日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

選挙に向けて動き始めたからこそ考えたいコト

2012-11-18 06:16:48 | 徒然
週末の朝、よく聞くFM番組がある。
「感じて、漢字の世界」と言う番組。
お話をされているのは、山根基世さん。
抑制の効いた、穏やかな話しぶりは「さすが!」と言うしか無い。
昨今の、局アナ出身のタレントまがいさんと違い、「ことば」に対してキチンと向かい合っている感があり、聞いている私も安心感があり、清々しい週末のスタートになる。

今回番組で取り上げられていた漢字は「男」。
漢字を習い始めた頃「田んぼで力仕事をするから・男」と習ったような記憶が、よみがえってきた。
番組を聞いてみると、その覚え方で間違いはなさそうなのだが、本来はもっと深い意味があったようだ。
番組のfacebookに、その内容がUpされている。

「男とは、単なる力仕事ができると言うだけでは無く、稲作に対しての知識があり、率先して働き、一緒に働く人達を統率し、時には収穫した米を他の集団から取られない様に守るコトができる人物。他者の為に働くことができる人物」。
当然、その頃は性別で「男」という言葉では無かった・・・。


この話を聞いたとき、私が思い浮かんだ言葉が「政治家」というコトだった。
特に「他者の為に働くコトができる人物」というのは、政治家そのものに求められる資質では無いだろうか?
行政に関わる「公務員」と呼ばれる人たちも、「他者のために働く」コトが求められてはいるが、やはり中心となるべき人と言えば、政治家だろう。

そう考えると、今の政治家に「男」と呼べる人物はどれほどいるのだろうか?
「労を惜しまず、国益が脅かされない様に守り、他者のために働くコトができる」人たち・・・もちろん、そこには性別など関係はない。。

今回の選挙は、「既成政党VS第三極」と言うよりも、私達選挙民の「政治家を見る審美眼」のようなモノが求められる選挙かも知れない。