中野京子の「花つむひとの部屋」

本と映画と音楽と。絵画の中の歴史と。

朝日新聞ブログ読者プレゼント、締め切り迫る!

2007年08月16日 | 朝日ベルばらkidsぷらざ
☆今週はお盆でしたので、朝日新聞ブログ「ベルばらkidsぷらざ」で連載中の「世界史レッスン」はお休みしました。

☆☆当kidsでの読者プレゼント(拙著『怖い絵』を5名様に)は、締め切りが迫っています⇒ http://bbkids.cocolog-nifty.com/bbkids/2007/08/post_b475.html
 以下は、再録。

2007年8月 6日 (月)
Kidsのアトリエから
《プレゼント》アントワネットの絵の「怖さ」とは?「世界史レッスン」の中野京子さん新刊『怖い絵』
 ベルばらKidsブログの人気コラム「世界史レッスン」著者の中野京子さんの新刊『怖い絵』(朝日出版社刊/定価1890円)を5名さまにプレゼントいたします。

 『怖い絵』は、16世紀から20世紀の西洋名画20点を“恐怖”という視点で紹介する、ちょっと変わったガイドブックです。ゴヤ『我が子を喰らうサトゥルヌス』のように正視に耐えない怖さから、ドガ『エトワール、または舞台の踊り子』のように一見しただけではわからない背景に秘められた怖さまで、さまざまな恐怖を忍ばせた絵を、そのエピソードとともに紹介しています。

 「まえがき」によれば、この本を書いたきっかけの一つは、画家ダヴィッドが描いた、断頭台にひかれてゆくマリー・アントワネットのスケッチだったとか。絵そのものは恐怖と無縁でも、描き手の悪意や狂気、当時の社会的背景、描かれた人物のその後の顛末などを知ると、先ほどまでは普通の名画だった絵が、とたんに恐ろしいものに感じられてきます。
 ダヴィッドの描いたアントワネットのスケッチに潜む怖さとはなんだったのでしょうか?
 ほか、ティントレット『受胎告知』、ブロンツィーノ『愛の寓意』、ラ・トゥール『いかさま師』など、取り上げる名画は20作。「世界史レッスン」でおなじみの軽妙な筆致でお楽しみいただけます。

『怖い絵』
著者:中野京子/出版社:朝日出版社/ISBN: 978-4-255-00399-3/定価:1890円(税込)
 ⇒購入はこちらから

        ★     ★     ★

 今回ご紹介した『怖い絵』を抽選で5名さまにプレゼントいたします。
 ⇒プレゼントページはこちら

怖い絵
怖い絵
posted with amazlet on 07.07.14
中野京子 朝日出版社 (2007/07/18)


①ドガ「エトワール、または舞台の踊り子」
②ティントレット「受胎告知」
③ムンク「思春期」
④クノップフ「見捨てられた街」
⑤ブロンツィーノ「愛の寓意」
⑥ブリューゲル「絞首台の上のかささぎ」
⑦ルドン「キュクロプス」
⑧ボッティチェリ「ナスタジオ・デリ・オネスティの物語」
⑨ゴヤ「我が子を喰らうサトゥルヌス」
⑩アルテミジア・ジェンティレスキ「ホロフェルネスの首を斬るユーディト」
⑪ホルバイン「ヘンリー8世像」
⑫ベーコン「ベラスケス<教皇インノケンティウス10世像>による習作」
⑬ホガース「グラハム家の子どもたち」
⑭ダヴィッド「マリー・アントワネット最後の肖像」
⑮グリューネヴァルト「イーゼンハイムの祭壇画」
⑯ジョルジョーネ「老婆の肖像」
⑰レーピン「イワン雷帝とその息子」
⑱コレッジョ「ガニュメデスの誘拐」
⑲ジェリコー「メデュース号の筏」
⑳ラ・トゥール「いかさま師」


















コメント
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