健康志向に傾きすぎると・・・

かなりあったかくなってきましたが、これから2～3日は雨が降るようですね　

　　　　　　　　

腰痛で来られた方、筋トレ、ヨガ、ストレッチなどして常に健康に気をつけておられるそうですが、年中行事のように腰痛になるということです。
施術の後、腰痛はなくなりました。
その後の質疑応答です。

患「腰痛にならないように何をすればいいんでしょうか？」
私「なにもしなくていいですよ」
患「えっ！？でも・・・」
私「十分、健康じゃないですか。これ以上どう健康になろうっていうんですか？」
患「でも病気が出てくるんですが・・・」
私「健康になりたいって言う人は、どんな人だと思いますか？」
患「？・・・病気の人？」

健康な人は健康になりたいなんて思いもしませんよね。「健康になりたい」という思いをを強めれば強めるほど、反対の「病気である」という思いを強めてしまうことになります。

少し痛みがあったとしても、全体的に観れば十分健康なのに、それ以上健康になりたいと思って「なんとかしよう」とジタバタすることがかえって病気を作り出すんです。

この話は、誰に対しても同じ事をお話しするんではなく、作用と反作用は振り子のようになっていて、あまりにも健康志向が強い人はそのことが原因で反対の極に振れる、ということをお伝えしたかったのです。