中野京子の「花つむひとの部屋」

本と映画と音楽と。絵画の中の歴史と。

デコポン詐欺?

2009年06月02日 | 雑記
 先日、ちょっと笑える出来事が。。。

 午前のみの授業を終えての帰り路。駅前のにぎやかな商店街を歩いていると、山ほどデコポンを積んだリヤカーがやってきました。そこには「デコポン6個300円」と手書きの宣伝が。

 これは安いと思って、さっそく買うことに。
 声をかけるとリヤカーは道ばたにとまり、他にも3,4人の女性が集まってきました。

 お金を払おうとすると、なぜかそのデコポン売りのお兄さん(?)が声をひそめて言います。

「あのね、ちょっと相談なんだけど」
「?」
「これ、デコポンでしょ。そして」

 と、仕切りの奥からちっちゃなセミノールを手品のように取り出して、

「6個300円は、こっちの値段なの」
「!」
「でもデコポンは、ほんとは1個200円もするやつなんだよ。でもおまけして、今回は5個1000円でいいから」

 いくら算数に弱いわたしだって、全然おまけになっていないのはわかるんだわね~

 わたしが返事をする前に、すかさず周りの誰かが、

「詐欺じゃん!」

 それを合図みたいに、いっせいに散ってゆきました。もちろんわたしもあわててその場を離れた次第。

 いやあ、今どきこんな売り方をして騙される人なんかいるのかなあ。それにしても、「ちょっと相談なんだけど」という言い方が、どことなく後ろめたそうで、おかしかった。真っ当に商売してくださいね!


☆6月12日(金)は銀座の国際フォーラムで、日本呼吸器学会の基調講演。これはお医者様の学会員のみの参加になります。⇒ http://www.jrs.or.jp/jrs49/convocation.html

☆「怖い絵3」のラインナップは以下。

ボッティチェリ「ヴィーナスの誕生」
レーピン「皇女ソフィア」
伝レーニ「ベアトリーチェ・チェンチ」
ヨルダーンス「豆の王様」
ルーベンス「メドゥーサの首」
シーレ「死と乙女」
伝ブリューゲル「イカロスの墜落」
ベラスケス「フェリペ・プロスペロ王子」
ミケランジェロ「聖家族」
ドラクロワ「怒れるメディア」
ゴヤ「マドリッド、一八〇八年五月三日」
レッドグレイヴ「かわいそうな先生」
レオナルド・ダ・ヴィンチ「聖アンナと聖母子」
フーケ「ムーランの聖母子」
ベックリン「ケンタウロスの闘い」
ホガース「ジン横丁」
ゲインズバラ「アンドリューズ夫妻」
アミゴーニ「ファリネッリと友人たち」
アンソール「仮面にかこまれた自画像」
フュースリ「夢魔」




☆「怖い絵3」シリーズ完結篇です。
 発売と同時に、即、重版になりました!ありがとうございます♪

怖い絵3


☆「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
おとなのための「オペラ」入門 (講談社+アルファ文庫 D 61-1)

☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。<愛のフェア>本の一冊ですので、帯の写真は松山ケンイチさん♪「女の恋は 激しく、哀しい」がキャッチコピーです。

歴史が語る 恋の嵐 (角川文庫 な 50-1)

☆最新刊「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)、6刷になりました♪

名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366)

☆最新刊「危険な世界史」(角川書店)
毎日新聞での紹介⇒ http://mainichi.jp/enta/book/shinkan/news/20080903ddm015070149000c.html

危険な世界史

☆「怖い絵2」、6刷中。
月刊誌『ダ・ヴィンチ』6月号194ページに載っています。ごらんください。

怖い絵2

☆「怖い絵」11刷り中

怖い絵
怖い絵
posted with amazlet on 07.07.14
中野京子 朝日出版社 (2007/07/18)






コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする