去年の秋に私の友人が陶芸のアトリエを開いたということで、行ってみたいと思っていたのですが、昨日やっとタイミングが合い、訪問することができました。
閑静な住宅街の中にある、築50年になろうかという古家を改造してアトリエにしているのですが、木とレンガと古いガラスの空間は、郷愁を誘うすばらしく癒されるものでした。そして、いくつか並べてある作品の中で目に付いて、買わせていただいたのが、このぐい呑み。
この模様は描いたものではなくて、白い素焼きの陶器が火にあぶられ、偶然にできるものなんだそうです。電気釜ではこのようなものはできなくて、後ろの写真にある大きな釜で10数人が交代で、24時間ぶっ通し、7分おきに木を投げ入れ、それを5日間続けて最高温度に上がったところで一気にふたをして、酸欠状態にしてからそれを1ヶ月放置して冷まし・・・という過酷な作業の上でできあがるものなんだそうです。
私も子供時代、粘土をこねるのは大好きだったし、実家の風呂が焚き木をくべるタイプで、火を燃やすのも大好きだったので、話を聞きながらワクワクしっぱなしでした。
帰ってから、このぐい呑みで飲んだお酒のおいしかったこと(笑)