矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

ワイン展 楽しみです。

2015-11-12 21:29:34 | 芸術 Art
いま上野で、ワイン展、というのをやっています。

都内に行く時に、ぜひ、見てきたいと思っています。

歴史が好きな私にとって、ワインの歴史と科学を展示しているそうで、非常に楽しみです。
フランスなどのワインの歴史をしっかり勉強したいです。

先日、日本ソムリエ協会に入会申請しました。
ワイン会などに参加して、楽しみに勉強したいと思っています!

同時期に中国の始皇帝の時代の遺跡の展示もあり、こちらも行きます!

Clinical Infectious Diseases 最新号 インフルエンザ集団免疫について

2015-11-12 21:24:48 | 感染症関連
本日、当科のジャーナルクラブにて、インフルエンザの集団免疫に関する論文を扱いました。
2015年11月15日号

全米のlarge dataを使ったスタディで、非常に難解ですが、みんなで読んでみました。疫学、統計学の基本が理解されていないと解釈は困難と思います。私も基本は学んでいますが、このようなスタディを自分でしたことがないので、理解が難しいです。

結論とすれば、18-64歳の成人にインフルエンザワクチンを接種することで、65歳以上の高齢者がインフルエンザに罹患するOdds ratioは減る傾向にある、ということでした。様々なlimitationはあるものの、医療政策にインパクトがある論文と思います。


岡山大学11月25, 26日水木曜日トラベルメディシン集中講座

2015-11-10 21:48:16 | 感染症関連
母校の岡山大学のMPH 公衆衛生修士プログラムの中で、トラベルメディシンのコースの一部を担当させていただきます。4コマを2日間で、かなりタイトなスケジュールです。

形式は、Flipped classroom形式で行います。昨日、事前課題を作成し事務局に送りました。

CDC, WHOのwebsiteに記載しているような内容を、レクチャはしません。
レクチャによるFacts事実、つまり"Static knowledge 静的知識”の一方通行の伝達は、聞いていても飽きるし、内容の記憶も残らないし、知識も次に使えるレベルにはなかなかなりません。

もっとダイナミックに、Active learningで、該当部分の内容を応用するケーススタディで課題を出しました。

1コマ90分で、4コマ担当のため、最初の30分を自主学習、60分をface-to-faceのセッションとデザインしています。

自分が学生の場合は、学会やシンポジウムなどでこのactive learning形式は”勉強本気モード”を要求されるので、正直つらい・きついです。予習していかないと、face-to-faceのセッションの時間が発言できないし、無駄になります。

自分がファシリテーターのときは、レクチャよりも、こうしたactive learning形式を好んで使います。レクチャ形式とファシリテーションスタイルの場合では、要求されるスキルは異なります。ファシリテーション力によって、セッションの学習効果は大きく変わる印象です。よりよいファシリテーションができるように、と思っています。

映画 Foujita 

2015-11-09 22:15:31 | 芸術 Art
以前から、何度か聞きかじって知っていたパリで活躍していた日本人画家 藤田嗣治 Foujita.

今度映画Foujitaになったそうで、今週末公開されます。偶然にも秋田で美術館に展示されていたFoujitaの「秋田の行事」という大きな壁画。ダイナミックで感動しました。

ところで、秋田で10年来の知人(出会った当時は研修医の方でしたが、現在は3児の母として秋田にいらっしゃいます)と、自治医大の”元教え子”だった方と再会しました。ご自宅にお招きいただき、手作りの秋田料理。
手つくりのきりたんぽの田楽ときりたんぽ鍋。本当に暖かいご家庭でかわいいお嬢さんお二人にもう一人をご妊娠中とのことでした。



Foujitaについて、NHKの教育TVで特集していましたが、録画していたので昨日見ました。興味深かったです。

芸術でも、音楽でも、卓越した才能はなかなか国内では評価されず、国外での評価のほうが圧倒的に高いように思いました。第二次大戦中、大戦後のFoujitaの評価は残念なものです。いまでこそ評価され映画にもなった画家ですね。黒船以来、日本の歴史がまったく同じことを繰り返していることを感じました。

