中野京子の「花つむひとの部屋」

本と映画と音楽と。絵画の中の歴史と。

「怖い絵展」開幕と「世界一受けたい授業」

2017年07月25日 | 音楽&美術
 22日から神戸の兵庫県立美術館で「怖い絵展」が始まりました!

 実は直前にヒヤヒヤがありました。ロンドンからアムステルダムへ移送途中のトラックが渋滞に巻き込まれ、予定の便に詰めなかったというのです! えええ~

 しかし翌日は何とか間に合い、開幕にも間に合ってホッ🎵 

 こうしてついに、というか、いよいよというか、胸ドキドキの開幕です。
ありがたいことにおおぜいのお客様にいらしていただき、音声ガイド機も足りなくなって今週は数を増やすということです。

 担当者さんからも嬉しいメールが届きました。いろいろな方がツィッターしてくれているとのことで、いくつかあげるとこんな感じです。

◆怖い絵展すごい良かった…
ベタだけどレディジェーングレーの処刑が本当にすごかった…。泣きそうになるくらい、心が震えるってこういう事なのかなってくらいの迫力。もう1回1人で見に行こうと思う…!
◆怖い絵展 兵庫県立美術館にて 最高でしたよ
でも 最高に混んでましたよ
◆『怖い絵展』行ってみたぁ。考えさせられるし、怖いし、切ないし。。。最後の方、涙ぐんでる女の人いた
◆怖い絵展行ってきた〜。ゴヤの銅版画とかセザンヌ薄暗い様な絵とかめっちゃ良かった!やっぱりメインのジェーングレイの処刑が1番すごかった〜
◆怖い絵展観てきた。1つ1つの作品に丁寧に解説が付いていて、なかなかこんな展示無い。
◆普段絵を見ないのに気づいたら3時間半も見てた。
また見に行きたいな

 皆さん、ありがとうございます(感涙)

 そして告知し忘れてましたが、先週「世界一受けたい授業」にまた出演しました。関西テレビの「ピーチケパーチケ」にも出ました。どちらでもジェーン・グレイの解説をしました~


 ☆☆☆「怖い絵展」情報
http://www.kowaie.com/

☆☆今後の講演会

・8月20日(日)『怖い絵展』記念講演 2時~3時半 兵庫県立美術館(神戸)
https://web.pref.hyogo.lg.jp/bi01/fear.html

・9月2日(土)2時~3時半 名古屋朝日カルチャー

・11月3日(金)『怖い絵展』夜間鑑賞会 満席になりました。


☆☆月刊「文藝春秋」連載「中野京子の名画が語る西洋史」のオンライン化 全文、無料で読めます🎵
・最新~ドラロ―シュ「レディ・ジェーン・グレイの処刑」
http://bunshun.jp/articles/-/3445

☆最新刊『怖い絵のひみつ』(KADOKAWA)
name="amazletlink" target="_blank"> alt="怖い絵のひみつ。 「怖い絵」スペシャルブック" style="border: none;" />


☆『中野京子と読み解く運命の絵」(文藝春秋) 2刷になりました🎵
name="amazletlink" target="_blank"> alt="中野京子と読み解く 運命の絵" style="border: none;" />

☆「名画と読むイエス・キリストの物語」(文春文庫)

時代小説作家の千野隆司氏がHPで紹介してくださいました♪

http://blog.livedoor.jp/chino17jidai/archives/52067341.html#comments

☆「美術品でたどる マリー・アントワネットの生涯」(NHK新書)
美術品でたどる マリー・アントワネットの生涯 (NHK出版新書 497)


☆「名画の謎 旧約・新約聖書篇」(文春文庫)

名画の謎 旧約・新約聖書篇 (文春文庫 な)
  『弐代目 青い日記帳』さんがさっそく紹介してくださいました♪ 3月6日のページです。
http://bluediary2.jugem.jp/


☆「残酷な王と悲しみの王妃 2」(集英社)

残酷な王と悲しみの王妃2
担当者さんが紹介してくれました♪


http://renzaburo.jp/shinkan_list/temaemiso/151023_book01.html


☆『「絶筆」で人間を読む - 画家は最後に何を描いたか』(NHK出版新書)
 3刷になりました♪

「絶筆」で人間を読む―画家は最後に何を描いたか (NHK出版新書 469)

☆「中野京子と読み解く 名画の謎 対決篇」(文藝春秋)2刷になりました🎵
<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163903089/hanatumuhiton-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">中野京子と読み解く 名画の謎 対決篇
「青い日記帳」さんが紹介してくださいました。素敵な紹介で嬉しいです♪
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=4050

☆文藝春秋WEBサイトでは、短いですけどわたしのインタビュー記事も載りました。お読みくださいね!→http://hon.bunshun.jp/articles/-/3935


☆「名画の謎 ギリシャ神話篇」(文春文庫) 2刷になりました🎵

名画の謎 ギリシャ神話篇 (文春文庫)


☆「愛と裏切りの作曲家たち 」(光文社知恵の森文庫)

愛と裏切りの作曲家たち


☆「マンガ西洋美術史03」(美術出版)

