はんどろやノート

ラクガキでもしますか。

『スピンはめぐる』

2010年05月26日 | らくがき
 スピンはめぐっているらしい。  
        …ん? 「スピンがめぐる」? んんん?


 電子はくるくると自転しているらしいのです。それを「スピン」といいます。(ボーアが命名したらしい。)
 僕は長い間、いったいだれが、何を根拠に、そんなことを言い出したのか知りたいと思っていました。 そしたら、この本(↓)に書いてありました。朝永振一郎『スピンはめぐる』。 


↑写真は、パウリとボーア。何を見ているんだろうね? コマ?


 「スピン」の発見者はオランダのカウシュミットとウーレンベック。1925年のこと。こんな凄い事を発見してノーベル賞をもらっていない…なぜだろうね。
 「発見者」とはいっても、彼らはしかし、それ(電子のスピン)を見たわけじゃないのです。そんな小さいものは見えはしません。
 彼らは、ある理由から(分光学の説明不能のちいさな謎を説明するために)、きっとそうじゃないか、スピンしているんじゃないか、と想像したのです。(理論物理学者とは、そいういうことをする人達のことなのです。)

 「スピン」には、‘右巻き’と‘左巻き’があるという。 ほんとかね?信じてええんね?