南原 「・・え!?」
有森 「(笑)」
南原 「じゃ半分視界がぼやけて走ってたんですか?ずっと」
有森 「そうです」
南原 「気持ち悪くなかったですか?」
有森 「いや、もう、落とした瞬時は気持ち悪かったんですけど」
南原 「はい」
有森 「レース始まって、見えなかったこと、不便だったことは何も覚えてないんです」

という話もしてましたが、片目のコンタクトも気にならなかったという有森さんにビックら仰天(笑)。
いや、ホントに、有森さんの集中力を物語るエピソードを聞いて、私も南原さんと同じくラジオの前で感心&感心でした。
あと、北京は大気汚染・・云々ということが言われていますが、有森さんいわく、「空気がどうだとか、コースがどうだとか言われてますけど、気になるようだったらもうアウトですね」とのことでしたので、そういうことを騒いでるのは外野だけで、実際に走る選手にとってはあまり関係無いみたいです。

あとは、明日の女子マラソンでの見所などの話もあれこれと。
有森さんによると、最初の4キロぐらいにある狭い門を通る時ににイライラせずに余裕を持てるかどうか、大学の中の狭い道のカーブでペースを上げて逃げる選手が出てくるかも、そして、一ヶ所ある最後の坂が勝負どころ、というあたりがポイントとのことでした。
あと、「給水が大事」という話もしてましたが、レース後半に飲む給水は、体が枯渇しているので「筋肉と皮膚の間をすっと水が通るような感覚」とのこと。
それを聞いた南原さんは「いや~!?すごい!」」「そういうぎりぎりのとこまで体がなってる、この、アスリートのマラソンっていうのはすごいですねぇ~」と、またまた感心しきりの南原さんでありました(笑)。
それから、有森さんは給水にはアミノ酸飲料を入れていたそうですが、

有森 「あれ(アミノ酸)をオリンピックで最初に使った、いちおう人間なんで」
南原 「あ、そうんなんですか」
有森 「はい」
南原 「へ~、今、高木ブーさんが使ってるやつですよね」
有森 「あ、高木ブーさん(笑)、ま、Qちゃんがね」
南原 「Qちゃんも(CM)やってますけどもね(笑)」
有森 「はい(笑)」
南原 「どうしてもブーちゃんのほうに印象がいくんですけども」
有森 「はい(笑)」

というやり取りも(笑)。
高木ブーさんとQちゃんが出てたアミノ酸飲料のCMは今もやってたっけ?という疑問もありますが(笑)、それはともかくとして。
そのほかにも有森さんの憧れの人は矢吹丈でアトランタの前にちばてつやさんから丈の似顔絵を貰った、という話などもありつつ、和やかに番組はエンディングを迎えたのでありました。

あ、それから、先週の番組のエンディングで南原さんが「(来週は)三人の日本人女子ランナーについてじっくりとお話を伺います」と言ってましたが、今回は個別の選手についての話はありませんでした。
公開録音ではそれぞれの選手についての話も当然出ていたのではないかと思いますが、野口選手が故障欠場ということで、そのへんの話はすべてカットしたのでしょう。
う~む、野口選手の欠場ははなはだ残念。
もちろん野口選手自身がいちばん悔しい思いをしていると思いますが、明日は土佐選手と中村選手の二人に是非とも頑張って欲しいと思います。



『スポーツドリーム』 8/9

2008年08月10日 | スポーツドリーム
今回は、ニッポン放送のイマジンスタジオで行なわれた公開録音の様子を放送。
ゲストはマラソンの有森裕子さん。

まずは、

南原   「さぁ! ね、今日は公開録音ということで皆さんに集まってもらいましたね。皆さん暑い中ありがとうございます。ねぇ、えぇ・・元気ですかっ!」
お客さん 「(ばらばらの声で)元気です」
南原   「アッハハ、いいですね~、(笑)いきなりお父さんが「元気です」」
お客さん (笑)
南原   「若い人のほうがシャイでございましたけどもね」

ってな感じで、アントキの猪木ならぬ、ナントキの猪木の「元気ですか!」という挨拶で番組はスタート(笑)。
で、「皆さん、ご自身に拍手をお願いします」「なかなか自分で自分を拍手するのないですけど」と言ったりして80人のお客さんの客いじり(笑)などがありつつ、有森さんを迎えてマラソン話をあれこれと。
有森さんのプロフィール紹介などがあったあと、南原さんからは、

南原 「僕、有森さんの言葉ですごく好きなのがね、あの、メダルを獲ったのも大事だけども、そのあとがすごく大事だと」
有森 「はい」
南原 「そのあと、やっぱり世間は、人は見られてる。そこをキチンとやりたい、っていうのを僕は何かで読んだことがあるんですけど、これはどういったことなんですかね?」

という質問。
有森さんいわく、「オリンピックのメダルっていうのはそこで輝くんじゃなくて、それを生かして生きていけることで獲った価値がある」「(バルセロナのあと)四年間苦しんだぶん感じたことがあった」とのことでした。


あとは、小出監督の話などもありつつ、お客さんからの質問コーナーに。
まずは、12歳の少年から、

少年 「走ってるときは何を考えていますか?」
南原 「そう、ねぇ、ホントそう思うよねぇ。何考えてるんですか?」
有森 「長いですもんねぇ」

という質問。
有森さんによると、スタート前は「やっとスタートラインに来れたって思ってます」。
そして、(スタートラインで)周りの選手を見て強そうだなと思ったら自分に不安要素があるというふうに思う、レースの前半は自分の体が重いか軽いか、35キロ地点では、今苦しいけど「あんなすごい坂走ってきたじゃん」とか「あんな練習してきたじゃない」と考え、競技場に入ったら何も考えず前しか見てない、とのことでした。
う~む、レース前もレース中も常に冷静に周りや自分を見ているというのはさすがだな~、という感じの有森さんの話でありました。

