梅雨の晴れ間となった14日、オニバスの自生地で雑草取りなどを行った。
絶滅危惧種のオニバスは、自然自生している場所が全国でも少なくなった。
地元有志によるボランティア団体が、貴重なオニバス自生地を保護し その
花も観賞してもらおうと、自生地と周辺の環境保護活動に協力をしている。
その活動は、行政を軸に置きながらも先輩二人の指導の元に行っている。
指導役の先輩方は、オニバスに特別な愛着と経験と専門知識を持っている。
今回の作業はオニバスの発芽状態を確認、 雑草や水草の除去が目的だった。
発芽は予定通り順調で、2センチほどの幼葉を細い茎で伸ばし始めている。
これからも発芽を続けるのだが、「根つき」が悪く浮いてしまうものもある。
原因はよく判らないが、鴨などの鳥害や天敵ザリガニの害も考えられる。
それらの防御も必要で、糸を張ったり天敵退治の裏技を仕掛けたりした。
雑草取りでは、別の「刈り取り隊」が 周辺道路の雑草を刈ってくれたので、
私達は自生地で掘の雑草取りと池の雑草や水草の処理が仕事になった。
そんな作業も2時間ほどで終わり、今後の対応や予定やらを相談しあった。
指導役お二人には、毎日のように水調整やオニバスの管理をお願いする。
夏に向けて、オニバスの成長を見届けながら雑草や水草の除去を続ける。
そして7月以降は、水面を葉が覆うので日光があたるように葉を間引する。
葉数が少なくては心配で、多過ぎると花付きが悪くなるという矛盾に悩む。
「オニバスが芽を出してくれた、正に芽出たいこと」と、ひげ爺の独り言。
そして開花にあわせ、ボランティアガイドの実施とフェスタの開催になる。