秋田大学 第4回 医学教育シンポジウム

2015-11-07 22:13:40 | 医学教育
秋田訪問は今回はじめてでした。竿燈(かんとう)祭りで有名だそうです。


ちょうど滞在ホテルの近くにリニューアルされた秋田県立美術館があり行ってみました。
TVで見たいと思って録画していた藤田嗣治 Tsukuharu Fujita (パリの日本人画家)の絵画があることを知り、大変、興味深く偶然に感謝しました。


Trip advisorでもNo.1の観光地になっていました。

さて、本日、午後の長時間わたり、日本の医学教育を考えるシンポジウムが開催されました。


私は、かねてから提唱している「国際医学部の創設」についてお話させていただきました。

国家のありかたの根幹である、「多様性diversityへの対応力・寛容さ」がtake home messageです。

研修母校であるテキサス大学ヒューストン校のMD Anderson Cancer Centerの女性ファカルティのビデオレクチャもあり、ダイナミックなレクチャに感銘を受けました。
654床の病院で、職員数20,000人、ファカルティの3分の1がMDACCで研修後の医師。女性のリーダーシップを
推進するプログラムを立ち上げて7年間ぐらい活動しているそうです。

シンポジウムでは、演者で知り合いの先生や新たにお会いできた先生方、学生さんなど、有益な学術交流の場でした。

「ベクトルの角度を1度変える」

自身のキャリアをかけたミッションをひとつずつ実現するため動きます。


秋田国際教養大学 訪問

2015-11-07 11:55:17 | 医学教育
以前から、訪問したいと思っておりました秋田国際教養大学を訪問させていただきました。


ご丁寧に、キャンパスなどをご案内いただき、学生の選抜方法、ファカルティのリクルートなど方法などについて
お話を伺いました。とっても楽しい空間、学びを促進する図書館(24/7で開いています!)。


空間のデザイン、学生選抜方法などで、日本でこのような国際化した英語による教育の大学が実現できていることをとてもうれしく思いました。医学部でも実現できると思いました。

自分が学生なら、入学してみたいと思いました!

もし生まれ変われたら、インターナショナルスクールに入って undergraduateから英国のオックスフォードみたいな場所で寮生活して、レガッタをやってみたいです!医学部にも入りたいです。

新興感染症 院内シミュレーション開催

2015-11-04 22:18:59 | 感染症関連
本日は、新興感染症を想定した院内シミュレーション・トレーニングが開催されました。



シナリオ4つ。私も医師役にてトレーニングしました。


防護具の着脱訓練も行いました。


日頃の感染対策が極めて重要で、実際にやってみるとどのように対応したほうがよいか見える部分もたくさんありました。

日頃が大切ですね。。。

文化の日 水戸グルメ

2015-11-03 21:15:19 | お料理、食事
水戸のレストランは本当に良質です。

住み始めてから老舗のレストランやインターネット掲載もない昔ながらのお店を口伝えに教えていただき、試しています。

茨城県の常陸牛のお店(先日、当院でBBQをしたときにいただいたお肉のお店)や老舗のお蕎麦屋さんに行ってみました。




老舗お蕎麦






感激しました。

私は西日本出身なので、近場のうどん(讃岐うどんで育ちました)のほうが親しみがあります。こどものころはうどんはあまり好きでなく、麺類そのものをあまり食べなかったです。父親がうどん好きです。母親は麺類はあまり食べないので食卓にはいつも父のリクエストでうどんが乗る感じでした。

それ以降、都内に住んでいた時に、最寄駅のサラリーマンの方々が食べていた”立ち食いそば屋さん”を見ながら学び、駅で私もランチに試してみました。それ以来、比較的食べられるようになりました。うどんもお蕎麦も、日本の味がして、なかなかおいしいと思えるようになりました。

休日は水戸のグルメのお店探訪を家族と楽しんでいます。

12月5日土曜日 IDATENケースカンファレンス担当します。

2015-11-03 14:17:18 | 感染症関連
1ヶ月を切りましたが、12月5日土曜日に、都内で開催予定のIDATEN日本感染症教育研究会にて、ケースカンファレンスのオーガナイザーを担当予定です。