そして次の質問では、

女性 「マラソンを始めて一年になるんですけど」
南原 「あ!?え!?トモコさんが?」
女性 「はい」
有森 「すご~い」
南原 「へぇ~!?」
女性 「モチベーションの上げ方や、また持続をさせる秘訣などがあったら教えてください」
有森 「あぁ」
南原 「マラソン!?フルマラソンとかもやるんですか?へぇ~~~~~!?」
有森 「すごい」
南原 「ねぇ」
女性 「東京マラソンに・・」
有森 「東京マラソンがきっかけ?(笑)」
女性 「はい」
有森 「(笑)」
南原 「出て、気持ちよかった?」
女性 「気持ちよかったです」
南原 「あ、そうですか」

というやり取り。
南原さんは、フルマラソンをやってるという女性にマジ驚き&マジ感心(笑)。
で、女性の「気持ちよかったです」という言葉には、「あ、そうですか」とあまり気のない感じの相槌(笑)。
南原さんは中学時代の駅伝部のトラウマがいまだに癒えてない感じだな~(笑)。
以前この番組に出た谷川さんからのマラソンの誘いも頑なに固辞してましたし、好奇心旺盛な南原さんですがマラソンを走ることはやはり無さそうです(笑)。
ちなみに、マラソンを続けていくコツは、体重が減ったとか、着れない服が着られるようになったというような、目に見える自分自身の変化を形に残して楽しんでいくといいのでは、とのことでした。


来週に続く・・・。



『スポーツドリーム』 8/2

2008年08月03日 | スポーツドリーム
前回に引き続き、ゲストは城彰二さん。

今回は、恒例の10の質問でサッカー話などをあれこれと。
"スペインでプレイした経験は解説の今も役に立っている?"という質問には「はい」と答えていた城さん。
いわく、ヨーロッパのサッカーはミーティングもロクにやらず意外に雑な考え方だけど、勝負がかかると目の色を変えて徹底して勝ち負けにこだわる、とのこと。
サッカーだけではなく、じゃんけんでもテレビゲームでも勝負にこだわり、サッカーのテレビゲームを向こうの選手とやったときなどは、城さんが点を入れると「今のおかしい」と言っていきなり電源を切ったりもするそうで。
そんな中で城さんがどうしたのかというと、

南原 「それでどうやって、こう、向き合っていったんですか?」
城   「いや、それで」
南原 「はい」
城   「やっぱりこう、「郷に入ったら郷に従え」って言いますけども」
南原 「はいはい」
城   「言葉もそうですけど、僕もスペイン人になりきらなきゃダメだなと」
南原 「うん」
城   「日本人って」
南原 「はい」
城   「凄く客観的に見たりですね」
南原 「はいはい」
城   「入り込めないところだったり、そういうのがあったので」
南原 「うん」
城   「これは恥ずかしさとか、色んなことを忘れて自分の思いをすべてブチ明ければ良いなと」
南原 「うんうん」
城   「というふうに思ったので」
南原 「うん」
城   「もうそっから、やっぱりこう、約三ヶ月くらいかかりましたけど」
南原 「うん」
城   「そっからもう自分の好きなように」
南原 「はい」
城   「自分の思いを」
南原 「「何でパス出さないんだ!」とか」
城   「そう、「お前ふざけるんじゃねぇぞ」とか」
南原 「アッハハハ」
城   「「お前がミスしたからいけないんだろ」とか」
南原 「アッハハハ」
城   「そういうことを、どんどん言うようになって」
南原 「日本の時は言わなかったんですか?」
城   「日本の時はやっぱり、こう、「あぁ惜しかったね」とか」
南原 「「オッケー、行こ行こ行こ」」
城   「「オッケー、つぎ行こう」とかって言ってたんですけど」
南原 「はい」
城   「ま、内心はどっかで「オイ、しっかり止めろよ」とか」
南原 「アッハハハハ」
城   「「しっかりココに出せよ」という、そういうのがやっぱりあるんですよね」
南原 「はいはい(笑)」
城   「だから、そういったものを」
南原 「全部出したんですか」
城   「全部出したんですね」
南原 「そしたらプレイが変わってきたんですか?」
城   「そしたらやっぱりね、全然プレイは変わりますし」
南原 「あ、そうですか」
城   「で、意見を、ホントの意見を言ったことによって向こうからも返って来るわけですよ」
南原 「うん」
城   「「お前がいけねぇんだろ」とか色んなこと返って来るんですけど」
南原 「はい」
城   「でも次のパスが、やっぱりいいパスに変わってたりとか」
南原 「あ、そうなんですか」
城   「そうです。そういった、やっぱ違いがあるので」
南原 「で、また、向こう見るでしょ?「コイツ日本から来てどういうんだ?」と、けっこう最初は遠巻きで見るわけでしょ?」
城   「そうです。もうホントお客さんです」
南原 「「出来るのか!?」みたいな」
城   「そうなんですよ!」
南原 「えぇ」
城   「ホントにお客さんで、最初に行った時の練習でいきなりゲームをやったんですよ」
南原 「はい」
城   「ゲーム形式でやってボール一回しか触ってません。何かこぼれ球みたなボールがあって」
南原 「はい」
城   「それを自分が拾って」
南原 「はい」
城   「それでドリブルしてってシュートボーンって打って、その一回だけです」
南原 「シュート入ったんですか?」
城   「いや、それは決めたんですけど」
南原 「おぉおぉおぉおぉ」
城   「だけど、もうその一回だけです」
南原 「どうやって認めさせていくんですか?そん中で」
城   「やっぱり、これは、言葉ですね」
南原 「あ、そうですか」
城   「コミュニケーションなんですよ」
南原 「はい」
城   「やっぱり、まったくスペイン語がわからなくて行ったので」
南原 「はいはい」
城   「だからそういった部分では、お客さん扱いされて」
南原 「はい」
城   「僕は必死に、毎日四時間ぐらいですね、家庭教師をつけて」
南原 「(笑)」
城   「練習よりも長い時間勉強して」
南原 「はい(笑)」
城   「で、やっと喋れるようになってきて、でも日本人って恥ずかしいじゃないですか」
南原 「はいはい」
城   「なんか間違ってたらイヤだなとか、そういったものがあったので」
南原 「はい」
城   「なかなか上手くいかなかったんですけど、ある日キャプテンの人に言われて」
南原 「うん」
城   「で、「マリコーン」っていう言葉があると」
南原 「うん」
城   「「マリコーンっていう言葉をこのグラウンドで大きな声で叫んでみろ」って言うんですよ」
南原 「はい」
城   「で、「いや、何だろう?マリコーンっていう意味何だろう何だろう」とか思って、「言えない言えない」とか言ってたんですけど」
南原 「はいはい」
城   「で、そのキャプテンがすごい怒り出して「いいから言え!」って言われて」
南原 「(笑)「いいから言え!」(笑)」
城   「そう、それに圧倒されて「わかった」って言って、「マリコ~ン!」って言ったんですよ」
南原 「はい」
城   「そしたら、後から意味を聞いたら、「おカま!」っていう意味だったんですよ」
南原 「ハッハハハハ」
城   「「俺はおカまだ」という意味だということで」
南原 「そしたら周りはどうなんですか?」
城   「もう大爆笑ですよ、「ウッハハハハ」とか言い合って」
南原 「はい」
城   「それからもう、みんなが何かこう」
南原 「「おぉお前」とか(笑)」
城   「「お前なんだよ」みたいな感じから始まって、言葉も少しずつ覚えてきたので、コミュニケーションが一気にこう、加速してったというか」
南原 「だからサッカー以外のそういうところが非常に大事になってくるんですね」
城   「そうなんですね。だからサッカーを始める前の段階で、やっぱり海外っていうのは苦しむんで」
南原 「そうですか~。おもしろいですねぇ」

