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Untersee-Boot

あるいは感想記として

『こんにちは いっと6けん』

2009年01月17日 | 現代狂言Ⅲ
この番組は関東ローカルだったようですが(番組名からしてローカルっぽいな・笑)、意外にも(笑)内容が充実しており、ご覧になれない方がいるというのははなはだ残念なので、おこしなどをあれこれと。

まずは、番組冒頭に石井麻由子アナから「(11時)33分頃からは"東京いま人"。今日はこちらです。コントと狂言を組み合わせて新しい笑いの世界を生み出そうという舞台。これに取り組んでいるのはウッチャンナンチャンでお馴染みのこの方です」と紹介され、「今日(こんにち)のゲストでござる」と狂言の発声で挨拶をして、言い終わったあと恥ずかしそうに笑っていた南原さん(笑)。
短い挨拶でしたが、とりあえずつかみはオッケーという感じでした(笑)。


番組冒頭での予告通り、11時33分過ぎに、

石井 「続いては、"東京いま人"です」
(2007年のトークライブで笑いながら喋っている内村さんと南原さんの映像)
石井 「ウッチャンナンチャンでお馴染みの南原清隆さん。現代に生きた笑いを届けようとユニークな舞台に挑戦しています」
(稽古場で正座をして狂言の台詞の練習をしている様子や、稽古場の能舞台で『サードライフ』の演出をしてる様子、チャチャチャのステップの練習をしている南原さんの映像)
石井 「古典の狂言と現代の笑いを組み合わせた現代狂言。新しい笑いの世界を作りたいと挑む南原さんにたっぷりと笑いの魅力を伺います」
(スタジオの一人がけのソファにそれぞれ座っている南原さん(ジーンズに水色のパーカー、グレーの上着)と石井アナ)
石井 「さ、スタジオには南原清隆さんです。よろしくお願いしま~す」
南原 「お願いします」

というやり取りで、南原さんが出演するコーナーがスタート。
現代狂言は今年で3年目で2週間後に初日を控えている、という石井アナからの説明に、南原さんは「日々面白くすべくやってますけども」「新しい試みなんで毎日毎日発見しながらやってます」という話などをしつつ、南原さんが石井アナに現代狂言とは何かを解説。
何回見ても笑える古典の狂言と即興性の笑いのコントを融合したらどうなるんだろう、ということで現代狂言を始め、現代人が出てきて現代語で喋るけど所作や発声の仕方は古典の狂言を使ってるという解説のあと、南原さんが今の笑い方と狂言の笑い方の違いを実演。
「っあっ!っあっ!っあっ!っあっ!」と、南原さんがゆっくり狂言ふうに笑ってみせると、石井アナは「何かおかしくなります(笑)」「何かおかしい(笑)」。
南原さんはもういち度狂言の笑いを実演して、「意味もなくおかしくなるでしょ」「これがね、不思議と狂言の魅力なんですよ」「これやると、気分が沈んでるときにもこれやると僕も気分上がってくるんですよね」と話をしたりして石井アナから笑いを取り、場を和ませてました(笑)。



続いて、これまでの現代狂言をVTRで紹介。
まずは2006年の『連句』。
東方朔が橋掛からスキップ(?・笑)しながら登場する場面や、天野君と二人で「萌え~」と言ってる場面、ウド君が「たちの悪い業者に引っかかっちゃいましてねぇ、壁は傷だらけタイルはボコボコで、でね、私文句言ったんですよ・・」と言ってる場面などを約1分、南原さんがVTRを見て説明をしながらけっこう長めに紹介されてました。
ちなみにウド君の、たちの悪い業者に引っかかった話は、南原さんいわく「これ実際にあった話なんですけどね」とのことでした(笑)。

続いて2007年の『TANE~種~』。
ピンクのカーデガンを肩からかけた万蔵さんが森君にツッこんでる場面や、橋掛を前転しながら登場するひろみちお兄さん、そのひろみちお兄さんに摺り足を教える世阿弥・南原さんの場面など、こちらも南原さんの説明つきで約1分紹介。

