高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

増水で奮闘中

2007-09-21 18:39:54 | 日記


中頓別町に来ています。
ねおすより駐在中のYCNは、町内に顔を広めて知り合いが随分とできたようです。地域情報を発信する懸案のHP,「つながルーラル中頓別」も立ち上がっていますので、どうぞご覧下さい。

http://www5.plala.or.jp/tsunagarural-n/


昨夜から大雨で川の水が増水しています。明日から町内の子どもを対象に「川の生き物」をテーマにしたプログラムを そうや自然学校のメンバーが実施する予定なのですが・・・、

町や観光協会との打ち合わせも順調に進み、来年度もなんらかの形で関わってゆくことになりそうです。 本年度に残念ながら閉校予定の中頓別農業高校も見学しました。校長先生自らご案内を頂き2時間くらいかかりました。現在10名の学生さんだけなのですが、ほんとに広い。都会の普通高校が3つくらい、寿都高校なら5つや6つくらい入ってしまい

昨日はキレイな水、川原も良い場所であったのですが、一夜明けるとコーヒー牛乳のような濁流が水かさをあげています。小魚達は激流の中で奮闘どころか、必死にもがいていることでしょう。 一方、スタッフ陣も予定プログラムを変更せんと、必死に知恵を絞って奮闘中です。

私も水生昆虫じゃんけんを発案。 糠平のカリスマガイドO氏のネタである、マッチョかわげら、トビゲラ爺さん、カゲロウねえさんのキャラクターを使わせて頂いて、ジャンケンをするのです。ひとり気に入っておりますが、果たして子ども達に受け入れらるか・・・

はたまたアイディアだしをしているうちに妙案があがり、名づけて「私は誰でしょカルタ」を「水の生き物カード」を使ってすることになりました。問題を考えなきゃきゃあ・・・・。

明日のお楽しみ。
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ねおすの経営哲学②

2007-09-20 13:42:15 | 主義・主張
ねおすの大きなミッションのひとつは、体験を基本とした学びの場づくりです。
それは、ねおすの事業やプログラムに参加する人に対する学びの場づくりもありますが、私たちスタッフ自身の学びの場づくりでもあります。

その学びの場を生み出してゆくため、また継続してゆくために大事にしてゆきたい経営原則があります。 それが、ねおすエコロジー8原則です。

◆原則1 相互協働の原則
 単独で事業を自己完結型にしない。ねおす職員以外の他者と一緒にプロジェクトを展開する。関わる人を多様化し、関係性を生むこと。

 もちろん仕事の内容によっては、一人で考え、一人で企画し、一人で製作、実施しなければならないものもあります。特に、新たに物事をスタートする時は、敷田先生のサーキット理論を借りれば、ひとりで「店を開く」場合もあります。その場合であっても、マーケティングの段階では多くの人の意見を聞き入れることが大切です。

 登別の事業はその原則を一番忠実に実行している例でしょう。また、やまちゃんが配置され、目下進行中の中頓別の事業「そうや自然学校」も同様です。
 黒松内の長期自然体験村は、学生から社会人、10代から70代まで参画し、海外からもスタッフがやってくる事業です。 さらには、子ども達とのスタッフの関係性すらも協働を意識しています。

 これは、ネットワーキングのプロセスでとても重要で、またネットワークのメンテナンス・維持にも大前提となる原則です。

 事業に行き詰った時、今の仕事は、「相互協働」されているかを検証してください。 単なる協働ではなく、相互と入れたのは、一方が一方に依存度が高い協働ではなく、フィフティ・フィフティを理想としたいために付加した言葉です。
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中頓別

2007-09-20 00:06:17 | 日記
朝九時黒松内発、道北、中頓別着四時半。

久しぶりなり。地元の方々といろいろ意見交換、私もいろいろ話したい事話して、ほろ酔いを通り越しております。


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ねおすの経営哲学①

2007-09-18 20:53:56 | 主義・主張
秋ですね・・・ 本日は白井川小学校が代休、ゲストもいないので すっぽりとスタッフ全休としています。 ひとり静かにデスクワークをしていると・・、OSK君がひょっこと現れました・・洗濯に来たと思うのですが、ソファに座っとりますが・・・

