矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

Deep and meaningful learning 本質的で意義深い学習

2010-09-17 01:05:52 | 医学教育
医学教育理論という自分に未知の分野を勉強していると、93年ごろUSMLEを勉強したころに、いかに事実の丸暗記で対応してきたかを思い知らされます。短期間にできるかぎりの量をこなし、試験にパスしなければならなかったので、興味深い内容にもかかわらず、
じっくりと本が読めず、読み飛ばしながら、問題を解いていた自分を思い出しています。
薄い2-3冊の本を、2回ずつぐらい繰り返して、当時、合格できました。

明後日の総合内科専門医試験のため、今夜は勉強。
過去問の抜粋を6年分解きました。英国からの帰国フライト中に持参していた2年分消化し、新幹線の移動中に3年分ぐらい消化し、今夜1年分消化し、という突貫工事的な勉強です。日本語の診断名で何を指しているのかわからないものもあり、頭のなかで絶えず診断名を英語に置き換え、知識を引っ張り出す、という作業をしている自分がいます。。

Long-term memory長期記憶の知識が、内科系は英語で整理されているため、そことの往復作業になっています。「人はどうやって記憶するのか」、記憶のメカニズムを学んだので、自分がそれにのっとっているのを確認した形です。

今回の突貫工事的な勉強ではありますが、一般内科系の感触をまた思い出しました。
やっぱり基本に戻って、Guytonなどの生理学のバイブル的な教科書などを読みたいと思います。

最新の画像もっと見る