スタジオに映像が戻ってきて、南原さんの後ろのモニターに『TANE~種~』で万蔵さんと二人でと踊っている南原さんの映像が流れる中、狂言で抑揚を習ってるという話も。
「このあたりのものでござる」を抑揚をつけて実演した南原さんは、

南原 「抑揚を勉強すると、僕、噛み癖があったんですけど、噛み癖が若干治ってきました」
石井 「あ、いいんですね」
南原 「いいんですよ」
石井 「私もやったほうがいいかも」
南原 「えぇ、ぜひNHKの方もやってください」

という、お馴染みの南原理論を披露してました(笑)。
そして、現代狂言を見た人の反応・・所作が気持ちがいい、衣擦れの音が良かった、癒されたという声もあった。東京はストーリー性、大阪は肉体的なもの、福岡は音楽的なもので笑いがくる、という話などがありつつ、『サードライフ』のストーリーを軽く南原さんが説明。
去年の秋公演の『サードライフ』の様子も45秒ほどVTRで紹介されていましたが、サルヒコ・南原さんが「舞対決だ、舞で人を幸せにしたら20ハピをあげよう」と言ってる場面や、キャップを斜めに被った万蔵さんたちが「♪か~ぶ~き~、よう、♪か~ぶ~き」と歌いながら踊ってる場面などが流れてました(笑)。
秋公演のVTRが終わり、南原さんの「古典って不思議なんで、きちんとルール守っとくと色んなものを取り入れやすいんですよ」「形さえしっかりあれば後は自由にやってもいいんですよ」という話のあと、

