OZ.

Opened Zipper

ソウ "SAW"

2005-11-07 08:22:48 | 映画
昨日の日曜日、仔犬ユニの散歩のために6時前に起きたんですが、ユニはやってはいけないことをやってしまっていました。
お仕置きのため散歩中止。
二度寝しようか迷いましたが、そのままモーニング・ムービーへ突入することに。
「リクルート」「ソウ」のどちらにするか迷いましたが、時間が短い「ソウ」に決定。


邦題:ソウ (2004年アメリカ)
原題:SAW
時間:103分
監督:ジェームズ・ワン
出演:
 ケイリー・エルウィズ (医師ローレンス・ゴードン)
 リー・ワネル (アダム)
 ダニー・グローヴァー (刑事タップ)

アダムが覚醒したとき、バスタブの中に沈められていた。
慌てて起き上がるアダムに、暗闇の中から呼びかける医師ゴードン。
ゴードンがスイッチを見つけ明かりを点けると、2人は古びた広いバスルームの中にいた。
2人は足首に鎖を着けられ、それぞれ対角線上に繋がれていた。
そして2人の中央に、拳銃で頭を撃ち抜いて倒れた男の死体が転がっていた。
死体は両手にテープレコーダーと拳銃を握っているが、アダムとゴードンからは届かない距離。
必死で叫び、ゴードンの側にある金属製の扉を開けようとするが、まったく動かない。
2人のポケットに、それぞれに宛てた封筒が入っていることに気づく。
中身は「Play me」と書かれたテープと小さな鍵だった。
バスタブの栓と鎖を使って自殺死体のテープレコーダーを何とか取ることができ、テープを再生する。
すると男の声でメッセージが流れ、脱出するための道具のありかを示すヒントが与えられる。
またゴードンには、アダムを翌朝6時までに殺さなければゴードンの妻子を殺すと告げられた。

すげー良かった。
いきなり異常な訳分からん状況で「何? 何が起こってるんだ?」と引き込まれます。
更に理不尽なルールを押し付けられて「どうなるんだ?」「何故? 何のために?」とまさにハラハラドキドキ(←死語)。
そのまま最後まで目が離せずに観てしまいました。

閉じ込められた汚いバスルーム、中央に転がる死体から流れ出た血。
2人で協力して脱出すべきか、何とか出し抜いて相手を殺してしまうべきか。
犯人は何のために? 何故自分たちを選んだのか?
アダムとゴードンはお互いに情報は持っているのですが、共に後ろ暗い点があることと、相手を信用して良いか分からず、情報は小出しにする程度のために脱出はおぼつかない。
閉塞感、緊迫感、不安、絶望、打算、疑惑、復讐…色々な感情を揺さぶり続けてくれて、最後の最後まで楽しめました。

ほとんどのシーンがバスルームで展開し、登場人物も少なくあまりお金かかってなさそうですが、舞台芝居っぽく良いデキです。
汚く鮮烈で血なまぐさい映像も含めて、「レザボア・ドッグス」を初めて観たときの気持ちがちょっとよみがえりました。

刑事タップに見覚えがあったのにどうしても思い出せなくて、エンドロールの「ダニー・グローヴァー」を見るまで気づきませんでした。
そーか、リーサル・ウェポンだったかー。
ちゃんと応援を要請しないとか無線連絡しないとか、随所で行動が迂闊なのでお粗末な刑事に見えてしまってるのが残念。
最後はもっとブチギレて大暴れして欲しかったなぁ。

今度「ソウ2」があるらしいので、そっちにも期待してます。
早く観たいです。