浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「講演集」より。

2014-06-20 00:37:12 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

    ~ 恩師の御著書「講演集」より ~


           講演集 一


     「もし無かったら」と仮定する見方


余りにも私達は感謝することを知りませんでした。
あの太陽の熱・光に対して心から感謝できるその思いですね。
また何とも思わずに吸わせてもらっている空気、その中の酸素。
もし太陽の熱・光をいただけなかったら、
この地球上に何者も存在はできないし、この空気が無かったら、
いくら息の長い人でも、三分間も生きられません。そのように、
総てをいただいていることに対して感謝を知らないでいます。

「有難いなあ」と心から掌を合わせてお日様の熱・光、空気に対して
感謝をされた方があるでしょうか。
何かにつけて私達は、あって当たり前、
あるから当たり前と思っていますが、
もしなかったらという見方をさせてもらった時に、
ほんとうに有難いなあということが分かりますね。

夫婦の間もそうです。
夫婦とも健在の間はお互いにくさし合ったり、
謗り合ったりして文句ばかり言い、ふうふういいながらこの世を去って
いくのですが、いなくなった時に「ああ主人がいてくれたらこんなに
淋しい思いをしなくて済むのに」と、その有難さがしみじみと分かります。
何かを見せてもらっても、「もしもこれがなかったら」という思いを
常にさせていただくことです。


          ~ 感謝・合掌 ~


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