秋も本格化してきた10月7日、青春をともにした旧友達が 軽井沢に集まった。
同級生が ほぼ毎年温泉宿に集まって行う親睦会、その番外編と言うことになる。
前回の余韻から、今回は友人が持つ軽井沢の別荘でやろうと云うことになった。
そして自炊を楽しむ旅の名は、「バーベキュー・イン・軽井沢」と名付けられた。
「質実剛健・忍耐剛毅」が校風の男子校卒だから、気さくな仲間意識がある。
親睦の目的意外には 、食べ物や寝床などに贅沢な願望があろうはずもないのだ。
2カ所から参加者の7名を乗せた車2台は、上信越道の甘楽パーキングで集結。
横川SAで昼食を食べながら別荘でのあれこれを相談して、軽井沢のスーパーと
酒屋に立ち寄り、食材と飲み物を購入して2時半に千ヶ滝の別荘に到着した。
標高1100メートルの別荘付近は、吹く風も爽やかで秋の気配を強く感じた。
早速準備設営に取りかかり、3時半ころにはバーベQを開始し酒も飲み始めた。
不細工な男達にも意外な調理経験があって、肉に魚貝に野菜等を洗っては刻み
レンジにかけて、網焼きと鉄板焼きの「つまみ各種」が出来上がっていった。
過ぎるくらいに食べて飲んだ後、ひと休みしてから近くの温泉施設に向かった。
その「トンボの湯」は、連休を楽しむ客で行列が出来るほどの盛況ぶりだった。
露天風呂などに1時間ほど浸り、また8時半から飲み直しと食べ直しになる。
風呂に行く前に仕込んでおいた「山形風芋煮」と「コシヒカリの新米」で・・。
仲間には色々な才能や話題の持ち主がいて、深夜まで楽しい歓談が続いた。
「風呂は人がゴロゴロ芋洗い、鍋には里芋がゴロゴロだ」と、ひげ爺の独り言。
持ち込んだ物はほとんど消化し 年齢は老いてきたが 物はおいて来なかった。