犬がテレビＣＭを見るのか？

ｙｈａｏｏのトピックスに、チョットおもしろそうな記事がＵｐされていた。
それが「ネスレが「犬向け」テレビＣＭ開始、高周波音で注意引くと言う、ロイターの記事だ。

実際のテレビＣＭを見てみると、ごく普通のドッグフードのテレビＣＭ。
残念ながらこのテレビＣＭは、ドイツ語圏で流れているモノらしく、ドイツ語を知らない私には肝心なキャッチなどが分からない。
もちろん、ロイターが伝えている「高周波音」を聞くことはできない。
ただ、ＣＭの間間で聞こえる金属音の様な音の部分に、高周波音が挿入されているのかもしれない。

おそらくこのＣＭの仕掛けとしては・・・
犬が感じる高周波音を挿入するコトで、あたかも犬がＣＭの興味を持ち、そのドッグフードをほしがっている、と飼い主に訴えかける
と言うモノだろう。
時折話題になる「テレビに反応するペット」などを見ると、テレビＣＭを見ないペットはいない、と断言できないが、ただ積極的にテレビＣＭを見るとは思えない。
何となく、「騙しのテクニック」のように感じるのだが、それを公表したと言うコトは何かトラブルのようなモノがあったのか、テレビＣＭとしての話題づくりというコトなのではないだろう。
特に、欧米のように「動物愛護意識が高い」国々では、「無条件に興味を引かせる」と言う行為そのものに抵抗感があったのかもしれない。

ところでこの記事を読んだ時、最初に思い浮かんだのはどのようなコトだっただろう？
おそらく多くの人は、「海外では犬を室内で飼っている人が多いのか？」というコトなのではないだろうか？

この様なテレビＣＭができるその過程において、「室内で犬を飼うのが当たり前」ということがなくては、ＣＭそのものの意味が無い、と言うコトになる。
そして、映画やテレビドラマなどのペットが登場するシーンを思い出すと、確かに大型犬であっても室内で飼っていた様な気がしたのだった。

テレビＣＭといっても、その国の生活文化というものが反映される、と言う一例なのだと思う。
そしてこのＣＭの仕掛けが公表されたコトもまた、放送地域の社会性という様なモノを感じるのだ。