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Opened Zipper

高尾山自然公園の不憫な父子

2005-05-05 23:31:19 | Opened Zipper
子供の日だし、天気は良いしってことで、2歳の息子タイトと公園で遊ぼうと決心します。
弁当を持ってって公園で食べるっつーのも、絵に描いたように幸せそうな家族を演じられて良さ気ではないかと。

どこの公園へ行こうかと嫁さんと検討します。
佐野植物園も七瀬川自然公園も人が多いのは間違い無いので敬遠です。
別府公園が好きなんですが、この日に大分市から別府市へ行くのは好んで渋滞にハマるだけで、それは昨日十分に味わったのでもう結構。
と色々悩んだ結果、ビッグアイ近くの高尾山自然公園へ行くことにしました。

まだ高尾山自然公園は行ったことが無いんですが、事前に情報を調べてみると意外に広そう。
駐車場は240台ということなんで、人が沢山来てても大丈夫っぽいかなと。

さて出発するかという段になって、嫁さんが行きたくないと言い出します。
嫁さんはどうも昨日から持病の偏頭痛が出ていたようなのですが、今日も晴天で公園に日陰が無かったらダウンしてしまいそうなのを不安に思ったようです。

嫁さんにはゆっくり休んでてもらうことにして、タイトと2人で出発。
途中、コンビニに寄って弁当やお茶、ジュースを買ってから高尾山自然公園へ。
ビッグアイの手前に公園への案内があったんでそのルートで進んだのですが、カーナビは違うルートを言い張るので動揺していたら見事に迷ってどこかの住宅地内をウロウロ。
ようやく公園の入口に到着したのですが、第1駐車場へのルートは閉鎖されているようでした。
しょうがないので第2駐車場に駐車し、タイトの手を引いて公園の中へ。

駐車場の状況を見る限り、それほど来園者は多くないようです。
ジョギングしている人が結構多い…山の上でアップダウンが多くてキツそうなんですが、みんな頑張るなぁ。
負けられん。(と、この日の夕方に筋トレを実施)

公園内はいくつかの広場に分かれていました。
子供向けらしく滑り台やジャングルジムなどがある広場には数家族が遊んでいました。
そこを通り過ぎ、公園事務所へ行ってみます。
園内の案内図でもあったらもらおうと思ったんですが、予想通りクローズしてます。
案内の看板は随所にあったので、それを参考にしながら複数の広場を一通り歩いて回ってみることに。

次の広場は周囲に木陰とベンチがあるだけですが、さっきのよりも広いせいか10家族程が遊んでいます。
キャッチボールをしたり、犬連れの家族が休んでいたり、子供達が走りまわっていたりという感じ。
その次はトリム広場というところで細長いスペースで、木製のアスレチックな器具が置かれた場所でした。
たまたま人気が無くてのんびりできそうだったので、ここで休むことに。

先客は1組だけ、オジさまと犬(シェルティー)が居ました。
タイトに「ワンワンが居るねえ」と焚き付けてみると、まんまと乗せられて「ワンワン~」と言いながら犬の方へ寄っていきます。
オジさまに「近づいて良いですか?」と確認してから接近し、犬と触れ合わせてもらいました。
残念ながら最近タイトはちょっとヘタレ気味なので、横まで来たもののビビって触ることができず、父ちゃんの背後に隠れて見てましたが。

その後、タイトとサッカーボール(の模様の描かれたビーチボール)でパスを出し合って遊びました。
程よく疲れたところで小腹が空いたので、木陰のベンチでコンビニ弁当を開いて昼食にしました。
タイトは汗をかいたせいか、野菜ジュースを完飲した後、ペットボトルのお茶もグビグビ飲んでいます。

昼食後はまたサッカーボール(もどき)で遊んだ後、アスレチックでも遊んで回りました。
他には桜の樹で囲まれた花見広場や、池などを見て回っていると、だんだん天候が怪しくなってきます。
良い天気だったのが曇ってきたと思うと、風も次第に強くなってきます。
そういえば明日は雨の予報なので、今日は午後から崩れるのかも知れない。
まだ14時過ぎでしたが、撤収することにしました。

高尾山自然公園ですが、人が少なくて自然が多くて、とても気に入りました。
また、嫁さんの体調が良いときに、家族で行ってみようと思います。
人ごみ嫌いだけど自然は好きだという方にはオススメです。(もちろん大分ローカルですが)

それにしても絵に描いたように幸せそうな家族の風景になるはずが、嫁さんに逃げられて独りで子育てする甲斐性なしの中年とその子供という、ちょっと不憫な父子の風景になってしまっていたのが不本意です。