石井 「さぁではですね、実際に稽古場を取材させていただきましたので」
南原 「あ、そうですか~」
石井 「その様子もご覧いただきたいと思います」
(稽古場の能舞台上で、めいめいに練習している南原さん(紺色のトレーニングウェア、上は紺と灰色)、石本君、エネルギーの二人、イワイガワの二人、大野泰広さんらサードライフメンバー。それぞれジャージやトレーナーなどを着ているけど足元はみんな白い足袋・笑)
石井 「これ一昨日の」
南原 「そうですね」
石井 「様子だということですね」
(能舞台で二ツ森亨さんからチャチャチャの腰の使い方を教わり、両手を肩の辺りまで上げながら正面を向いてその場でステップを踏んでいるサードライフのメンバー)
石井 「え!?これ、現代狂言に見えないんですけど、これは何をされているんですか?(笑)」
南原 「これはですね、えぇ、チャチャチャの基本ステップをやってます(笑)」
石井 「(笑)」
南原 「えぇ」
石井 「社交ダンス」
南原 「社交ダンスも、えぇ、チャチャチャを入れてるんですよ」
(亨先生から指導を受けながら、能舞台でチャチャチャのステップをしながら円を描いて回っているサードライフのメンバー)
石井 「ははぁ~」
南原 「能舞台でチャチャチャを踊るっということなので」
石井 「えぇ、ちゃんと先生に指導してもらって」
(真剣な顔でチャチャチャのステップをしている南原さんのアップ)
南原 「はい、私も真剣にやってますけども」
石井 「はぁ~(笑)」
(「そうそうそう」と言いながら平子君にチャチャチャのステップを教えている南原さん)
石井 「皆さん真剣ですね」
(「ホォ~ウ!」と言って右手を上げてるジョニ男さんの映像、そして、石本君を先頭に縦一列になって前の人の肩に手をかけ「シュッシュッ」と言いながらゆっくり進んでいるサードライフのメンバー)
石井 「こちらは何でしょうか?」
南原 「これは、えぇ、今回、汽車をみんなで入れてやるってことなんですけども」
石井 「はぁあ~~」
南原 「汽車の動きがね、じゃどうゆうふうにやっていいのかっていうのが、ま、毎回こうやって肉体表現をしながら考えながらやってるんですけども」
石井 「う~んうん」
(能舞台にいるメンバーに、舞台の外から「やってる方は子供になってるんだけど・・・」と言い悩んでいる様子の南原さん、隣には藍色の着物にグレーの袴姿の万蔵さん)
南原 「これ、どうやれば」
石井 「ねぇ」
(今度は舞台に上がり行列に加わり汽車の動きを実際にやってみる南原さん、その後井川君に何やら話をして自分は列から離れる。メンバーはまた汽車の動きをやってみる)
南原 「お客さんに・・ま、セットも舞台もないので」
石井 「えぇえぇえぇ」
南原 「自分たちがセットなり、えぇ、舞台になりということなんで」
石井 「はぁ~」
南原 「小道具大道具に」
石井 「試行錯誤を繰り返してらっしゃるんですね」
(左手を口元にやり難しそうな顔で舞台を見ている南原さん)
石井 「あ、悩んでますね」
南原 「はい、お手本がないんでじゃどうしたらいいのかなっていうのが」
石井 「はぁはぁはぁ」
(難しそうな顔をしている南原さんに何か話をしている万蔵さん)
南原 「ま、こういうとき頼りになるのが、こう、万蔵先生ですね」
石井 「万蔵先生」
南原 「もう40年やってますから」
石井 「はぁ~あ、あ、」
(万蔵さんが舞台上で汽車の動きを指導。足を回すことによって汽車の動きの表現し、それを実際にやってみるサードライフメンバー)
南原 「このね、この方意外とね」
石井 「えぇ」
南原 「一発ギャグの名手なんですよ」
石井 「意外とですか(笑)」
南原 「えぇ、肉体を使うギャグがね、狂言師の方はすぐ出来るんですよ」
石井 「出来るんですか!?」
南原 「「こういうのギャグにしたらどうですか?」「あ、こういう動きがある」とか」
石井 「へぇ~~!?ははぁ~」
(万蔵さんの指導で汽車の動きをするサードライフのメンバーを、舞台の外から柱に手をかけて笑いながら見ている南原さん)
石井 「笑顔が見られますねぇ」
南原 「そうですね」
(稽古場の能舞台でインタビューに答える万蔵さん)
  万蔵 「お互いに挑戦ですね、大チャレンジ。うん。手探りで始まったんだけども、だんだん3年目になってくると、「あ、ここまでやっていいか」「いいぞ」っていうふうに、崩すことにホントにあの~ためらいつつも感じながら、やってる・・のが、外すことが出来るのが非常にうれしいですね」
(カメラ目線の万蔵さん)
  万蔵 「ナンチャン、万蔵です」(と言って右手を軽く上げる)
南原 「アッハハハハ」
  万蔵 「えぇ~毎日お稽古お疲れ様です」
(画面左下のワイプの中でお辞儀をする南原さん)
  万蔵 「あまり真面目に考えずに」
南原 「(笑)」
  万蔵 「ナンチャンは素晴らしい才能をお持ちですから」
南原 「いえ(笑)」
  万蔵 「えぇ~少し僕が目立つように控えて、控えて(笑)」
南原 「アッハハハハハ」
  万蔵 「演技をしてくれればありがたいんですけれども(笑)。そこのところ是非よろしくお願いいたします(笑)」
南原 「僕が目立つように(笑)」
  万蔵 「では」(と言って左手を上げる)
(映像がスタジオに切り替わる)
石井 「如何ですか、こんなメッセージをいただいたんですよ~」
南原 「そうですねぇ」
石井 「えぇ」
南原 「でも今日もね、7時から稽古なんですよ」
石井 「あ、今晩また」
南原 「今晩も」
石井 「はぁ~~~、ねぇ」
南原 「えぇ、でも、やっぱちゃんと万蔵先生かたちを持ってるんで」
石井 「えぇ」
南原 「かたちを持ってる人が崩すのが面白いんですよ」
石井 「あ、」
南原 「で、僕らみたいなかたちが無いのがかたちに入れるのがまた面白いんですよ」
石井 「(笑)はぁ~~」
南原 「かたちに入れると個性がはみ出てくるんで」
石井 「そうですねぇ」
南原 「この両方が入るのがね、魅力的かなと思うんですけど」
石井 「色んなボーダーラインがあるとかね」
南原 「はい」
石井 「せめぎ合いが面白いんでしょうね」
南原 「はい」

