3月2日になって、お内裏様とお雛様だけ箱から出してあげました。ここ2年、いや3年かもしれない・・、幽閉したままでした・・。 幸いにして虫食われもなくご健在でした。 三人官女も五人囃子もいるのですが、おふたりだけのご登壇でした。
この雛人形は,なくなった私の母が嫁入りの時に一緒に高木家に持ってきたもので、彼女の子どもの頃から実家に飾られていたと聞いていますが、祖父母もその世代の親族はみな他界しているので、このお雛様達がいつから母の実家にあったのかは、今は確かめようにもありません。 祖母の時代からも引き継がれているものなら、相当な年代物、明治や江戸末期の作かもしれません・・・。 桐の箱に「松坂屋」銘が入っていたような定かでない記憶もあるので、やはり森沢家の長女として母が生まれた初節句、昭和初期の頃のものかなあ・・。
いずれにしても お顔が小さくで、八頭身、九頭身で、日本人離れしたスタイル。小さな口の中には歯があり、目は生きているかのような瞳です。 お雛様(お雛様は全部全体の総称かな?)の頭髪に白髪が現れてたと大騒ぎしたことがあったなあ・・。暗い場所でお顔とじっと向かい合うと、魂が入っているような存在感があります。
長年の出し入れで、お道具が行方不明になったものも多数あります。 私は弟と二人兄弟で、孫世代はもっか、合計で四人いますが、みんな男の子です。 母の形見としての継承先がありません。 まだ孫娘が生まれる可能性もありますが、この古風なお雛様では嫌がってしまうだろうなあ・・・。
なので、私も大事にできていないので、そろそろ引退、供養してあげようかと思案しています。 あるいは引き取ってくださる方はいないでしょうか・・。
INRさんより コケシひなも頂きました。
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