本日は東京、札幌、苫小牧からのゲストの女性達と山村留学生、1ヶ月のインターンシップ生等と、地域の農家、畠山さんの指導の元で、お豆腐づくりをしました。
黒松内で採れた大豆を使った手作り豆腐は、しっかりしていて、格別です。 一丁がスーパーに並んでいる豆腐の2倍位のボリュームがあります。老若男女、田舎の人と都会の人が一緒に、豆腐を作り、だご汁を作り、揚げ出し豆腐を作って食べる。一緒に過ごす時間をゆったりと取りました。
地産地消という言葉は、その地域的範囲を広げて解釈され、結局グローバル経済のスローガンになってしまった感がありますが、もっとローカルなスローな意味合いがあってもいいのではないかなと思います。
先日、先輩のSTさんが、「産業の農業ではなく、暮らしの農業」というキーワードを提示されていましたが、商業作物はそれは大事で現代の人間生活には必要不可欠ですが、一方では、農家だけでなく、つまり生業(なりわい)としてではなく、暮らしに身近な「農」という考え方もあっていいと思います。
農業の商品化として六次産業化という考え方があり、取り組みも盛んに行われていますが、爆発的に売れる「加工商品」ってそうたくさんできるものではないと思います。 六次化とは、一次産業 + 二次産業 + 三次産業 = 六次産業というそうです。(かけ算して6次という言い方もある・・・)
一方・・・、農が持つ、多面的な特徴、例えば、精神保健性、環境教育性、景観性、福祉性、若者や子どもの体験育成性などを付加価値として、交流を生むというのもいいのではないかな。
その場合は、足し算で、一次 + 三次 = 農業の四次化 とでも呼びましょうか・・・。
そんな観点で、私達(黒松内ぶなの森自然学校)は、小さなサイズのローカリズムな取り組みをしてゆこうと思います。