とのことでした。
"サッカーは世界共通の言葉"というようなことを言ったりもしますが、それはあくまで遊びでの話で、海外でプロとしてやっていくためにはやはりコミュニケーションが大事だということが、城さんの話でよくわかりました。
これはサッカーだけではなく他のスポーツでもそうだと思いますが、サッカーは団体競技なだけに、よりコミュニケーションが大事だということなのでしょう。
コミュニケーションがとれないとボールにも触れない、という話は、実際に体験してきた城さんの言葉だけに説得力のあるものでしたし、海外でやっていくためにはプレイ云々の前に、言葉や考え方の違い、習慣の違い・・等々、克服しなければいけないことが沢山あるということも、改めてよく分かった城さんの話でありました。


あとは、子供の頃は野球をやっていていつもジャイアンツの帽子を被っていたという話や、将来的には日本代表の監督をやってみたい・・もし日本代表の監督になったら日本の特徴であるボールと人との連動性を緻密にしたサッカーをやったみたい、というような話等々、あれやこれやと興味深い話満載の30分でした。



『スポーツドリーム』 7/26

2008年07月27日 | スポーツドリーム
今回のゲストは、サッカー元日本代表の城彰ニさん。

北京五輪がもうすぐ始まるということで、サッカー・オリンピック日本代表の話や、日本が一次リーグで戦う相手のことなどについてあれこれと。

今のオリンピック代表の選手は、城さんがオリンピック代表だった頃に比べると、「はるかに個人のレベルっていうのは上がってます」とのこと。
テクニックや個人の能力が非常に優れていてミスが少ない、とのことでしたが、城さんいわく「問題はチームワークですね・・」。
え!?チームワークに問題って、それがいちばん大事なような気が・・大丈夫かな~・・・。
と思っていたら、今回のオリンピック代表にはオーバーエイジの選手が入らないからそれで逆にチームがまとまるのでは、という話も城さんはしていましたので、大丈夫かも(笑)。
ちょっと心配ではありますが(笑)、日本代表の選手には北京で暑さに負けず頑張って欲しいと思います。
それから、注目の選手は?という話題では、

城   「急成長を見せてるのは、ディフェンダーの5番、永友選手ですね」
南原 「あ、僕もチェックしてますね」
城   「チェックしてますか」
南原 「はい、チェックしてますね」

というやり取り。
あと、南原さんは「(永友選手は)メチャメチャ走るらしいですね」ということもサラリと言ってましたが・・う~む、南原さんはいつの間にかサッカーにも詳しくなってるな~(笑)。
『Get』経由中西さん仕込みかな?という感じもしますが(笑)、とにもかくにも、スポーツ記者・南原さんには、北京で歴史的な瞬間を目撃してきて欲しいと思います(南原さんがサッカー観戦をするのかどうかは分かりませんが)。

それから、日本と一次リーグで同じ組になった、アメリカ、ナイジェリア、オランダについては、城さんいわく「これはね、死のグループですよ」。
特にオランダは、「非常に厳しい」「奇跡が起きなければ勝てないくらい(日本と)差はあります」とのことでしたので、そう簡単に一次リーグ突破というわけにはいかなそうですが、何とか決勝トーナメントに駒を進めてくれるだろう、と楽観的に考えておくことにします(笑)。


