高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

リヤカーに想う

2016-09-27 16:12:27 | 日記

薪を積もうとしたら、リヤカーがパンクしていた・・・・!!!

自転車修理が得意なスタッフのチコに修理をお願いしたところ、自転車の修理道具ではリムからチューブを取り出せないとのことなので、彼女が錆びた金具に奮戦しタイヤを外しました。そして、地元の自転車屋へお願いしようかと思ったが、待てよと留まり、H自動車修理工場へ持っていった。

「いいですよ。 リヤカーのタイヤは自転車と違いますからね」と即受けて頂けた。 古くからある自動車修理屋さんですから、昔はリヤカーだけでなく馬車なども手がけていたのかな。 そして・・、

「自然学校にリヤカーがあったんですね。町内で使っているのはうちだけだと思ってましたあ」とのこと。 つまり、現役のリヤカーは町内に2台だけなのかもしれない。 リヤカー自体を見たことがない、ましてやその名前さえも知らない若い人、子どもたちは多くなっているんだろうなあ。

小生が小学生の頃は、学校に少なくとも1台はあった。 鶏やうさぎの餌をもらいに学校近くの市場にリヤカーを引いてもらいに行く仕事は、子供たちだけで行っていた。これは誰もがやりたい「係り」だった。 後ろに乗るのはもちろん、荷台に体重をかけて引手を空中高くあげながら走るのはスリリングだった。思い返せば、ずいぶん危険なことをしていたもんだ。 手引き棒部分で顎を打ったり、引きづられて擦傷したやつらは確かにいた。

案の定・・・・、その必要性が薄れたということもあるが、たぶん当時、各地でリヤカー事故は増え、いつの頃からかリヤカーは「危険物」となり、学校からリヤカーは消えた。

そろそろ郷土資料館の展示物になる時代だな。

自動車工場から帰ってくると・・、さっそく電話があり、

「タイヤは交換しなければならない、仕切り板がないリヤカーのフレームの処分依頼がきたんだけど、自然学校でいりますか?」

タイヤ新調で3万数千円とのこと・・・。

以前、新車を手配したときは10万円以上した。 うーん、どうしようかなあとスタッフにも相談して・・・。

「買います!! 即決」

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江別すずらん病院の森林療法プログラム

2016-09-27 07:15:19 | 日記

9月27日(火)

江別すずらん病院へ。 12時半集合で9時半過ぎに自然学校を出発したが、意外に時間がかかり集合時間ギリギリであった。 苫小牧植苗病院で3年前に始めた森林療法は、受け入れてくださるTKZ先生の移動に伴って、千歳病院、そして本年度は江別すずらん病院になりました。今回はトライアル実施なのでこれから継続できるかは今回次第かな・・・。

精神疾患、認知症患者さんを対象にして来ました。 自然の中で過ごすことが治療・療養に意味があるかは、やはり専門医がいて、その先生が森林療法、つまり非薬物療法に精通しているかが、継続に必要です。ということで、T先生をお慕い続けています。

これまでは、病院の敷地内に病院林があり散策路が整備されていたのですが、今回は市営のキャンプ場を利用しました。森は樹種豊かなのですが幅の広い林道であり、木立の中の小道ではなく、キャンプ場はだだ広い木陰のないような場所、トイレも遠いなどちょっと使い勝手がわるかったので、どのように展開できるか一抹の不安がありましたが、これまでと同様に、森の散策2,30分、その後は青空OCHANOVA(お茶の場)を開催する2時間ほどのプログラムでした。

散策ではキノコやどんぐりを探し、OCHANOVAでは、ハーブ茶を振る舞い、ハーブ湯の手浴足浴、簡単な木工は、木の卵や箸置きを紙やすりで磨く活動など。焚き火は焚き火台を持って行っても使用禁止でしたが、管理さんの判断で鉄板薪ストーブは焚かせていただきました。

「火」は人間の根源的な野生にとても良いリラックス効果があります。今回は直接、炎はみれませんが、小枝をのこぎりで切って薪にする、火おこしをする作業だけでも、みなさんが穏やかな表情を見せ人の心を落ち着かせる効果があると実感できます。

今後も続けらるといいなと思っています。

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