◆ねおす活動のエコロジー8原則
なるものを 1997年4月30日に私は作りました。それからそれを行動原則として ねおすを引っ張って来ました。 その上で、「ねおすを複雑にできるか?」という次の命題を持って、10周年を迎えた2002年度に 複雑系経営の知への獲得へ舵を大きく切り、組織の分化を図ってきました。

秋になったことだし・・・、私達の仕事もちょっと夏の超繁忙期から繁忙期に移り、冬が来るなあと思いつつ 来年のことを考える時期となりました。このブログは、人生にお悩みのスタッフ諸君も読んでいるでしょうから、改めて ご参考までに つれづれに 経営哲学を書き綴りますね・・。

スタッフ向け 公開型通信教育であります。

まずは、ねおす10周年を期に、通信誌が季刊となりました。その季刊ねおす第1号の巻頭言を 書きます。(たぶん 2002年の秋に書いたものをちょっと一部改編)

◆ 季刊ねおす創刊にあたって
 「ねおす」を複雑にできるか!? 

組織を複雑化すると、新しい性質を獲得し、
【いのち】が宿る・・・
「システム・ねおす」をそこまで・・・進化させてゆこう
なぜなら、それが生命(いのち)の本質だから。

 ねおす活動10年を経て、ねおすは、今大きなターニングポイントにある。しかし、途中からねおす活動に関わった多くの人には、その実感がないかもしれない。また、ねおすに「あるひとつの性質」だけを求めている人は、これからの変化・変容を望まないだろう。一方、「職員人材は、同一色を求めない」ことを経営原則にして来たので、徐々に複雑化は始まっており、組織に新しい性質が現れ始めているのも事実である。

 私一人で始めた活動は、異なる多くの異質の仲間との出会いとつながりから進化してきた。 「生命」とは何だ?と問いかけながら仕事を進めて来た。 生命のシステムには、己の存在とは異なる「多くの異質なものとの 出会いとつながり、そして別れと離脱」の原則がある。 顕微鏡レベルの細胞であっても、その集合体である臓器のレベルであっても、人間という個々のレベルであっても、集団・コミュニティというレベル、国家・地域というレベル、国家間であっても・・・・宇宙でもそうだ。

ところが、進化は徐々にする場合もあれば、時には大きな変化をする場合もある。大きな変化の前には佇(ただず)める、安らげるようなインターバルも必要だ。しかし、安心できる「同じもの」だけとなったり、同質のものだけを求めるようになると、進化は止まる。また、新たなものを求め、走りすぎても、生命は消滅してしまう。

「システム・ねおす」の活力を高め、社会に貢献できる生命が宿るシステムに進化させるために、次の10年に必要な方向性は何か・・・・

それは・・・、

「個人が成長できる仕組み」と「心地よく身を休める仕組み」

このふたつを合わせ持つことだ。

経営原則である ねおすエコロジーの8原則の加減を、スタッフ各人が理解し行動できるようになると・・・

次なる 組織の複雑系が稼動するはずだ。 そこで獲得する知とは・・

「全体性の知」、「創発の知」、「共鳴場の知」、「共鳴力の知」、
「共進化の知」、「超進化の知」、「一回性の知」だ。

果たして、これら複雑系の知を、ねおすは獲得できるのか・・・!?

いったいどうなってゆくんでしょうかあ!
こうご期待の 次の 10年へ突入!!

****
と書いて・・、 早、5年が経過しました。

それを検証するためにも、次回は、改めて ここまで来た、ねおすの経営原則であるエコロジー8原則について 述べますね。

みんな・・・
ちゃんと読めよなあ・・・
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D会議

2007-09-17 17:52:52 | 日記
昨夜は、あまりに夜空がきれいだったので、校庭に銀マットを敷いて、面倒なので玄関脇に積んであった○拭き毛布をお腹に掛けて寝ました。 ほんとうはジュリエットに寄り添って寝たかったのですが、彼女の鎖のギリギリの場所は泥だらけだったので、かないませんでした。銀河の向きが夏より東西方向に傾いておりました。

