中野京子の「花つむひとの部屋」

本と映画と音楽と。絵画の中の歴史と。

「THEハプスブルク」を美輪明宏さんが紹介

2009年10月13日 | 朝日ベルばらkidsぷらざ
 朝日新聞ブログ「ベルばらkidsぷらざ」で連載中の「世界史レッスン<映画篇>」第24回の今日は「全世界に見つめられながら」⇒ http://bbkids.cocolog-nifty.com/bbkids/2009/10/post-3e6c.html#more
 一昨年公開されたコッポラ作品『マリー・アントワネット』について書きました。キルスティン・ダンスト、可愛くて好きですが、残念ながらハプスブルクの高貴なプリンセスというより、ヨーロッパのセレブに嫁いだヤンキー娘にしか見えなかったですねえ。

 ところでもうハプスブルク展(最寄り駅は乃木坂or六本木)はご覧になりましたか?

 国立新美術館のいつもはやや殺風景な壁が、テーマごとにロイヤルブルー、深紅、緑、茶になっていたのに気づかれたと思います。絵画が映えていましたね!

 わたしが行ったとき、エリザベート、老フランツ・ヨーゼフ、プロスペロ王子、クラナッハの「サロメ」、フェリペ二世の甲冑、明治天皇からの贈呈品に人だかりがしていました。

 ミュージアムショップは上野に比べて狭いのが難。
 本があまり置いていないのです。しかも!わたしの「ハプスブルク家12の物語」は売り切れでした。。。(涙)

 本展覧会のテレビ放送があります。10月18日 日曜、午後2時、TBS。
 美輪明宏さんがパーソナリティです。お楽しみに!

 今日はもうひとつ、お知らせ。
 以前書きましたが、大塚美術館で「怖い絵ツアー」が催されました。好評により、11月と12月にも行なわれるそうです。「原寸大で「怖い絵」を体験しよう!」が合言葉。迫力の大きさを味わいに、ぜひ一度、足をお運びください。
⇒ http://www.o-museum.or.jp/japanese/event/new/index.html#top


☆THEハプスブルク展へ行く前にはぜひ拙著で予習してくださいまし。肖像画に描かれた人々の運命を知ると、絵はきっとまた新たな魅力を増すはずです。

☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)、8刷中。
名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366)



☆「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
  新聞での紹介から抜粋ーー「思わず見たい映画をピックアップしたくなるエッセー集」「映画の印象的なシーンに触発され、著者一流の物の見方を遺憾なく発揮している」「このテーマでこの映画?と驚くような選択も。公開当時は興味を覚えなかった作品でも、改めて見たいと思うきっかけになるかも」

恐怖と愛の映画102 (文春文庫)


☆「怖い絵3」♪ シリーズ完結篇です。4刷中♪

怖い絵3


☆「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
おとなのための「オペラ」入門 (講談社+アルファ文庫 D 61-1)

☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。

歴史が語る 恋の嵐 (角川文庫 な 50-1)

☆最新刊「危険な世界史」(角川書店) 2刷になり、帯が黄色から白に変わりました♪
毎日新聞での紹介⇒ http://mainichi.jp/enta/book/shinkan/news/20080903ddm015070149000c.html

危険な世界史

☆「怖い絵2」、7刷中。

怖い絵2

☆「怖い絵」13刷中。

怖い絵
怖い絵
posted with amazlet on 07.07.14
中野京子 朝日出版社 (2007/07/18)


コメント (6)
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