書名:バグ
著者:松岡圭祐
出版:2001年8月 徳間書店(徳間文庫)
ISBN:4198915644
価格:801
松岡圭祐の小説は、もちろん「催眠」から入りました。
菅野美穂の映画「催眠」を観る前に、原作を読んでおこうと思ったのですが、意外に面白かった記憶があります。
その後で映画を観たところ、菅野美穂が期待通りにキョーレツに怖くて良かったんですが、何だかそれだけって感じでした。
更にその後、続編の「千里眼」も読んでそこそこ楽しめたと思うのですが、次々に出る続編に何だか手が出ない状態でした。
さて「バグ」ですが、東京出張に行く前に大分空港の書店で購入しました。
移動時間の暇つぶしにする本を探したのですが、書店というか書籍コーナーといった感じで選択肢があまり無かったので、好きな作家の本が見当たらず、不本意ながら選んだと言う状態でした。
ちなみに好きな作家というのは、ジェイムズ・P・ホーガン、トム・クランシー、マイケル・クライトン、宮部みゆき、夢枕獏、大沢在昌、福井晴敏といったところ。
「バグ」のストーリーは、人気ゲームの新作の発売直後、ゲームをプレイした多数の子供たちが日本中で「黒いコートの男が襲ってきた」と錯乱し、パニックになるというもの。
設定に惹かれてこの本を選びました。
ゲーム開発の話や、特に将棋のエピソードが面白くて良かったです。
期待以上に楽しめたので、「催眠」から読み返してみて、ちゃんとシリーズを読んで行く気になってきました。