ぜひ、皆様、おこしくださいませ!まだIDATENホームページやメーリングリストでは開催案内は流れていないと思いますが、開催日まで1ヶ月前となっていますので、予告させていただきます。

今回で、世話人を退任予定のため、文字通り、最後のオーガナイザー担当となります。

振り返れば、13年前の2002年に「日本の感染症科をつくる会」を代表発起人としてメーリングリストを立ち上げました。文字通り、手作りの情報共有サイトとして、懸命に交流したのを思い出します。Johns Hopkins大学の大学院生でもあり、イリノイ州のビザ待ちで一時帰国して再渡米準備しているときも、もっとも情熱を傾けていました。

Hopkinsのときの恩師に言われた、"Follow your passion."という言葉が心にしみて、恵まれた環境にあった米国の大学を辞し、帰国する決心をしました。


3年後にはメーリングリスト参加者500名余りを会員として、実質団体として、現行のIDATEN日本感染症教育研究会として発足となりました。帰国と同期して代表世話人を務めさせて頂きました。

いまでは、8000名近い方がメーリングリストに参加していらして、新しい感染症診療の潮流となっていることは本当にうれしい限りです。まだまだ専門医は不足しており、何より、医学部での体系的な教育はこれから、という段階です。

私自身のキャリア転換にもなるこの時期に、丸10年経過し、今年は11年目の節目として、12月末でIDATENの世話人の役割を終了することにいたしました。

今後、グローバルヘルスを中心とした感染症科専門診療を発展させつつ、医学教育学に大きくシフトしたキャリア展開を考えております。

日本ソムリエ協会のセミナーに参加

2015-11-02 20:58:56 | お料理、食事
欧州の文化、音楽、美術、などを非常に興味を持って勉強し始めていますが、ワインもそのひとつです。

水戸のレストランのレベルが非常に高いので、ワインも勉強するとさらに楽しくお食事できます。

先日、カリフォルニアワインについて、学びました。赤ワインは普段あまり飲みませんが、赤ワインの奥深さを
学術的にも、感覚的にも、学べてとてもうれしくなりました。日本を代表するソムリエの方の解説があり、ソムリエのプロの世界を垣間見ることができました。






サンフランシスコのソムリエが非常にハイレベルであることも教えていただきました。今度、米国に行ったら、
ソムリエの方がいるようなレストランにも行って、試してみたいです。

セミナー後、日本ソムリエ協会に入会して、勉強をすること(楽しみとして)に決めました。

セミナーが関東圏内で定期セミナーがあるので、それにも時間の許す限り参加します。地元水戸にも月に1回ぐらいでワインセミナーがあるので、そこもご紹介いただきました。

ワインのセミナーで知り合いになった方々がとても積極的で、趣味を共有して人生を豊かに過ごす友人になりそうです。家族ぐるみでもおつきあいできそうです。

Crazy busyな1週間

2015-11-01 00:40:26 | 日記
先週は、今年でもっとも時間的にタイト、移動も多く、病院当番もあり、大変な1週間でした。

こういう週に限って、車を車検に出していたため連日徒歩通勤で(片道30分程度)、タイムマネージメントに苦戦しました。

限られた時間にフェロー・チームと患者さんの状況確認、出張後、電話で確認したり、てんやわんやな感じでした。なんとかクリアして週末になってホッとしました。

本日は早朝から車を取りに行くべく起き出したのですが、昼前まで別件で作業してから出かけました。久しぶりに家族と食料の買い出しでした。冷蔵庫も先日買い換えたので、いままでよりも多くの食料が備蓄できてラクになりました。食料がいっぱい入っていると何か安心します。私は朝は、フルーツジュースとパンなので、トロピカーナをたくさん買い込みました。

ランチに、久しぶりに家族と水戸グルメのレストランで常陸牛のお肉料理を食べました。

明日は、午後、急遽、ワインのお勉強でソムリエの会に参加することにしました。

来週も、Maastricht大学のメンターとskype、名古屋、秋田、東京と駆け巡りの週となります。