マイケル・ジャクソンの急死は人々を驚かせ、同時に「さもありなん」という気持にもさせたと思う。
全身の皮膚の色を変え、度重なる整形で全くの別人になるほど、それほどにも、彼は自己否定したのであり、素人目にも精神分析事例の格好のケースだとわかる。
タニス・リーの小説にこんな一文。
ーー「みんな、ごらん」星が言った、「わたしはこんなにまばゆく燃えている」。そうしてそれはノヴァとなった。光が薄れたとき、星はもはやどこにもなかった。
この物語の教訓は明らかである。ーー
nova(新星)とは変光星の一種。
それまで微光を放っていたにすぎないのに、数日間のうちに急激にそれまでの数千倍ないし数万倍に光度を上げ、その後減光してしてしまう。原因は恒星の爆発によると言われる。
身を燃やして、夜空をあかあかと照らしたのである。凡人が何を憐れむことあろう。
*上記に関する「夏蜜柑」さんからのコメントを以下⇒
彼の色の変化は尋常性白斑という病気によるものです。
本人も公言し、裁判の際に医師側から証拠として診断書が出されて検察にも認められた、公の事実です。
現在の医学技術で全身の皮膚を白くするということは不可能だそうです。
「自己否定した」と仰る意味が、「黒人を否定し白人になりたかった」という意味を含むならば、決してそうではありません。
これは一ファンの主観になってしまいますが、
黒人であることを誇りに思っていた彼自身が一番この病気を悲しみ、苦しんだのだと思いますから。
そして、もしそう考えておられるなら、それはこの病気に罹患されている他の方に対しても失礼になるのではと思いました。
整形手術については詳しくはわかりませんが、鼻を施術したことは本人も認めていました。
が、発端は舞台上での骨折です。
記事に関係ないですが、彼は全身性エリテマトーデスという病も抱えていて、奇行のように言い立てられている多くのことが病気の症状に関係していたりします。
(↓このブログで納得の行く説明をしてくださってます。
http://yuuki-rinrin.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-f40e-1.html)
これらについてきちんとした報道がほとんどなされてないので、よほどファンでもない限りは知らなくて当然だと思いますが、
どうか、全くの別人になるほど自己否定したなんて言わないでください。
長々とすみませんでした。
☆9月から開催の「THEハプスブルク展」では、わたしの講演会もあります。どうぞいらしてくださいね!(詳細は次回)
☆NHKラジオで児玉清さんが「「怖い絵3」をご紹介してくれました♪ ⇒
http://www.nhk.or.jp/vitamin/culture/guestpage/kodama.html
☆最新刊「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
☆「怖い絵3」♪ シリーズ完結篇です。3刷中♪
☆「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。<愛のフェア>本の一冊ですので、帯の写真は松山ケンイチさん♪「女の恋は 激しく、哀しい」がキャッチコピーです。
☆最新刊「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)、6刷中♪
☆最新刊「危険な世界史」(角川書店)
毎日新聞での紹介⇒ http://mainichi.jp/enta/book/shinkan/news/20080903ddm015070149000c.html
☆「怖い絵2」、6刷中。
☆「怖い絵」12刷中
全身の皮膚の色を変え、度重なる整形で全くの別人になるほど、それほどにも、彼は自己否定したのであり、素人目にも精神分析事例の格好のケースだとわかる。
タニス・リーの小説にこんな一文。
ーー「みんな、ごらん」星が言った、「わたしはこんなにまばゆく燃えている」。そうしてそれはノヴァとなった。光が薄れたとき、星はもはやどこにもなかった。
この物語の教訓は明らかである。ーー
nova(新星)とは変光星の一種。
それまで微光を放っていたにすぎないのに、数日間のうちに急激にそれまでの数千倍ないし数万倍に光度を上げ、その後減光してしてしまう。原因は恒星の爆発によると言われる。
身を燃やして、夜空をあかあかと照らしたのである。凡人が何を憐れむことあろう。
*上記に関する「夏蜜柑」さんからのコメントを以下⇒
彼の色の変化は尋常性白斑という病気によるものです。
本人も公言し、裁判の際に医師側から証拠として診断書が出されて検察にも認められた、公の事実です。
現在の医学技術で全身の皮膚を白くするということは不可能だそうです。
「自己否定した」と仰る意味が、「黒人を否定し白人になりたかった」という意味を含むならば、決してそうではありません。
これは一ファンの主観になってしまいますが、
黒人であることを誇りに思っていた彼自身が一番この病気を悲しみ、苦しんだのだと思いますから。
そして、もしそう考えておられるなら、それはこの病気に罹患されている他の方に対しても失礼になるのではと思いました。
整形手術については詳しくはわかりませんが、鼻を施術したことは本人も認めていました。
が、発端は舞台上での骨折です。
記事に関係ないですが、彼は全身性エリテマトーデスという病も抱えていて、奇行のように言い立てられている多くのことが病気の症状に関係していたりします。
(↓このブログで納得の行く説明をしてくださってます。
http://yuuki-rinrin.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-f40e-1.html)
