高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

現代遠野物語

2012-07-06 13:51:34 | 日記
「橋野に水工場があるんですか!」どんぐり広場で知りました。

水を手にした女性がレジで「この水はどこで作っているの?」と質問したことから事は始まりました。
その言葉から、私もその透明なミネラルウォーターが入った500mmlのペットボトルを手にしました。

水は、私たちがボランティア活動をしている地域産だったのです。 それも、取水だけではなく、製品とする工場もあるとのことを知りました。



外に出ると、駐車場に材木を満載したボンネットトラックが駐車していたのですが・・。エンジンルームが運転席の前に置かれている昔のトラックです。珍しくて、私は近づき写真を何枚も撮りました。

運転手さんは所在なさげに居たので、大いにトラックのことを賞賛して話しかけました。

私の後に産直コーナーのレジに入った女性がお店の人と長話をするもんで、彼女の停めた車が邪魔で、大型のトラックが駐車場で回転できないので出らないのです。 そんなこともあって、あんでるせん(地域のパン屋さん)のパンをかじって、橋野の水を飲んでいる私のそばに運転手さんが座って、トラックのことからなんとなく話が始まりました。

運転手さんの名前は菊地ひでとしさん。

そのうちに、ここで生産されているミネラルウォーターの話しとなりました・・・・、

なんと彼は、取水地を選定する時の、地元の地区長さんだった方でした!!

その話が、実に興味深く、教えもあるような、はたまた「ホントかいな?」というくらいに妙な話でおかしかった!




ちょっと興味を持った水のことが、その場でその由来が、どんどんを明らかになる・・・なんだか、白昼夢のようなひと時でした。

遠野物語と宮澤賢治を合わせたような物語が創れそうだ・・と大それたことを私に空想させました。

遠野は古くからの交流の地。 遠野の昔話は、地域内だけでなく、外から来た人にも伝えられ、繰り返され・・・熟成していったんじゃあ なかろうか・・ということが 実感されました。

これから、水工場を探しに行きます・・。 ホントにあるんだろか・・・。


続く あとで、書いてみます・・・。かな・・・。
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遠野物語風情

2012-07-06 12:20:33 | 日記
 
 遠野物語の価値、良さを身体で感じようとフォールドワークをすることにしました。
 今、研修でやっている 素材・資源(この場合は遠野物語)をツアープログラムにするための材料化の作業です。
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遠野物語

2012-07-06 06:52:03 | 日記

遠野物語は、柳田国男が明治43年に刊行した岩手県遠野近辺の民話を聞き書きした書物です。書版はわずか350部だったので、これほどまで後世に残る文献になるとは本人も思ってなかったことでしょう。 柳田国男をして民俗学が発祥したと言ってもいい本です。 その民話の当該地は現在ボランティア活動をしている地域内にも多数あります。

ということもあり、将来のツアープログラムづくりのためにも、改めて、岩波文庫、それも和紙で装丁された一冊2000円もする書を手に入れて・・(カタチから入ってしまった)読もうとしましたが、文体が明治なもので、すぐにリタイア・・・

つまり・・・、正直言って・・・この「遠野物語」の価値、良さが今一つ、私にはわかっていない。 これじゃあ、いけないと思い解説本を探して手に入れました。

第○○話と言っても、それが実際の地名と照合できずに はてな?だったのですが、遠野物語ともう一冊、「遠野物語拾遺」という本があることがわかりました。・・理由は、後者に掲載された物語だったのです。

「遠野物語」には、数多くの民話が掲載されていますが、それは佐々木喜善という、遠野出身の作家志望の青年に柳田が出会ったことから始まっています。 彼のあらゆる語りを雑多に順番なく??(と言ったら失敬か)、素人には体系づけ、わかりやすく並べて記述されているとは思えません。一般人には読みにくい理由ではないかな。

しかし、そもそも・・・、この本は、民俗学の始まりとも言える貴重なる存在なのだという視点で読まなければならないのだ・・とは気づいてはいたのですが・・、とっかかりがわかりませんでした。

そして、ついに 「全訳 遠野物語」という本を手に入れました。

 帯には~「序文」から難解な「獅子踊りの歌」まで、原文の味わいを生かした現代語による正確な初めての完訳。詳細な脚注付。検索も充実!」とあります。

はたして・・・、どこまで、遠野物語の魅力に迫れるか。
コメント (1)
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