今回は北京五輪のサッカー話づくしでしたが、

南原 「いや、面白かったですね~」
城   「いや」
南原 「色々な見方が変わってきて」
城   「はい」
南原 「けっこう喋り、良いですね」
城   「そうですか!?」
南原 「はい」
城   「いやいやいや、そんなことは無いんですけどね」
南原 「はい」
城   「日々勉強中ですね」

と南原さんが言うように、城さんの喋りはサッカー素人の私にもよくわかる面白いものでした。
南原さんの質問にも的確によどみなく答えていましたし、とてもお勉強になってしまった30分でありました(笑)。


来週に続く・・・。



『スポーツドリーム』 7/19

2008年07月20日 | スポーツドリーム
前回に引き続き、ゲストはクルム伊達公子選手。

まずは、

南原 「南原清隆のニッポン放送トヨタスポーツドリーム、今日のゲストは現役テニスプレイヤー、復帰後三ヶ月のクルム伊達公子選手です。今週もよろしくお願いします」
伊達 「よろしくお願いします」
南原 「いいですね、復帰後三ヶ月」
伊達 「三ヶ月(笑)ハッハハハハ」
南原 「何か産まれたてみたいな感じ(笑)」
伊達 「ハッハハハハハ」
南原 「いいですね~」
伊達 「はい、ちょっとこの響き、ハッハハハ」
南原 「この響き、気に入ってもらえました?」
伊達 「はい(笑)、復帰後三ヶ月(笑)」
南原 「何か新人な感じがして」
伊達 「新人な感じですね(笑)」
南原 「ねぇ」
伊達 「はい」
南原 「さ、今週は、一問一答形式」
伊達 「はい」
南原 「全ての質問に「はい」か「いいえ」で」
伊達 「ヘッヘヘヘヘヘ」
南原 「答えてもらいます」
伊達 「はい」
南原 「ノーコメント無回答は原則無しです」
伊達 「無し?(笑)」
南原 「無しです」
伊達 「原則ですね?」
南原 「アッハハハハハハハ」
伊達 「ハッハハハハ」
南原 「ここらへんがね~」
伊達 「ハッハハハ」
南原 「ここらへんが海外でやってきた人間ですよ」
伊達 「ハッハハハ」
南原 「「原則でしょ?じゃあこれはありね」っていうんじゃなくて、無しです」
伊達 「ハッハハハ」
南原 「無しです」
伊達 「はい(笑)」

という感じで、伊達選手の明るい笑い声が響くなか、今回も和やかに番組はスタート。
"テニスを始める年齢は早ければ早いほどいい?"という質問には「はい」と答えていた伊達選手。
ただ、小さい頃はテニスや、サッカー、水泳、体操など、バランス感覚を養うために色々なスポーツをやったほうが良いとのこと。
そして、伊達選手の

伊達 「テニスやるには5、6歳ぐらいまでが、いちばん良い年齢かなと」
南原 「あ、そうですか」
伊達 「はい」
南原 「それまでに一回覚えておくと」
伊達 「ちょっともう、ホントにボール遊びみたいな感覚で」
南原 「はい」
伊達 「テニスコートに行って、お母さんから離れてコートの中に一人で入れる・・」
南原 「あぁ」
伊達 「ところから、まず少しずつやってれば」
南原 「そうか~~」
伊達 「うん、充分だと思います。幼稚園もそうじゃないですか、まずはお母さんから離れて」
南原 「そうですそうです」
伊達 「友達の輪」
南原 「はいはい」
伊達 「幼稚園の輪に入ることから、成長していくわけですから」
南原 「そうですそうです」

という話を、真剣に聞いていた南原さん(笑)。
「そうか~~」と言ってた南原さんは、インタビュアーというよりもお父さんモードという感じ(笑)。
優さんのことを考えながら話を聞いてる感じが伝わってきて、微笑ましく思いながらもちょっと笑ってしまいました(笑)。
もしかしたら、これから優さんはバランス感覚を養うために色々なスポーツをやることになる・・かもしれません(笑)。

あと、11月の全日本選手権を当面の目標にしているという話などもしていましたが、伊達選手いわく、「(試合に)勝つとか(自分の)ランキングを上げることも、もちろん楽しんでやってますけど、それと同時にやっぱり、その、日本の選手が、世界に通用する選手が早く出て欲しいっていう気持ちもあるので、だからこそ日本人が沢山いるトーナメントに今も出てるので、自分がこう、もう一度グランドスラムとかオリンピックっていうことは、なんかこうあんまりぴんと来ないっていうところがありますね」とのこと。
そして、伊達選手と試合をした若い選手は、沢山のお客さんの前で試合をしてすることによって緊張したり色んなプレッシャーを感じたりして「それもすごく良い経験になってると思う」という話も。
う~む、伊達選手がこうやって若手選手に発破をかけて、「活きの良い若手選手、出てこいや~っ!!」(by 高田総統)と言ってくれてるわけですから(実際には言ってませんが、プロレスに例えるとニュアンス的にそうだということで・笑)、それに応える選手が出てきてくれることを期待したいと思います。

