先日、東京大学の医学教育国際協力研究センターで、3名の欧米からの招聘講演がありました。
なんとか参加できて、本当に参加できてよかったと思いましたので、ご報告します。
一人目は、カナダのトロント大学のfaculty developmentコースの紹介の講演。
25年間かけて、family medicineがご専門の先生が2年前に立ち上げた医学教育学のマスターコース、短期コースのご紹介でした。
2人目は、ドイツからで、ドイツの伝統的な医学教育カリキュラムを、PBL(Problem-based learning)ベースの教育を併行して取り入れた場合の、驚異的な結果の報告でした。
これから学会等での公式発表や論文発表などがあるため、詳細はそれらをご参照していただくことになると思います。
結論からいいますと、6-7年前に入学した学生を経時にフォローし、学習達成度を試験のスコアで追っていたものです。驚くべきことに、PBLコースの学生は、伝統的な講義中心のカリキュラムで学んだ学生に比べて、早期に基礎医学も臨床医学も学習達成度が高く、最終的にも、ドイツの国家試験で、伝統的カリキュラムで学習した学生よりも、はるかに
成績がよかった、というimpressiveな結果が出ていました。
これほど明確に差を確認できたstudyはあまりないと思います。米国から客員教員として東大にこられている先生も、感嘆していました。
いろいろなbiasがないかの検証が重要だと思いますが、少なくとも、ドイツのその組織内では、PBL導入に懐疑的であった教官を、データをもって説得するには十分すぎるくらい鮮やかな結果でした。
ふりかえって、私自身もいま、self-directed studyでまなんでいますが、その方法を信じたほうが、数年後に自分に役立つ学習方法ができている、ということなのかな、と思いました。
なんとか参加できて、本当に参加できてよかったと思いましたので、ご報告します。
一人目は、カナダのトロント大学のfaculty developmentコースの紹介の講演。
25年間かけて、family medicineがご専門の先生が2年前に立ち上げた医学教育学のマスターコース、短期コースのご紹介でした。
2人目は、ドイツからで、ドイツの伝統的な医学教育カリキュラムを、PBL(Problem-based learning)ベースの教育を併行して取り入れた場合の、驚異的な結果の報告でした。
これから学会等での公式発表や論文発表などがあるため、詳細はそれらをご参照していただくことになると思います。
結論からいいますと、6-7年前に入学した学生を経時にフォローし、学習達成度を試験のスコアで追っていたものです。驚くべきことに、PBLコースの学生は、伝統的な講義中心のカリキュラムで学んだ学生に比べて、早期に基礎医学も臨床医学も学習達成度が高く、最終的にも、ドイツの国家試験で、伝統的カリキュラムで学習した学生よりも、はるかに
成績がよかった、というimpressiveな結果が出ていました。
これほど明確に差を確認できたstudyはあまりないと思います。米国から客員教員として東大にこられている先生も、感嘆していました。
いろいろなbiasがないかの検証が重要だと思いますが、少なくとも、ドイツのその組織内では、PBL導入に懐疑的であった教官を、データをもって説得するには十分すぎるくらい鮮やかな結果でした。
ふりかえって、私自身もいま、self-directed studyでまなんでいますが、その方法を信じたほうが、数年後に自分に役立つ学習方法ができている、ということなのかな、と思いました。