一月三日 水曜 梢々寒し
七時起床。
午前中、別に変つたことなし。トルストーイ伝読了。トルストーイと大工の話、最も面白し。今やってゐること以外に目をくれてはならぬとは蓋(けだ)し凡(すべ)てを通じての至言であらう。
(『湯川秀樹日記』 朝日新聞社刊)
この年1934年の秋、湯川秀樹はあの「中間子理論」を発表する。これが湯川の発表したはじめての論文である。湯川博士、27歳。 (発表の日付は11月17日。どういうわけかこの日は「将棋の日」である。)
七時起床。
午前中、別に変つたことなし。トルストーイ伝読了。トルストーイと大工の話、最も面白し。今やってゐること以外に目をくれてはならぬとは蓋(けだ)し凡(すべ)てを通じての至言であらう。
(『湯川秀樹日記』 朝日新聞社刊)
この年1934年の秋、湯川秀樹はあの「中間子理論」を発表する。これが湯川の発表したはじめての論文である。湯川博士、27歳。 (発表の日付は11月17日。どういうわけかこの日は「将棋の日」である。)