あとは、昔は簡単に勝てる時には簡単に勝ちたいと思っていたけど、今は悪い状況が起きてもこういう時に何が出来るかな?と考えてるのが楽しい、「(一度引退して)外からテニスっていうものを見ることによって、改めてテニスの本当の意味での面白さっていうことを知ることが出来たから、そういう苦しい場面になっても、外から見ても楽しかったし、また自分が内側にいる中でもそれをなんか楽しめる余裕、心の余裕っていうのが生まれたところが大きいのかなと思います」という話もしていましたが、こういう話を聞いてると、今の伊達選手は本当にテニスを楽しんでいるんだな~という感じで、"今の私の人生は充実してる?"という質問に「はい」と答えていたのも大いに納得でした。


恒例の夢色紙には、"テニスがもっとポピュラーに"と書いていた伊達選手。
伊達選手いわく、欧米ではテニスは確立されたスポーツだけど日本ではまだまだなので、テニスをやるスポーツとしてはもちろん見るスポーツとしても確立していかなければいけない。「そのためにも自分がコートに立って、今出来ることっていうのが、この私の新たな挑戦なのかなと思ってます」とのこと。
伊達選手は今回、日本の今のテニスコートが世界基準ではない砂入り人工芝になっているのでそれを変えていきたいという話もしてましたし、"テニス難民"と呼ばれるテニスをしたくてもコートがなくて出来ない人がいるという環境も変えていきたいという話もしてましたが、こうやって体を張りながらテニス界全体のことを考えて行動をしている伊達選手はまさににプロ、いや、真のプロ魂をもった人という感じで大いに敬服、そして大感心してしまいました。
伊達選手の今後の活躍に期待したいと思います。
・・と、ここまで書いていたら、今日の宮崎の試合で伊達選手が復帰後2勝目を飾ったというニュースが!!
本当におめでとうございます、であります。


という感じで、和やかムードのなか、二週にわたって興味深いテニス話満載の『スポーツドリーム』でありました。



『スポーツドリーム』 7/12

2008年07月13日 | スポーツドリーム
今回のゲストは、テニスのクルム伊達公子選手。

今年の4月に12年ぶりに現役復帰をした伊達選手ですが、

南原 「干支で言うとひと回りしてるんですよ」
伊達 「はい、すみません(笑)」
南原・伊達 「ハッハハハハハハハ」

というやり取りがあったりして、番組は和やかにスタート(笑)。
まずは、トーナメントで優勝しても「嬉しい反面ちょっと恥ずかしいような複雑な気持ちでしたね(笑)」という話や、「新入りなんだけど自分は年上みたいな(笑)」という、現役復帰してからの嬉し恥ずかしのエピソード(笑)や、旦那さんからは「復帰すれば?復帰すれば?復帰すれば?」と出会った頃からずっと言われていた、という話など、現役復帰話をあれこれと。
そして、

伊達 「日本人選手がなかなか、こうトップにいるっていう選手が少ない中で、まず私が、その、過去にナンバー4(世界ランク4位)まで行けて」
南原 「はい」
伊達 「今、テニスが変わってきて、どうして私が出来たことが今のみんなには出来ないのかな?っていうことは、ひとつすごく自分の中で疑問にはなってきてたんですね」
南原 「これ、逆にひとつ質問させていただくと、その」
伊達 「はい」
南原 「4(フォー)まで上がるっていうか、世界で戦うには何が必要なんですかね?」

というやり取りも。
伊達さんいわく、世界で戦うにはハングリーさや勝負への執着心、そして運などがうまく組み合わさって初めて上位へ行ける。
そして、バランスが大切・・テクニックやフィジカルなども必要だが一番大きいのはメンタル、とのこと。
コートの中でのメンタル面が大事なのはもちろん、他の部分・・ツアーを回る時は荷物は全て自分で持ち飛行機のチケットなども自分で獲らなくてはいけないので、超過料金を取られそうになっても「あたしたち遊びじゃないんだ!」というふうにカウンターで喧嘩をしたりと、色んな面でのメンタルが大事とのことでした。
で、