これらについてきちんとした報道がほとんどなされてないので、よほどファンでもない限りは知らなくて当然だと思いますが、
どうか、全くの別人になるほど自己否定したなんて言わないでください。
長々とすみませんでした。
☆9月から開催の「THEハプスブルク展」では、わたしの講演会もあります。どうぞいらしてくださいね!(詳細は次回)
☆NHKラジオで児玉清さんが「「怖い絵3」をご紹介してくれました♪ ⇒
http://www.nhk.or.jp/vitamin/culture/guestpage/kodama.html
☆最新刊「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
☆「怖い絵3」♪ シリーズ完結篇です。3刷中♪
☆「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。<愛のフェア>本の一冊ですので、帯の写真は松山ケンイチさん♪「女の恋は 激しく、哀しい」がキャッチコピーです。
☆最新刊「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)、6刷中♪
☆最新刊「危険な世界史」(角川書店)
毎日新聞での紹介⇒ http://mainichi.jp/enta/book/shinkan/news/20080903ddm015070149000c.html
☆「怖い絵2」、6刷中。
☆「怖い絵」12刷中
その中に登場するありとあらゆる人々の生き様には本当に考えさせられてしまいます。マイケルジャクソンさんのように、短くも華々しい人生を終える人、凡庸でも長寿を全うする人、王といえども戦争や政務に追われ続けの人もいれば、政治などそっちのけで趣味にふける人など、何が幸福な人生なのかなぁ、としみじみ感慨に耽っています。
そうですね。彼はそれを病気と言っていたし、顔が変わったのも整形ではなく「成長したから」と説明していました。傍がとやかく言うべきではなかったかも。。。
マイケルの白い肌は皮膚移植とハイドロキノンでの漂白によるものだそうです。
生前の彼を診察した医師が、彼の皮膚は継ぎはぎ状態だったと言ってました。
何をそこまで、と誰しも思うところですが、こういう自己否定は現代人に無縁のものではないと思います。
ありのまま、無作為のままの自分じゃ駄目だ、もっと良くならなくては、という焦燥感の裏にあるのはひょっとして向上心じゃなくて自己否定!?と思わざるを得ない事って多いんじゃないでしょうか。
それにしてもあんな極端な人を私は他に知りません。だからこそ忘れられないのかも…
お久しぶり♪
美しくなくてはいけない、若くなくては、強くなくては、金持ちでなくては、教養がなくては、名家出身でなくては、とほとんどエンドレスなのに、誰も「徳が高くなくてはいけない」と言わないのが困りもの。
いもっこさん
いずれ主治医による「衝撃の真実」などという本が出るかもしれませんが、それまた真実かどうかはわかりませんよね~
私は怖い絵シリーズで絵画のおもしろさを教えられて以来中野さんのファンで、同時にマイケル・ジャクソンのファンでもあります。
いもっこさんも仰っていますが、彼の色の変化は尋常性白斑という病気によるものです。
本人も公言し、裁判の際に医師側から証拠として診断書が出されて検察にも認められた、公の事実です。
現在の医学技術で全身の皮膚を白くするということは不可能だそうです。
「自己否定した」と仰る意味が、「黒人を否定し白人になりたかった」という意味を含むならば、決してそうではありません。
これは一ファンの主観になってしまいますが、
黒人であることを誇りに思っていた彼自身が一番この病気を悲しみ、苦しんだのだと思いますから。
そして、もしそう考えておられるなら、それはこの病気に罹患されている他の方に対しても失礼になるのではと思いました。
整形手術については詳しくはわかりませんが、鼻を施術したことは本人も認めていました。
が、発端は舞台上での骨折です。
記事に関係ないですが、彼は全身性エリテマトーデスという病も抱えていて、奇行のように言い立てられている多くのことが病気の症状に関係していたりします。
(↓このブログで納得の行く説明をしてくださってます。
http://yuuki-rinrin.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-f40e-1.html)
これらについてきちんとした報道がほとんどなされてないので、よほどファンでもない限りは知らなくて当然だと思いますが、
どうか、全くの別人になるほど自己否定したなんて言わないでください。
長々とすみませんでした。
地元の図書館にとりあえず借りられる1.2をリクエストいたしまして いま⒉のほうにとりかかっております。
オペラに関しても書いていらっしゃるとわかりましたので こちらで紹介されている本で手に入るものは読ませていただこうと思っております。
なにせ 貧乏暮らしゆえ 購入するところまでいければいいのですが もうしわけございません。
細々と生きる身にとって まだまだ 楽しみ方というのがあったということを中野さんの本によって知らされました。
時間が許す限り読ませていただきます。
ええ ありがとうございます。
ああ、ブログをやってらっしゃると知りこちらにお邪魔させていただきもでき
また楽しからずや
ロムさせていただきます。
ではでは
記事中にコメントを挿入しておきました♪
gavo-22さんへ
ご訪問ありがとうございます。
児玉さんによるご紹介は、わたしは聞きそびれてしまったんですよ~ 残念!