はんどろやノート

ラクガキでもしますか。

『湯川秀樹日記』を読む。らくがきも。

2010年05月05日 | らくがき
  一月三日 水曜  梢々寒し
 七時起床。
 午前中、別に変つたことなし。トルストーイ伝読了。トルストーイと大工の話、最も面白し。今やってゐること以外に目をくれてはならぬとは蓋(けだ)し凡(すべ)てを通じての至言であらう。
         (『湯川秀樹日記』 朝日新聞社刊)



 この年1934年の秋、湯川秀樹はあの「中間子理論」を発表する。これが湯川の発表したはじめての論文である。湯川博士、27歳。 (発表の日付は11月17日。どういうわけかこの日は「将棋の日」である。)
コメント
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