伊達 「今、でも、なんか良い子が多いですね」
南原 「あぁ、総じてね」
伊達 「個性的な子が少・・それはどこのスポーツも」
南原 「そうですね」
伊達 「同じかなと思うんですけど」
南原 「はいはい」
伊達 「スピーチしても、綺麗に答える子がすごく多いなっていうのは私すごく感じるんですよね」
南原 「はい」
伊達 「だからちょっと面白みは欠けるかなっていう、何か」
南原 「そうですね」
伊達 「個性的な選手がもうちょっといてもいいんじゃないかな」
南原 「外国人なんか個性だらけですもんね」
伊達 「そうですね」
南原 「自己主張も強いし」
伊達 「う~ん」
南原 「練習相手もどんどん自分で入っていっちゃうんでしょ?」
伊達 「そうですね~」
南原 「えぇ」
伊達 「こないだとかも、何かこうちょっと雨が降り始めたときに練習をしてたんですけど」
南原 「はい」
伊達 「若い選手が時間よりも早く来たんですね」
南原 「はい」
伊達 「で、雨が降り始めてるから(若い選手は)早く入りたかったんですよ」
南原 「はいはいはい」
伊達 「それで私が、あの~、(若い選手が)入ってきそうだなっていう、でも、選手はやっぱり二人で練習、オープンコートでやるほうが良いので」
南原 「はい」
伊達 「で、入りそうになったから「何時から練習コート取ってるの?」って、ちょっと意地悪だっかなと思うんですけど(笑)」
南原 「(笑)はいはい」
伊達 「「何時から取ってんの?」って言ったら、「あと10分後です」って言うから、そしたらもう一人の子が「一人でやりたいですか?」って、あの、四人(で練習する)よりも二人で(練習を)やりたいですか?って言ったから」
南原 「はいはいはい」
伊達 「「うん、もちろん二人でやりたいよ」って言って、雨降って、もうそれ以上降るともう(練習)出来なくなっちゃうんで」
南原 「はいはいはい、早めにね」
伊達 「はい、(若い選手はコートに)入りたいんですけど、でも時間ではなかったから、入れてあげなかったんですけど」
南原 「アハハハハハハ、ハッハハハハ」
伊達 「(笑)だけど世界で揉まれていくためには」
南原 「うん」
伊達 「そういう時には、ある程度、「あ、雨が降ってきたんで時間変更したんです」とかっていうことを、ある意味頭を使っていかないと、世界では勝っていけないくらいやっぱタフなんですよ世界の・・」
南原 「自己主張していかないと」
伊達 「自己主張もしなきゃいけないし、ずる賢くもならなきゃいけないし」
南原 「うんうんうん」
伊達 「じゃ10時半からしか(コートを)取ってないからって言ったら、もう自分の練習出来なくなるわけですから」
南原 「なるほど」
伊達 「そのへんはやっぱもっと揉まれていかないと」
南原 「うん」
伊達 「素直すぎる」
南原 「はい」
伊達 「っていうところは有り過ぎるのかなって」
南原 「伊達さんの場合はもう世界基準が分かってるんですよね、世界の選手だったらこんなふうになってるから」
伊達 「そうですね、もう当たり前のようにウソついちゃいますからね、外国の選手だったら、「あ、もう取ってるよ」って言って」
南原 「はい」
伊達 「で、堂々と入ってきますから」
南原 「そん時、最初どうだったんですか?「何この人?」と思ったんですか?」
伊達 「いや、もうそれはもう、もちろんそんなことばっかりでしたよ」
南原 「「じゃあたしもこんなことに負けられない!」」
伊達 「はい、そうです。だから私も自己主張もやっぱりどんどんどんどんするように・・ならざるを得なかった!(自己主張)しないともう、それはもう存在すら認めてもらえないので」
南原 「そうですか、でも、その貴重な経験がやっぱりね、それがやっぱり大事なんじゃないですか?それを伝えていくっていうのが」
伊達 「そうですね」
南原 「はい」
伊達 「だからチャンスがあればそれは、「意地悪じゃなかったんだよ」って言いたいなと思うんですけど(笑)」
南原 「ハッハハハ、いや、わかりますわかります」
伊達 「あれだけだと、ただの意地悪なお姉さ・・おばさんになっちゃって(笑)、ハハハ」
南原 「ハッハハハハ、いや、そんなことないですよ」
伊達 「(笑)」
南原 「世界基準ですからね、えぇ」

という話も。
強くなければ生きていけない・・と言っていたのはF.マーロウですが、私立探偵だけではなく、テニス選手も強くなければ生きていけないのか(笑)。
いや、ホントに、実際に世界で戦ってきた伊達選手の話だけに、「自己主張もしなきゃいけないし、ずる賢くもならなきゃいけないし」という言葉はとても重みのあるもので、大いに納得でした。
たまに『Get』で放送している"修造チャレンジ"でも、テニスだけではなく、自分をいかにアッピールして自己主張していくか、ということを松岡さんは子供たちに教えていますが、松岡さんも世界で戦ってきた人なので、テニスプレイヤーとして成功するにはプレイ以外ののことも大事だということがよく分かっているからそういう訓練を子供たちにしているのでしょう。
それから、「良い子が多いですね」「スピーチにしても綺麗に答える子がすごく多い」という話も、妙に納得。
伊達選手が12年ぶりに現役復帰して活躍するのは素晴らしいことだと思いますが、「伊達選手が復帰?私がもう一度引退させてあげるわ」ぐらいのことを言っちゃう若手選手がいても・・これだとちょっとプロレス的になってしまいますが(笑)、いや、でも、それくらい活きの良い選手が出てきてくれれば、日本のテニス界の未来も明るいと思いますし、伊達選手が現役復帰した甲斐もあるように思います。


来週に続く・・・。

あ、書き忘れてしまいましたが、8月2日にニッポン放送のイマジンスタジオで番組の公開イベントがあるようです。
ゲストに有森裕子さんを迎えての収録とのことでした。
お蝶~初日4日前にご苦労さまっす、であります(笑)。



『スポーツドリーム』 7/5

2008年07月06日 | スポーツドリーム
前回に引き続き、ゲストは掛布雅之さん。

今回は、恒例の10の質問であれこれと野球話をしていましたが、"もしも現役時代チャンスがあったらメジャーに挑戦していた?"という質問にはNoと答えていた掛布さん。
いわく、長嶋さん、王さんに憧れて野球をやっていたし、ファンの声援やグラウンドの土の匂いなど甲子園でやってた野球にすごい魅力を感じてた、とのこと。
そういえば、ホークスの松中選手も、メジャーに行きたいとは思わない、福岡ドームの大勢のファンの前でやる野球のほうが魅力的だと話していたというのを、南原さんが紹介してたことがあったっけ。
選手のメジャー流出が問題になって久しいですが、掛布さんや松中選手の話は、この問題を解決するためのひとつのカギになるんじゃないかな?
年俸でメジャーと張り合おうと思っても無理な話ですが、球団が地元の人に愛されて魅力的なものであれば、それが選手の流出を防ぐ効果的な手段になるのではないかと思います。

あとは、掛布さんが再びユニホームを着る可能性は?という話や、クライマックスシリーズの話などをしていましたが、今回も、先週大いに盛り上がっていた江川さんとの話も。
掛布さんと江川さんは、現役時代は誤解されないように一緒に食事をしたりお酒を飲むことはなかったそうですが、今は年に1、2回食事などをするとのこと。
で、

