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ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

遊水地のクリーンナップ

2011-05-24 08:03:01 | 地域活動・つながり

5月22日の日曜日、渡良瀬遊水地においてクリーンナップ作戦が行われた。
広大な遊水地を近隣の市町が主催し、分担した持ち場で一斉に作業を行った。
埼玉県側は下宮橋駐車場に8時半の集合、駐車場周辺から清掃をはじめた。
ハート湖周辺から中の橋までを含め、ビニール類 瓶 缶などを 拾って歩いた。
ひげ爺たちの600名は、約2時間半で中型トラック3台分のゴミを集めた。
午前中はお天気も良く、やや高い気温だったが無事に活動は終了した。
5月の遊水地は、風が薫り 木々は若葉を光らせ 池の水は輝いていた。

若葉のみどり一面の遊水地と周辺に、今年の春はちょっとした異変があった。
例年3月中旬に行っていた「野焼き」が、今年は震災の関係で出来なかった。
東北の大震災発生で消防や警察等が被災地に動員され、人手不足が原因だ。
そのために今年の遊水地の葦原は、新緑のジュータン状態とはならなかった。
葦の枯れ茎が立ち残る中、足元に若芽が伸びていて「まだら模様」状態だ。
その遊水地には絶滅危惧種をはじめ、多くの貴重な動植物が生息している。
「葦焼き」で湿地に日照が確保され、葦はじめ植物の生育を助けているのだ。

正確に言えば「葦焼き」は、自然保護の面からも功罪両面があるように思う。
春からの日照は良くするが、小動物が火に追われて逃げ出してしまう。
昔は葦を生活資材としたため、冬になるとほとんどを刈り取っていた。
現在は葦の利用は極めて少なく、ほとんどの所で刈り取ることがない。
刈り取る代わりに焼くことによって湿地の自然環境を守っている訳だ。
『漢字では葦だが、「よし」か「あし」かが 解らない』と、ひげ爺の独り言。
種類は同じで、材料としての「善し」と「悪し」で別れるらしいが、本当?。
 *念のために、ここ遊水地の「葦」は 「よし」であり「善し」である。

コメント
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