マンガ西洋美術史03 「市民社会」を描いた画家」 ブリューゲル、フェルメール、ホガース、ミレー、ゴッホ



☆「マンガ西洋美術史02」(美術出版社)
マンガ西洋美術史02「宗教・神話」を描いた画家  ボッティチェリ、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロ、ティツィアーノ、エル・グレコ、ルーベンス


☆「危険な世界史 運命の女篇」(角川文庫)

危険な世界史 運命の女篇 (角川文庫)

☆「マンガ西洋美術史01」監修(美術出版社)
マンガ西洋美術史01 「宮廷」を描いた画家 ベラスケス、ヴァン・ダイク、ゴヤ、ダヴィッド、ヴィジェ=ルブラン


☆「ヴァレンヌ逃亡」(文春文庫)
ヴァレンヌ逃亡 マリー・アントワネット 運命の24時間 (文春文庫 な 58-2)


☆「名画で読み解く ロマノフ家12の物語」(光文社新書)3刷になりました♪

名画で読み解く ロマノフ家 12の物語 (光文社新書)   

☆「印象派のすべて」(宝島社別冊ムック)
印象派のすべて (別冊宝島 2200)

☆「名画に見る 男のファッション」(角川書店)
名画に見る男のファッション (単行本)

☆「橋をめぐる物語」(河出書房)
中野京子が語る 橋をめぐる物語

☆「中野京子と読み解く 名画の謎 陰謀の歴史篇」(文藝春秋) 3刷になりました♪
中野京子と読み解く 名画の謎 陰謀の歴史篇

☆「残酷な王と悲しみの王妃」(集英社文庫)4刷になりました♪
残酷な王と悲しみの王妃 (集英社文庫)

☆「怖い絵」(角川文庫) 単行本に新しく書き下ろし2作を加え、全22作品です。8刷になりました🎵 怖い絵  (角川文庫)

☆「はじめてのルーヴル」(集英社)2刷になりました🎵 はじめてのルーヴル (集英社文芸単行本)

☆「名画の謎 旧約・新約聖書篇」(文藝春秋) 5刷になりました🎵
中野京子と読み解く 名画の謎 旧約・新約聖書篇

☆「怖い絵 死と乙女篇」(角川文庫) 7刷になりました🎵 怖い絵  死と乙女篇 (角川文庫)

☆最新刊「名画と読む/イエス・キリストの物語」(大和書房) 3刷になりました🎵
名画と読むイエス・キリストの物語

☆「危険な世界史 運命の女篇」(角川書店) 2刷になりました🎵
危険な世界史 運命の女篇

☆「危険な世界史 血族結婚篇」(角川文庫)6刷になりました🎵
危険な世界史 血族結婚篇 (角川文庫)

☆「怖い絵 泣く女篇」(角川文庫)~「怖い絵2」の文庫化~ 11刷になりました🎵
怖い絵 泣く女篇 (角川文庫)

☆『中野京子と読み解く 名画の謎 ギリシャ神話篇』(文藝春秋) 7刷になりました🎵
中野京子と読み解く名画の謎 ギリシャ神話篇


☆「印象派で「近代」を読む ~光のモネからゴッホの闇へ~」(NHK新書)6刷になりました♪
印象派で「近代」を読む―光のモネから、ゴッホの闇へ (NHK出版新書 350)

☆「『怖い絵』で人間を読む 」(NHK出版生活人新書) 14刷になりました♪
「怖い絵」で人間を読む 生活人新書


☆光文社新書「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」 7刷になりました♪
名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語 (光文社新書)

☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書) 20刷になりました🎵 名画で読み解く ロマノフ家 12の物語 (光文社新書)

☆「芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫)
芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫)

☆「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫) 3刷になりました🎵 おとなのための「オペラ」入門 (講談社+α文庫)

☆「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
恐怖と愛の映画102 (文春文庫)

☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。
歴史が語る 恋の嵐 (角川文庫)

^^^^^^^^^^^^^^^^
☆以下の単行本は絶版としました。文庫本をお求めくださいまし~

☆「怖い絵」16刷中。怖い絵

☆「怖い絵2」、9刷中。 怖い絵2

☆「怖い絵3」 6刷中。 怖い絵3

















 
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7 コメント

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Unknown (かなさん&星燈さん(kyoko))
2017-08-01 10:14:28
かなさん
 吉田羊さん、いつもより低めの声で感情を抑えて読んでくださり、ほんとにステキで嬉しいです🎵
 忙しさの合い間の芸術鑑賞は、日々をリフレッシュしてくれますよね。新しいお仕事、頑張ってくださいね!