掛布 「これはもう、前もある番組で言ったんですけど」
南原 「はい」
掛布 「関西に来れば、僕が接待しますよ、
南原 「なるほど」
掛布 「関東は江川が接待です」
南原 「はい」
掛布 「で、「浜名湖のうなぎは割り勘な」っていう」
南原 「アッハハハハハハハ」
掛布 「これは我々のルールです(笑)」
南原 「ハッハハハハハ」

という、すべらない(?)持ちネタを披露していた掛布さんでありました(笑)。
そして、現役時代はライバルだった江川さんとは、今はお互いにさらけ出して何でも言い合えるとのことでしたが、

掛布 「彼(江川)がいちばん、なんか野球人生の中で、ひとつ神様にお願いを聞いてくれるんであればですよ」
南原 「はい」
掛布 「「(初対戦の時の)掛布に投げた初球のカープをストレートにしてください」って(笑)、ハッハハハハ」
南原 「うわ~~~~! へぇ~~~~~!?」
掛布 「(笑)」
南原 「これは面白いですね~!」
掛布 「そうでしょ?(笑)」
南原 「本人も「あそこで・・」」
掛布 「そうそう、そうなんですよ(笑)。「アレだけなんだよ」」
南原 「「アレだけなんだよ、悔い残ってるのは」」
掛布 「「一生言われるんだもんな、お前に」って(笑)」
南原 「アハハハハハハハ。いや、面白い話、ありがとうございます!」
掛布 「ありがとうございました(笑)」

という話に、興味津々で聞き入っていた南原さんでした(ただ、最後の「アハハハハ」という笑い方はちょっとカラ笑い気味でしたが・笑)。


そして、番組のエンディングでは「今日のゲストは掛布雅之さんでしたが、いや~皆さんどうでした?ねぇ。男の勝負のですね、こう、気の持って行きかたっていうのをね、長らく忘れていたもんがありますね。えぇ、今のプロ野球ももちろんあるんでしょうけども、それがこう、前面に出てこないんでですね、ちょっと寂しいなと思いました。ぜひ掛布さんがですね、いつかまたユニホームを着られてですね、昭和のいい部分の野球をですね、ぜひ復活してもらいたいと切に思います」という話を南原さんはしていましたが、確かに最近のプロ野球では"男の勝負"という場面をみることは少ないかも。
その昔でいうと"K・K対決"、少し前なら"イチローVS松坂"という一対一の勝負を観る楽しみがありましたが、最近は・・・う~む、これっ、という対決が思いつかないな~。
「俺の球を打てるもんなら打ってみろ」「よーし!望むところだ!」という名勝負が今のプロ野球にも生まれてくれることを願いつつ・・・。

今回も南原さんは興味津々で話を聞き、掛布さんもご機嫌で饒舌にいろいろな話をしていた30分でありました。



『スポーツドリーム』 6/28

2008年06月29日 | スポーツドリーム
今回のゲストは、元・阪神の掛布雅之さん。

まずは、

南原 「さ、掛布さんです。よろしくお願いします!」
掛布 「よろしくお願いします!」
南原 「いや~掛布さんとはね、えぇ、お久し振りなんですけども」
掛布 「久し振りですね、ホントに」

というやり取りで番組は始まりましたが、ん?南原さんと掛布さんが番組で共演してたことってあったかな?
球場などで顔を合わせたことがあるのか、それとも、2人が一緒に番組に出てたのを私が忘れてるだけなのか・・・う~む、ちょっと気になるとこですが、それはとりあえず置いといて。

掛布さんは、今シーズン好調の阪神の話・・1番バッターの赤星選手がフォアボールが多くて出塁率が高く、それが勝利に結びついている、という話などをしていましたが、「1番のね、赤星がですね・・」という喋り方が、モノマネの松村くんそっくり(笑)。
いや、こちらが本家なのですが、声だけ聞いてるとマネをしている松村君の顔が思い浮かんでしまい、掛布さんは真面目な話をしていたのにちょっと笑ってしまいました(笑)。
そんな松村君、ではなく掛布さんの、生え抜き選手のつらさ・・生え抜きの中心選手でやってるとチームの悪いところを全部背負わなければいけないプレッシャーがあるという話や、練習は好きじゃないけど「常に十割打ちたいという準備はして打席に立たないと、ファンの方に失礼かな、と」という話などもありつつ、現役時代バッターボックスでやっていた独特の動作についての話も。
掛布さんいわく、「ああやってね、バットを前に、こうかかげたほうがですね、ピッチャーと右肩の角度が分かりやすいんですよ」「こうやって構えると・・」とのことでしたが・・・。
ラジオじゃわかりずらいな~(笑)。
掛布さんは、自分の右肩(?)をパンパンと叩きながら、何故ああいう動作をしていたのか熱弁をふるっていて、南原さんもそれを感心しながら興味津々という感じで聞いていましたが、ラジオだとイマイチ伝わりずらい掛布さんの野球教室でした(笑)。
掛布さんと南原さんよるバッティング講座はテレビでも是非見てみたいですが、掛布さんがテレ朝に出ることはないと思いますので、実現は難しそうでちょい残念です。


そして、掛布さんといえば、江川投手との名勝負。
南原さんは「これ僕がね、中学校の時に、やっぱりこう熱中して観てたんですよ」ということで、ここでも興味津々で話を聞いてました。
江川さんとの初対決の時、掛布さんはカーブをホームランしたとのことでしたが、

