高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

BigShip

2023-05-01 17:24:46 | 日記

今週木曜日(5日かな?)HBCTV(北海道放送)の夕方の情報番組のなかで、17:00頃から「懐かしの昭和の建物」というコーナーで 丸増健康ランドBigShip(ビックシップ)が紹介されます。 昭和と言っても、昭和天皇崩御の年の年末年始だったので、実際の営業開始は平成なのではありますが・・・。

「なぜ、船の形をしている建物なのか?」と、どこから見つけてきたのか、番組ディレクターから突然取材電話がきました。 私は、大学卒業後就職した札幌の貿易会社を社長とぶつかっちゃって、後先考えずに辞めたのですが、マンション建設不動産会社の丸増に次に就職先をすぐに紹介してくれた方がいて、辞めた二日後にはそこへ再就職をしました。 不動産業の景気がいい時代で、マンションばかりではなく観光業に進出し、ホテルやレストラン、ゴルフ場、そして総合レジャー施設開発をしている会社でした。 当初はゴルフ場開業準備室なる部署に籍を置かれたのですが、すぐにゴルフ場はオープンされ(恵庭にあるジャンボ尾崎監修のコース)、次なる開発は健康ランドでした。 健康ランドは関東、中部圏には流行のように林立しており、札幌でもそれに乗っかるように, 石狩茨戸にテルメ、すすきのにジャスマックプラザ、清田区に黎明薬湯などの計画が立ち上がっていました。 そしてわが方でも設計会社が何案も建物提案をしていましたが、今ひとつ特徴、インパクトがない・・・、たまたま取得した土地の形が船の平面図のような形をしていたので、社長が企画会議で突然に「船を模した建物にしよう」と言い出して、設計陣を慌てさせました。 豪華客船をイメージし大きな吹き抜けホールを造りたいという社長決裁に「構造安全上」に設計屋さんたちは大苦労していました。

私はこの段階から開業準備室に参画しました。担当役員の副社長と私より若い社員2名と4人だけの開業準備室でのスタートでした。建設費は当時でも十億円を超えていたんじゃあなかったかな。 そのイニシャルコストからランニングコスト、長期の資金計画から始まりました。 営業経営ですから、建設費以外の初期投資費用(内装調度品、厨房や自前ランドリーの設備計画などさまざまな物品、設備品)、従業員計画とその人件費、広告宣伝、イベント経費などのランニングコストなどありとあらゆる見積もりをしなければなりません。

今思えば、良くまあ試算したもんだなあと思います。 温泉入浴施設、いろいろな飲食コーナー、スポーツクラブ、宴会などなど、予想を立てて、予算計画を作るという作業を初めは、ほとんど全てといっていいほどに計画を作りました。 

あのころは、よくまあ働いたもんだと我ながら感心しますわ。

 

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