つまり・・・、続けて布団には寝ませんでした。 明け方は霧雨、7時過ぎに起きると私の寝床の周辺にゲストが数人散歩をしてました・・・。

 昨日に続き二晩、家に帰りませんでした。札幌に住んでいた頃は、連絡なしで泊まったらいろいろとMRKさんに猜疑をかけられましたが、黒松内で無断外泊しても、「あら、おはよう」と波乱なく朝から愛想良く挨拶をされます。 

田舎は平和でいい。


ゲストはMMUと森へ。私は9時半頃より、ねおすグループの子ども事業のディレクター会議。登別からUDNとMSTが昨夜から来校中。二人とも夏の長期村のディレクター経験者でもあり、MSTは半年間、研修滞在もしたこともあり黒松内はなじみのある地です。

各サイトの夏や新規事業の報告、会員制度のあり方、ボランティアの確保・育成、いかに会員を獲得するか、学校との関わり方などなど、懸案について議論しました。
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ネットカフェ

2007-09-17 08:09:49 | 日記
◆ネットカフェ
ネットカフェ泊まりは、間違って7時間パックにしてしまったので、10時間近く滞在してしまい、3000円くらいかかりました。高いと言えば高い。安いと言えば安い。私は十分に睡眠が取れませんし、やっぱり緊急避難用だなあ。 ニュースでネット難民という話題がありますが、リクライニングで寝て仕事は、かなり辛いものがありますね。若ければ大丈夫かな。

 でも、仮に最小限な時間で泊まっても2000円くらいはするでしょう。すると、ひと月で6万円。けっこうかかる。

うちの息子は、今神奈川の大学へ行っておりますが、学費は負担していますが、ほとんど仕送りしておりません。(威張れることではありませんが。)それでもなんとかやってます。けっこうストイックなやつではありますが、自動車工場へ夏休みは働きに行っています。 東京を離れれば家賃も少しは安い。地方に行けば、大金になる仕事は確かにありませんが、小金は稼げます。田舎にいると日常はたいしてお金もかからない。

ネット難民なるものは、やはり、生き方・暮らし方(ライフスタイル)の転換が必要かと思います。

◆車
結局、バッテリーを交換。ドアキーが使えないのは、どうも盗難にあいかけたらしい。ドライバーでこじ開けようとした形跡があり、シリンダー内部が損傷しているとのことでした。

帰りつくと、芋煮会には間に合いませんでした。Kさん、お誘いしたのにすいませんでした・・・。 今回はジャガイモでしたが、東北の風習であるサトイモの芋煮会をやってみたい。

◆本日の滞在者
20名のグループが自炊滞在中。札幌にある飲食店のお客さんのお仲間ですが、大人のお泊り遠足のようで楽しそうな雰囲気です。明日は森へのガイドがあります。夜になって、子ども事業の会議のためにUDNとMTRが投宿。夜は、仕事の話から結婚話しまでごちゃごちゃと楽しい夜となりました。 

***
山村留学生の子ども達は、時折雨降る中、土曜日は神輿担ぎで地区内の各家庭を回り、祝儀をひとり云千円もゲットしてきました。 日曜日は、まったり組と芋煮会組に分かれ、3時過ぎ頃からは、MMUに皆を川遊びに連れて行ってもらいました。
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眠れない

2007-09-16 04:41:50 | 日記
眠れない・・・
リクライニングシートの頭の上がトイレに続く廊下で・・とにかく人が通る。硬い靴底の音は響くし・・・ 最悪だなあ・・・

そういえば・・巷は連休なんですね。 ブログのアクセス数がガクンと落ちちゃった・・・皆さん あちらこちらにお出かけなんでしょうね。

明日は、自然学校のプログラムで川原で芋煮会をするのですが、晴れるかなあ。その前に、この寝不足で帰りつけるかなあ・・。 車の受け取りは朝10時です。
まだ5時間もある。 こんなに眠れないのは久しぶり。
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壊れた・・