ってな話をしてました(笑)。
冬公演では、やはり秋公演とは違う演出もあるようで。
う~む、こりゃ楽しみ。
そして、南原さんに自分が目立つようにお願いしていた万蔵さんの弾けっぷりも楽しみです(笑)。
それから、演出をしている南原さんの姿を見る機会はなかなか無かったので(ちゃんと演出してたんですね・笑。いや、疑っていたわけではありませんが・笑)、稽古場の取材VTRはかなり新鮮で、演出をしながら笑ったり難しい顔をしている南原さんの様子を興味深く見てしまいました。



その後、万蔵さんは「(600年続いている狂言を)それを遺伝で持ってる方ですから」という南原さんの話(それを言うなら遺伝ではなく遺伝子だと思いますが・笑)や「もともと考え方がかたちにこだわらずに心を伝えていこうっていう人なんで」という話があったり、他の出演者の若手芸人たちはアドリブをバンバン入れて一発ギャグをボンボンいれて笑いを取りにいこうとしてる、という話もあったりしつつ、

石井 「あの、相方の内村さん、どんなふうに・・」
南原 「毎回こう観に来て」
石井 「あ、そうですか」
南原 「くれてますよ、えぇ」
石井 「はぁ~~」
南原 「はい、それでまぁ、ひときわ拍手して帰るらしいですけども」
石井 「(笑)」
南原 「ま、感想っていうのはなかなかね、お互い恥ずかしくて言えないんですけども」
石井 「あ、照れくさいもんですかねぇ」
南原 「はい」

というやり取りも(笑)。
さすがに、内村さんは客席から相方が噛まないように祈ってる、とは話していませんでした(笑)。



そして、現代狂言は古典の型を取り入れてるという話になり、キノコの歩き方を南原さんがまたまた実演。
あと、キャイ~ンのポーズについての話・・・「古典でやるとすごく納得がいくんですよ」「人のギャグやるのあんまり好きじゃないんですけども(笑)」と言いつつキャイ~ンのポーズを実演し、「一歩進んで下がるんですよ これ狂言で言うと半足下がるっていうことで形が一緒なんですよね」というお馴染み話(笑)を石井アナに話してました。
さらに、狂言のかたちを練習して重心を下げるのがわかるようになりゴルフのスコアが伸びた、という話をし、「これが、クラブを持つと、そのまんま・・」と言いながら、クラブを持つマネをしながらゴルフのスイングをする南原さん。
ゴルフのスイングをしたあと、何故か南原さんの声が聞き取りにくくなりましたが、南原さんは、

南原 「で、私スポーツも好きなんで」
石井 「えぇ」
南原 「これ、誰かわかります?」
石井 「はい」
南原 「これをあてて」(と言いながら重心を少し落として左バッターボックスでバットを構えるジェスチャー)
石井 「あ、南原さん」
南原 「バットを持つと・・」
石井 「ちょっと今マイクが落ちてしまいました。大変大変」
南原 「あぁあぁ」(あわてる様子もなく自分でマイクを付け直す)
石井 「(笑)」
南原 「えぇ、これ」
石井 「すいません、ちょっと雑音が入ってしまったかもしれません」
南原 「このバットを・・こう、こうなるでしょ」(と言って何ごともなかったようにまたバットを構えるジェスチャー)
石井 「はい」
南原 「で、これで、バットを持つと」
石井 「えぇ」
南原 「誰に見えますか?」
石井 「だ、誰でしょう?ごめんなさい、わかりません(笑)」
南原 「イチローに見えませんか?(笑)」
石井 「あ、あ、ごめんなさい!イチローでしたね。すいません、私が鈍かった(笑)」
南原 「とんでもないです、とんでもないです(笑)」
石井 「すいません!」
南原 「いいですいいです、こういうトーク大事です。大好きです」
石井 「ハッハハハハハハ」