星燈さん
 そうなんです。皆さんジェーンの大きさに驚かれるようです。額縁も、ロンドンのと同じのが来なかったらどうしようと心配していたのですが、無事そのままでホント良かったです。
 モローのソドムは印刷ではわからない、目鼻がぼんやり見えてそれも驚きですよね~♪
返信する
Unknown (星燈)
2017-07-30 23:56:10
「怖い絵」展へ早速行って参りました。「レディ・ジェーン・グレイの処刑」は予想以上に画面が大きく、まるで自分がその舞台の中に立って事件の当事者になっているかのような、臨場感がありました。オラース・ヴェルネ作「死せるナポレオン」やギュスターヴ・モロー作「ソドムの天使」にも、それぞれ異なった形の恐怖があり、絵画の奥深さを改めて知る事が出来ました。またこの間の話になりますが、中古品店でグリューネヴァルトとゲインズバラを特集した冊子を見付けたので、早速購入しました。この二人の画家に関する書籍は今まで見た事がなかったので、ちょっと得した気分です。
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怖い絵展 (かな)
2017-07-30 22:08:23
28日 奈良から友人と
怖い絵展とバベルの塔展行って来ました
怖い絵展 とても楽しく友人も遠くまで来て良かったと言っていました
イヤホンガイド借りました
吉田羊さん 中野先生の解説が本当に素敵で借りて良かったです
色々感想書きたいのですが長くなりそうなので……

バベルの塔展 絵ももちろんすばらしかったのですがCG技術のすごさにもびっくりしました

私事ですが4月に転職し新しい仕事を覚えていくのに必死で 趣味の読書や映画等ほとんど出来なくなり気持ちに余裕がなくなっていたので二つの美術展に行けたのは本当に良かったです
返信する
Unknown (大和田繭さん(kyoko)
2017-07-29 22:45:43
 もう一つおまけにゾラもいますよ~ まいりますね。たまに間違えたりして。
 「ヴァレンヌ逃亡」はシンクロかな?ちょうど月刊誌「エクラ」今月号で恩田陸さんが夏に読みたい本の一冊に取り上げてくださっていました🎵
返信する
おめでとうございます! (大和田繭)
2017-07-26 21:50:16
中野先生こんばんは。

お暑うございますが、怖い絵展も大盛況なご様子、おめでとうございます。先生もお元気そうで良かったです。

先日、美術品でたどるマリーアントワネットを読み終えて、そのままヴァレンヌ逃亡を読むつもりが、今回も私、過剰に感情移入してしまい、ずっしり来たので、印象派で近代を読むを読みました。印象派なので軽やかに読めそうな気がしていたのです。

が、しかし。印象派って、先生も書いてらしたとおり、穏やかな絵の雰囲気とは違うのですね。リアルだけに、逆に露骨というのかしら、容赦ないというのか、ドガのカフェにては以前、名画の謎でも読みましたが、アブサンの色と女性の表情が今回も強烈に響きました。

菊池寛と同様に私も今までドガ、モネ、マネ、ゴヤ、からまってましたが、おかげさまで、よく分かりました。ありがとうございました!
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Unknown (carpediemさん(kyoko))
2017-07-26 11:13:15
 わあ、ポルトガルに冷たい?わたし。
 アントワネット本にはちゃんと書いたのに。。。
 税務署に婚姻届け提出とは、市役所以上に味気無さ満点ですね。食事も味気ないけど(ナイショ)
 ジェーンはロンドンよりも美しさがアップした感じなのでお楽しみに♪
返信する
Unknown (carpediem)
2017-07-25 16:36:36
怖い絵展、無事開幕おめでとうございます。私は8月20日に先生の講演会の日に行く予定にしています。レディ・ジェーンとの再会が楽しみです。
今、「怖い絵のひみつ」を読んでいますが、「ポンペイ最後の日」の中の記述で「活火山があり地震が身近なのはイタリア、ギリシャ、アイスランドくらい」とありますが、先生、イベリア半島を忘れてませんか?有名な1755年のリスボン大地震でリスボンの街は壊滅してますし、最近では2011年のムルシア地震でムルシアの街が崩壊してます…ヨーロッパは昔アフリカと引っ付いてて、そのアフリカンプレートが(北がガンとして動かないので)押し上げたのがアルプスであり、ピレネー山脈であるわけで…のちにアフリカンプレートは離れて行き地中海ができ、残された地中海沿岸はいまだに地盤がユルイ、と私はいつも案内しているのですが…でも北欧から帰って来ましたが、今回ベルゲンのガイドさんは「震度4くらいはある」と言ってました。あの辺りの海沿いはアイスランドのように海底火山の影響もあるのかもしれませんね…私は大自然オンチなのですが、そんな私が唯一感動した大自然がアイスランドでした。アイスランドは海底火山が盛り上がって出来た国でいまだに成長しています。地球は46億歳だそうですが、アイスランドは生まれてまだ100万年くらいの赤ちゃんの国。なので自然に生えてる木は私の身長くらいしかなく、その景色は火山岩がゴロゴロしている月面にいるような景色…実際、宇宙飛行士の歩行訓練も行われているらしいです。夏でも涼しいので避暑にオススメです。
今回のストックホルムのガイドさんの案内でウケた話が…スウェーデンの結婚式は教会で挙げる人もいるけど市庁舎で簡単に挙げる人が多い。そしてその後婚姻届をどこに出すと思いますか?「そのまま市庁舎?」と思いましたか、なんと税務署。スウェーデンでは婚姻届も離婚届も死亡届も、とにかく家族構成が変わったら全部、税務署に直接報告だそうです。さすが、税金の国!
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