2007-09-16 00:00:45 | 日記
子ども達は小学校の地区のお祭りの子ども御輿へ朝7時に出発。TBOが車付で一日付き添いました。雨降りだっただろうに・・いったいどうだったんだろう・・

◆ついに壊れた・・・
私は、北海道の山村留学・田舎スクールの合同説明会というか、ネットワークづくりに参加しに「さっぽろ里らんど」の会場へ・・行くつもりで札幌の事務所によって、新しく出来上がったパンフレットを取りに行ったのですが・・、

車がチャージしなくなって動かない・・。ここ半年、しばし起こった現象だったのですが・・この大雨を走って来て、ついにイカレタらしい。 ところが、会員継続をしていなかったロードサービスカードは更新手続きしていなかったので無効と知り、愕然・・・

ダッシュボードをさぐり何か手はないかと探してみると、なんと車両保険に緊急ロードサービスが付いていた!! ラッキーなり。  レッカーを依頼し車を入院させました。

おかげというか、MCNと打ち合わせができした。 なにやら省庁連携による学校での自然体験活動の推進、つまり義務教育でも実施が動き始めるらしい。安部政権が崩壊する状況で本当に実施されるのかと思わんことはありませんが・・・、自然体験活動が社会一般として日の目を見るか!!と期待。

しかし、中途半端に学校教育に入ってしまったら、ちょい体験だけで終わったしまいかねないなあ・・と不安にも思えます。

◆山村留学合同説明会
 道内で山村留学を実施する8団体があつまっての合同説明会。一般参加者は少なかったですが・・、白滝、平取と元気ある方々と知り合え、山村留学の意義を確認し合えたことは大いに有意義なり。 全国統計でも小学生の留学は年間1000人にも満たない・・。  うちでお世話ができるのも最大4名。 山村留学の意義をもっと運動として社会に伝えたいものだ。



明日の朝日新聞のコラムは山村留学のことを書いております。

◆山村留学受け入れ者との交流会
車が壊れたおかげで、説明会の後に山村留学実施団体の方々との交流会に出席できました。自然体験活動と山村留学実施地が連動できれば良いと思い、OCNを強引に呼び出しました。

乗馬クラブを経営するかたわら山村留学を白滝村で実施しているNさんは、家に実子3人と3人の留学生を受け入れている、平取では移住を前提にした親子留学を推進している。職業は乗馬インストラクター、建設業、農家など多彩で、私にとって良い刺激になりました。 

◆宿がない・・・
しかし・・・それが終われば、宿なし。 連休とあってビジネス級の安ホテルはまったくとれない・・・車も修理工場なので車中泊もできない。 札幌の本部事務所へ行くのも億劫だし・・・

インターネットカフェで寝ることにしました・・・
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水中観察

2007-09-14 21:32:36 | 日記

秋空・・・そう・・もう秋の空だなあ。

そんな青い空の下に広がる

青い海の中で

遊んできました。

撮るのに 苦労したけれど、

海の水は案外つめたくありませんでした。

あー・・でも秋だなあ・・

と思って、

この夏、最期の大ジャンプをしましたあ。
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これは何でしょう?

2007-09-14 18:12:52 | めずらしい
                 


これは何だと思いますか?
黒松内の隠れたる自然スポットであります。

貝塚? と思われるかもしれませんが、これは、
なんと・・・

約100万年前の 貝化石なのです。

100万年前ってイメージしにくいですよね。
2000年前は、想像図などがありますから、人類はどうして暮らしていたのだろうとなんとなく感じることができますが、その500倍前のことですから・・・

その頃は、私達ホモサピエンスサピエンスのそのまた祖先が生きていたような時代らしいです。 うーん、どんな連中だったんだろうか? 黒松内には、その100万年前に海だった地層が露出している場所があります。 それの地層が上記の写真です。 まるで貝塚のようですが、その頃にいた人類の祖先がまとめて貝殻を捨てた場所ではありません。 何やら大きな地殻変動があって溜まったという説がありますが・・、すごい数の貝ですね。 きっと・・そればかりではなく いろいろな生き物が海にはいたんでしょうね。

そんな イメージを膨らませながら 子ども達と貝化石の採取をしました。

                 
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