日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

コンビニもオリジナルの時代

2010-06-21 20:29:58 | ビジネス
自宅近くの地下鉄駅周辺は、俗に言われる「コンビニ激戦区」。
と言う訳ではないのだが、買う目的が無いのにコンビニに寄ってしまうことが間々としてある。
だからと言って、いつも何かを買うと言うわけではないのだが・・・。
ただ、コンビニには「新商品」が並びやすいと言うコトもあり、マーケターとしてはなかなか便利な場所でもある。

そして今日、何気なく見たビール売り場に見慣れないブランドの商品があった。
それが「サンサンビール」と言う、オーガニックビールだった。
価格的には、一般的なビールとプレミアムビールの間くらい。
実際に購入をし、飲んだ訳ではないので、その味はなんとも言えないのだが、大手メーカーのビールに混じって、オーガニックビールをコンビニでも扱うようになった、と言う点でチョッと驚きを感じたのだった。

最近ではお酒のディスカウントストアーなどが、大手メーカーのビールだけではなく、オリジナルビールを扱うようになってきている。
その多くは、海外で生産されたモノのようだ。
10年ほど前から「地ビール」と呼ばれるビールも一般的になり、お中元商品として扱われる「地ビール」もある。
おそらく、その「地ビール」の流れの中から生まれた、「高付加価値地ビール」として生まれたのだと思うのだが、「オーガニックビール」と言うこれまでと違うジャンル(と言うべきか?)の商品が、コンビニで販売されていると言う点で、興味深いと感じている。

しばらく前、コンビニの「プチ贅沢デザート」が人気になっている、と話題になった。
その波がビールと言う分野にまで波及したのか?と言う気がしたからだ。
コンビニ業界全体の売上が、伸び悩むようになってきている中で、それぞれのコンビニが独自色を出して、生き残るようなアイディアを出し始めたよう友考えられる。
となれば、当然「様々な価値のある商品」を店頭に並べる必要が出てくる。
場合によっては「地域限定」で、地元高校などとコラボ企画の商品開発をしたり、店内調理弁当など、これまでのような「どこで買っても同じ」と言う商品ラインナップから、より地域オリジナル、独自サービスで差別化を集客を図っている。

さて、他店はどうなのか?
明日からのコンビニのビール売り場チェックがチョッと楽しみになってきた。