日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

日本的感覚で解決できる?

2010-06-01 20:19:38 | ビジネス
時折コメントを下さる、「大西宏のマーケティングエッセンス」を拝読させて頂いていたら、「iPadの弱点」というエントリをされていた。
動画を見ると「確かに!」と、頷く弱点だった。

iPhoneのヒット以来、携帯電話の液晶画面は大きくなる傾向にある。
それだけではなくPCの操作もWindows Vistからは、画面に触って操作する方法が出来るようになった。
そして、今回発売になったiPadの操作は画面に触る操作が基本となっている。
当然のコトながら、操作をすれば画面には手の油などで指紋がつく。
その指紋が気になって、1日に何度も画面を拭いてしまうというのが、動画で紹介されている。

この画面を見ながら、フッと思ったことがある。
それは、多くの人が携帯電話に付けているであろう「ストラップ」だ。
「携帯ストラップ」と言っても、画面クリーナー用のストラップだ。
私もそうなのだが、携帯電話を使った後何気なく指紋などの跡が気になって、画面クリーナーの付いた携帯ストラップで、つい拭いてしまう。

と言っても、iPadの画面を「画面クリーナーの携帯ストラップ」で拭くには難がありすぎる。
で思いついたのが、日本人(女性のみ?)が好きな「カバー」だ。
ボックスティシューにカバーをかけたり、炊飯器やPCなどにカバーをするのは日本人(女性のみ?)の感覚だと言われている。
カバーをするコトで、汚れを防ぐだけではなく見た目も美しくと言うのが、その理由だと思うのだが、iPodのシリコンケースなどもごく当たり前に売られているコトをみると、多くの人がiPodをシリコンケースなどに入れているのではないだろうか?と、思ったのだ。

その様なケースに、チョッとしたキャラクターの中にメガネ拭きのような布を、折りたたんで(日本の折り紙技術!)入れた少し大きめのストラップと言うのは、ありえるのでは?と、思ったのだ。

iPadの発売で、このような「感覚的操作の電子機器」というのは、増えてくると思う。
日本人ほどではないにしても、液晶画面についた指紋などが気になって拭取る人たちも増えてくるのではないだろうか?
だからと言って、ハンカチを度々出して拭くのは面倒臭い。
何よりも「オシャレじゃない」。
マーケティング的には「ニッチ市場」的な商品だが、新しい市場が生まれると言うことは、派生市場も生まれる、そんな視点もときには必要だと思う。