OZ.

Opened Zipper

父ちゃんと呼んでくれ

2005-05-21 23:58:41 | Opened Zipper
2歳の息子タイトには、両親(=自分と嫁さん)のことを「父ちゃん」「母ちゃん」と呼ばせようとしています。
もちろん「精子提供者」などとは呼ばせません。(←すいません、コレはフレンズのマニアック小ネタ)
自分達も親のことを「お父さん」「お母さん」と呼んでいた(いる)ので、「パパ」「ママ」と呼ばれることに耐えられなかったのです。

しかし「パパ」「ママ」に比べて「父ちゃん」「母ちゃん」は当然言いづらく、当初タイトは「あーたん」「かーか」と言ってました。
まぁその舌足らずっぷりも愛しく思えるので良いのですが。(親バカ)

少しずつレベルアップしてきたタイトは、「あーたん」→「あーちゃん」→「ぽーちゃん」と、徐々に理想形「父ちゃん」に近づいてきました。
最近では「とぅーちゃん」に聞こえなくもない場合もある、という感じでもう一歩です。
ところが今日、抱っこをせがみにやってきたタイトのセリフは、普段の「ぽーちゃん、だっこ」ではなく、「シンイチ、だっこ」でした。
言われた自分は呆然。
横で聞いていた嫁さんは爆笑。

今日、日中は自分の実家(車で10分くらい)にタイトを連れて遊びに行っていたのですが、そこで自分の両親が「シンイチ」と呼んでいたのを聞いて覚えてしまったようです。
シンイチ呼ばわりかよ!? (いえ、自分はシンイチなんで合ってるんですが)
息子に名前で呼ばれるような親子関係もまぁ面白そうなんですが…何かまだ違うような気がするぞ。

という訳で「シンイチ、だっこ」の呼びかけには無情にも応じず、「ぽーちゃん、だっこ」と言うまで放置してあげました。
っつっても数十秒間ですが、我ながらちょっとオトナゲなかった。

昔、姉が子供を産んだとき、姪っ子に何と呼ばれたいか聞かれたので、「シンイチおじさまと呼ばれたい」と答えました。
姪っ子に「シンイチおじさま」と呼ばれる自分を夢見てしまいましたが、長すぎて言えないとのことで却下され、姉は「おじちゃま」と呼ばせるようにしてくれました。
その姪っ子達(2人姉妹)は小さい頃はずっと「おじちゃま」と呼んでくれていて、いつかは「おじさま」に、そしていつかは夢の「シンイチおじさま」と呼ばれる日が来ると信じていました。
ところが姪っ子達はある時、「ちゃま」は省略可能だと気付いてしまい、以後「オジ」と呼ばれるようになってしまったのです。
まぁ確かに叔父なので、合ってるんだけどさ。

タイトには「父ちゃん」と呼ばれる日を夢見てきましたが、そんな過去の失敗例や今回のシンイチ呼ばわりのせいで、ちゃんと呼んでくれるようになるか少し不安になってきました。
頼むから「父ちゃん」と呼んでくれ。