昨日、所用がありソフトバンクのお店に行ってきた。
店内にはPepperくんがいて、私にとっては「初・生ペッパー」くんだった。
写真などでおなじみの胸あたりにある、タブレットに触るといくつかのゲームのようなものが表示された。
その中で「年齢当て」というメニューがあり、やってみた。
やり方としては、Pepperくんの手を取り、画像センサーが埋め込まれている側の目を10~20秒ほど見つめる、という方法。
しばらくしてPepperくんが「ズバリ当てますね!」と笑顔(と思われる)表情で、胸のタブレットに私の年齢が表示された。
「Pepperくん、さば読みすぎ!」と笑ってしまうほどの、年下年齢が表示されていた(なんと!15歳年下だったのだ)。
これには、対応してくれていたスタッフの方も苦笑い。
「どうフォローしてよいのかわからない」という、表情を浮かべられていた。
童顔の為か?時折年下にみられることはあるのだが、Pepperくんほど年下にみられたことはなかった。
余りにも年下すぎたので、再度チャレンジすると前回よりも更に年下年齢が表示された。
ここまでいくと、「Pepperくんに搭載されているAIは大丈夫か?」と、心配になってしまった。
そしてハタと気が付いたことは、「笑顔」ではないか?ということだった。
私がチャレンジした2回とも、Pepperくんのセンサーを笑顔で見つめていたのだ。
2回目は、相当無理をして笑顔を作っていた。
以前は「年を経ると、穏やかな表情になる」と言われていたが、最近の「キレる中高齢者」ということが話題になるようになってきた。
ニコニコしていたと思ったら、突然キレて手が付けられなくなるほどの怒りをぶつけるなど、感情のコントロールがうまくできなくなってきているのだろうか?
それは話題になっている「キレる中高齢者」だけの問題なのか?という、気がしたのだ。
実際、街中を歩いていても年齢に関係なく、どこかムスッとした表情の人が多いように感じるのだ。
だからだろうか?街全体の雰囲気が不機嫌な気がすることがある。
Pepperくんに搭載されているAIは、これまでのデータを基に私の表情を分析し、年齢を予測したのではないだろうか?
Pepperくんと「年齢当て」ゲームをしよう!とする、中高齢者は少ない(=データが収集されていない)部分はあると思う。
それでも「見た目年齢」というのは、案外笑顔で変わるのでは?
最近、再読している村田昭治先生の著書「なぜ彼はいつも笑顔なのか」の一番最初に「笑顔の陰には、教養がある」と書かれているが、「笑顔の陰には見た目以上の若さ」も隠れているのではないだろうか?
明日から本格的GWが始まる。
このGW中は、笑顔のトレーニングに励みたい。