OZ.

Opened Zipper

ドイツ×日本

2006-06-03 00:00:01 | サッカー
5/31(水)未明、ワールドカップ直前の強化試合、開催国ドイツ×日本戦が午前4時半からTV放映されました。
持病の腰痛も悪化してることだし早く寝よう、そして早起きしてTV観戦だーと計画します。
21時頃に3歳の息子タイトを寝かしつけ、同時に自分も寝に入ったんですが、なかなか眠れません。
いつも午前1時頃まで起きてるせいで、21時に布団に入っても睡魔がやってくる気配なし。
困ったなーと思いつつ、ときたま時間を確認していると、いつの間にか0時過ぎ。
困ったなーと思っているとバイブアラームが…あれ?
気が付けば午前4時になってました。
0時過ぎに寝入ったんだなーと思い、起きようという意思はあるものの、身体が動きません。
4時間しか寝てないんだもんなー、眠いよなー、腰も痛いしなーと思っているうちにウトウト。
再度意識が戻って時間を確認すると、5時半過ぎ。
げっ。

試合の放送自体はPCで録画してるんで、見逃すことはありません。
ハーフタイムの待ち時間が勿体無いので、4時半からリアルタイムでTV観戦しなくても、5時くらいから見ればハーフタイム分をスキップして時間を節約できるから丁度良いかもなーという考えもありました。
しかし今が5時半過ぎで、試合自体は90分あるから、どう考えても観戦し終わるのは7時過ぎ。
7時過ぎにはもう家を出て会社に向かわないといけない時間です…やばーい。

早朝の観戦は諦めて、今日の仕事が終わってから録画を観るか?
いや、絶対に試合結果の情報がどこかから入ってくるからダメだ、結果の分かってる試合なんて観たくないし。
ここで何が何でも今から観るぞと決意。
定刻までの出社にギリで間に合う可能性があるバスは8時12分発、家からバス邸までは5分、でもバスの到着は交通状況により前後するから5分前には行かないとな。
着替えに5分、爆発した髪をセットし直すのに5分、洗顔5分、そして朝飯は諦めるとすると、7時47分までにTV観戦が終われば良いんだ。
今は5時50分か…90分の試合観戦だけど前後半ロスタイム5分×2回、ハーフタイムのスキップ作業5分とすれば、7時35分にTV観戦終了。
よし、間に合うぞ。

最悪計画通りに行かなかったら今日は会社を休むことを覚悟だな。
どうせ腰の状態は最悪だし、いずれにせよどこかのタイミングで休養が必要だったし。
と自分に言い訳しつつ、まだ録画中のドイツ×日本戦をタイムシフトで視聴開始します。
しかしここで思わぬ誘惑が。

当然ながらTVでの放映はキックオフ前のイベントも含め、スタジオでの解説者の語りから始まってます。
これも観たい、試合を観る前の気分を盛り上げるために、どうしても観たいのだ。
と、あっさり誘惑に負けてスタジオからの事前情報なども観始めてしまいます。
スタメンを確認後、さすがに国歌斉唱はスキップして、キックオフからじっくり観戦。

前半はドイツに攻め込まれますが、しっかり守っている日本に「よしよし」と小さく声をかけつつ見守ります。
まだ嫁さんもタイトも眠っているので、いつものように叫びながら観戦する訳にはいかないので。
そしてチャンスを作ってドイツゴールへ攻め込む日本代表に、またしても「行け~っ」と押し殺した声援。
ヒデのゴールがキーパーに弾かれてバウンドし、枠から外れると「く~」とまたしても押し殺した声で悔しがったり。
右サイドでいつも通りのナイスが上がりを見せていた加地が倒されて負傷退場したときは「カード出せコラァ審判ッ!っつーか退場だろ!」とレフェリーと悪党シュバインシュタイガーに呪いの言葉をかけたり。

ドイツも高さと強さで攻め込んでたけど、日本も良い感じで守ってチャンスを作ってたし、かなり手応えを感じます。
5月からようやくフルメンバーでの練習ができるようになり、これまでのジーコ・ジャパンでは国内組と海外組の連携不足のせいかちぐはぐな印象が強かったんですが、やっとまとまってきたというか完成に近づいているんじゃないかい。

0-0のまま前半を終了したので、ハーフタイムをスキップさせます。
ハーフタイム中に前半のハイライトシーンを流すはずですが、キックオフ前から番組を観始めてしまった自分に残された時間は少ない。
飛ばせ飛ばせ。

そして後半開始、加地君と交代した駒野が良い感じでチャンスを作ってくれ始めます。
行け、行ってやれ。
ドイツのコーナーキック後、ヤナギがヘッドでクリアしつつ繋いだボールを俊輔が持ち、ドイツをかわしてパス。
ヒデがスルーして走りこんでいくヤナギへ、そして走り始めたタカの前へ、タカはドイツディフェンス裏に完璧に抜け出しゴール前でレーマンと1対1。
決める! 決めてくれタカ!
強く願う自分の気持ちに応えてくれたかのように、高原のシュートはレーマンの右上を抜けてゴールへ突き刺さります。
「うぉっしゃー」と、これもやっぱり叫べないので押し殺した声で出し、パソコンの前で小さくガッツポーズ。

その後も駒野が良い動きで右サイドを駆け上がってチャンスを作ってくれます。
ヒデがキープして駒野へ、そしてタカへ、すぐにドイツディフェンダーが寄ってきます。
逆サイド側でも張ってるからタカからそっちへパスかと思ったら、時計回りで270度くらい切り替えし。
ボールがディフェンダーの足に当たって浮いたところを、タカが身体で前へ落としてゴール前へ切り込んで行きます。
マジかよ!?
タカが右足を振り抜き、逆サイドに突き刺さります。
すげーぞ高原! ドイツ人、引いてるぞ!

しかしそこからドイツの逆襲が始まります。
2点を取ってから、何となく日本の雰囲気が変わった気がしました。
緊張感が無くなったっつーか、はっきりしなくなったっつーか、2点差できると無意識のうちにやっぱり何か安心して気を抜いてしまうんだろうか。
タカがファイルでドイツを止めた後のリスタートでボールをゴール前に放り込まれ、走りこんできたクローゼが足で流し込んでゴールされてしまいます。
おいおい、しっかりしろよ~。
と思ってた直後にも悪党シュバインシュタイガーにヘッドでゴールされてしまいます。
ちくしょー加地君を削った悪党のくせしやがって、本当ならお前なんか退場してココに居なかったはずだ! と仮定法で悔しがります。

同点にされてやっと目が覚めたのか、また日本の動きが戻ってきたように感じます。
フォワードが大黒・玉田に交代し、ヒデから見事なスルーパスが大黒の足元へ。
大黒が右に流れて放ったシュートは滑り込んできたディフェンダーに弾かれてしまいます、残念。
いやーしかしゾクゾクしたな、あのヒデのパスは。

そんな勢いで終盤も攻め続けながらもタイムアップ。
強豪ドイツに引き分けたものの、内容はとても良かったんで楽しめた試合でした…なんて悠長なこと言ってらんないぞ、もう7時45分だ!
ソッコーで顔洗ってスーツに着替えて出ないと!

結局、その日はギリで出社時刻にセーフでした。
やっぱ録画はダメかな、何が何でもリアルタイムで観るべきか。
さぁ次は6/4(日)22時からマルタ戦だ。