ってな感じで、話に夢中でマイクが落ちたのにも自分では全然気づいていませんでした(笑)。
それにしても、マイクが落ちたことを指摘されても全く慌てた様子を見せないとは・・・。
こんなハプニングは朝飯前、これくらいじゃ全く動じないぞという感じのハプニング王・南原さんでありました(笑)。
あと、南原さんはイチローのマネを一生懸命してるのに石井アナには全くわかってもらえていませんでしたが(笑)、こういうことは他でもよくありそうで、夢中になって喋っていた南原さんを見て大笑いしてしまいました(笑)。

あとは、重心の落とし方などがわかり、スポーツの人とも「あ、そうそうそう」「拇指球に体重が移動してます」というような話をするようになったという話。
狂言に挑戦するきっかけ・・何で日本の笑いはボケとツッこみがあるのか、何で二人でやるのかということを疑問に思っていたが、野村万之丞さんと出会い600年前から太郎冠者次郎冠者でボケとツッこみがあったことがわかった。落語も上下振り分けて二つでひとつの笑いを取るし、これがひとつの型なんだと自信を持った、という話。
そして、古典芸能部に所属していたという話などがありつつ、

石井 「そして、今回は現代狂言だけではなくて、古典の・・」
南原 「はい、そうなんですよ~」
石井 「ものに挑戦されていると」
南原 「はい、万蔵先生が「古典やりなさい」って言われたんで」
石井 「あ、もう命令のように(笑)」
南原 「そうですね(笑)、はい」
石井 「そうですか~」
南原 「今回これがちょっと大変なんですけども」
石井 「いや~、そのお稽古の様子、ちょっとご覧いただきましょう」
南原 「はい」
(稽古場で正座をして向き合って座っている万蔵さんと南原さん)
  万蔵 「あぁ~あぁ、これは難しいことを賭けろくにした」
(続いて同じように)
  南原 「あぁ~あぁ、これは難しいことを賭けろくにした」
(さらに)
  万蔵 「狐は、あるまいな」
  南原 「狐は、あるまいな」
(という稽古の映像が続くなか)
石井 「いや、これは難しそうですね」
南原 「これね、微妙なニュアンスを細かくチェックしてもらってるんですけども」
石井 「はぁ~」
南原 「語尾の上げ下げとか」
石井 「えぇ」
南原 「ただこれやるとね、あの、大声出すんで」
石井 「えぇ」
南原 「お腹が空くんですよね」
石井 「あ、ものすごくエネルギーを消耗してるんですね」
南原 「だからね、痩せるんですよ(笑)」
(スタジオに映像が戻る)
石井 「(笑)そうですか!?」
南原 「はい、20代と同じようにバクバク食べますよ
石井 「えぇ!?それでもこのスリムな体を保っていられるということは、それだけバァと声出して」
南原 「エネルギーを使ってるんでしょうね」
石井 「ねぇ~~」
南原 「えぇ、普段はお昼はお蕎麦なんですけどもカツ丼完食ですから」
石井 「もう、ガツガツと」
南原 「それぐらいエネルギー使ってるんですよ」
石井 「はぁ~~~」

という話も。
今回挑戦する『佐渡狐』は大丈夫かな?と、ちょっと心配していたのですが、万蔵さんと差し向かいで稽古をしている南原さんを見てみると、意外と大丈夫そうでした(笑)。