掛布 「やっぱり、5万人のファンの方が、彼(江川)が投げるストレートを掛布がどうやって打つんだ?と」
南原 「はい」
掛布 「だから、ま、これ、彼と僕だけしか分からないかもしれませんけど」
南原 「はい、はい」
掛布 「「初球カーブ投げるよ」みたいの分かるんですよ」
南原 「へっ!?」
掛布 「野村監督だったら怒られますね、「それ打て」って言うと思いますけど」
南原 「はい、ちょっと待ってください。それはもう、ある意味、その、試合云々もありますけども、二人の勝負の世界・・」
掛布 「えぇ、で、巨人のデータとして掛布は初球のカーブは手を出さないっていうデータがあるんです。僕、あまんり、その初球のカーブ、よっぽと甘いボールは打ちに行くんですけど」
南原 「はいはい」
掛布 「それを凡打するとすごいもったいないと思ってしまうんですよね」
南原 「はいはいはい」
掛布 「だから比較的見送る確率が高いというデータが出ててカーブ、それ僕も分かってたんですけど」
南原 「はい」
掛布 「その初球をホームランするのか凡打するのかで、一球で勝負終わったら」
南原 「はい」
掛布 「五万人のファンの方に申し訳ないな、っていう気持ちがあるじゃないですか」
南原 「え゛~!?あ、そうですか」
掛布 「えぇ」
南原 「せっかく観に来てもらってるから」
掛布 「それをね、マウンドの、たぶん江川も感じてたと思うんですよ」
南原 「じゃ、もう二人は、ここは、もうお客さんは期待してるし」
掛布 「えぇ、えぇ」
南原 「なるべく・・」
掛布 「ちょと間を作りながらですね」
南原 「ハッハハハハハハ、良いですね~(笑)」
掛布 「で、やっぱね、こうやって振りかぶる時にね、目がね「行くよ」みたいな、全体的に雰囲気ですよ」
南原 「分かるんですか?」
掛布 「分かるんですよ」
南原 「「次、ストレート行くよ」」
掛布 「「行くよ」そうそうそうそう(笑)」
南原 「はい」
掛布 「だから」
南原 「そしたら掛布さんも「よし」」
掛布 「「よし」と、で、打てるか打てないかで決まりです」
南原 「いや~!!シビれますね~!」
掛布 「だから、すごい、その、彼との勝負っていうのは勝負するまではすごくイヤなんですよ」
南原 「はい」
掛布 「でも、打席に立つと気持ち良いですね」
南原 「あ、そうですか」
掛布 「はい」
南原 「いや~~!」
掛布 「えぇ」
南原 「それは~・・いや~、もう、シビれますね」
掛布 「だからそういうピッチャーだったから、いまだに、やっぱり彼(江川)っていうのは伝説としてですね」
南原 「う~ん」
掛布 「もう伝説になりつつありますけども」
南原 「はい」
掛布 「記憶に残るピッチャーですよね」
南原 「そうですね」
掛布 「とてつもなくインパクトがありましたよ」
南原 「でも、それは、好敵手の掛布雅之がいたから!この、お互いがこう記憶に残る」
掛布 「あぁ、そうかもしれませんね。しかも阪神と巨人ですからね」
南原 「そうです」
掛布 「えぇ」
南原 「いや~、素晴らしいお話ありがとうございます」
掛布 「何をおっしゃいます」
南原 「興奮してます」
掛布 「いやいや」
南原 「えぇ、いや、掛布さん」
掛布 「はい」
南原 「今日はもうホントに何かね、目の前によぎってきましたよ、興奮が」

という話を聞き、すっかり野球少年に戻っていた南原さんでした(笑)。
南原さんが言っていた「目の前によぎって・・」というのは「目の前に蘇る」のいい間違いだと思いますが(笑)、そんな言い間違いをするくらい、掛布さんの話を聞いて興奮していたということなのでしょう。
それにしても、南原さんは聞き上手&ノセ上手だな~(笑)。
「好敵手の掛布雅之がいたから!」なんてことを当たり前のように力説するあたりは、さすが、その昔青年団で鍛えられただけのことはあります(笑)。
そんな南原さんに触発されたのか、

掛布 「まあ、でも、今こうやって話してても、僕も現役のとき思い出したけど、ホントに膝が震えるぐらいのね」
南原 「はい」
掛布 「背中がゾクゾクするような緊張感を持って打席に入っていくんですよ。ホント震えるような感じ」
南原 「ハッハハハハハ」
掛布 「ホントに」
南原 「もう、何か分からないですけど、武士が切腹をするような感じで」
掛布 「そうホントそう、ホントに!」
南原 「負けたら何か、ここで」
掛布 「えぇ、「どうしよう」と思いながら、左足の軸足から(バッターボックスに)入っていくんですね。そうすると」
南原 「はい」
掛布 「まぁ、ここでは震えが止まっていってですね、何かフア~!っと、こう何か自分の内なる力みたいなものが」
南原 「へぇ~~~!!」
掛布 「ぐわ~っと、こう感じてくるんですよね」

という話もしていて、掛布さんはすっかり上機嫌(笑)。
そして、南原さんも「うわ~、素晴らしいですね~」ってな感じで、さらに大興奮で大満足という様子でした(笑)。

エンディングでも、「いや~、スゴかった~!このね、やっぱり僕らが若い時に学生の時に観ていたプロ野球、良かったですね。今のプロ野球も素晴らしいと思いますけども、いや、やっぱり僕らが観ていたプロ野球は熱がありました!その熱がですね、今のプロ野球にまで波及してもらうように切に願っております」と、興奮冷めやらぬという感じの南原さんの話があったりして、あれやこれやと野球談義に花が咲いていた30分でありました。


来週に続く・・・。