あとは、狂言は五分間ジーッと我慢すればわかるようになる、というお馴染みの話(笑)があり、

石井 「狂言に挑戦されてみて」
南原 「はい」
石井 「ご自身の芸に何かこう変わったことってありまか?」
南原 「そうですね、ま、(照れたような顔で)表に出てる(笑)・・出てるかわかんないですけど、自分の中では変わってますね」
石井 「はぁはぁ」
南原 「やっぱり、一つ一つのことをしっかりやると、それまではどっちかって言うと、ま、キャラクターというほうに行ってるんですけども、キャラクターじゃなくて、その人物に成りきった時とかっていうので、こう、幅が広がってるなと思いますけども」
石井 「はぁ~」
南原 「まぁ、それは自分の中の問題ですから」
石井 「そうですか。あの、南原さんは社交ダンスにも挑戦されたりとか」
南原 「はい」
石井 「もう、司会業ですとかスポーツにも造詣が深くて、色んな分野挑戦されてますけども」
南原 「はい」
石井 「何かこう、軸となるようなものが」
南原 「はい」
石井 「今回こう見えてきたようなことがありますか?」
南原 「そうですね、あの、色んなこと学んだこととかが」
石井 「はい」
南原 「この舞台では、こうすべてそこに注げるっていう感じはしていますね」
石井 「へぇ~~」
南原 「だからこう、えぇ、チャチャチャも入れたりとかですね」
石井 「えぇ」
南原 「前回はタンゴで踊ったりとか」
石井 「(笑)必ず社交ダンスが」
南原 「そうですね、僕ダンスが好きなんで」
石井 「入ってくるんですね(笑)」
南原 「はい」
石井 「あの、ご家庭の中でも何かこう、いろいろ練習されたりしてるんですか?」
南原 「えぇ、あの、一人のときに」
石井 「えぇ」
南原 「廊下でコソっと摺り足やってます」
石井 「(笑)一人のときなんですか?(笑)」
南原 「一人のときに(笑)」
石井 「ご家族の前で見せないんですか?」
南原 「何かちょっと恥ずかしいんですね」
石井 「(笑)」
南原 「ゆっくり摺り足やってます」
石井 「(笑)そうなんですか(笑)」
南原 「これ摺り足やるとね、お腹の中の脂肪が燃えてね」
石井 「えぇ」
南原 「ちょっとお腹の中が痩せてきますよ」
石井 「えぇ!?内臓脂肪が?」
南原 「内臓脂肪とかが」
石井 「燃えてくるんですね!?」
南原 「はい」
石井 「あぁいいですねぇ」
南原 「えぇ」
石井 「あと、身長も伸びたというお話が」
南原 「あ、身長がね、4ミリ伸びました」
石井 「4ミリですけども貴重ですよね」
南原 「そうですね、ま、伸びたというか元々姿勢が悪かったのが姿勢が良くなって」
石井 「へぇ~~」
南原 「4ミリ伸びたっていうか」
石井 「へぇ~~」
南原 「うれしいです。40過ぎて4ミリ伸びた男」
石井 「アッハハ、そうですよね~」
南原 「はい」

という話もしてました。
「それは自分の中の問題ですから」とサラリと言っていた南原さん、そして、身長が4ミリ伸びた南原さんが、今後どういうふうに芸の幅が広がったところを見せてくれるのか楽しみにしたいと思います(笑)。

あと、今回の舞台は市民参加型で、今日もワークショップで下は18歳から上は70いくつの方まで練習をしていて一緒の舞台にあがる、という話があり、最後は池袋での現代狂言の告知をして番組は終了。
20分強の南原さん&現代狂言の特集でありました。


現代狂言の初日まで2週間を切っても、今いち狂言モードにならずどうしようかと思っていたのですが、この番組で稽古場の様子を見たり南原さんの話を聞いていたら、現金なもので俄然盛り上がってきました(笑)。
♪もういくつ寝ると~サードライフ~・・ってな感じで、初日が来るのを楽しみにしたいと思います(笑)。




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