浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「垂訓」

2024-07-12 00:00:03 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

 恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


        第六章 人類滅亡を救う奇跡と癒しの秘密

        心の教えを正しく行うと証がついて回る

作善止悪という簡単で難しい実践

先の続き・・・

悪いことをするにはなんの努力もいらず、
ただ欲望のおもむくままに生きていればよく、
善いことはこれを行うのに、
なかなか強い意志と勇気とを必要とします。
この言葉の由来である古い時代の中国の
故事を調べると、こんな話しがあります。

白楽天という唐の時代の有名な詩人が、
かねてから気になっていた高名な
ふくろう和尚を訪ねます。
いつでも高い木の上で坐禅をしているので、
誰言うとなくふくろう和尚と呼ばれていました。

森の木の上にいるふくろう和尚に会うと、
木の上の和尚に向かって、白楽天は
どうしたら人間は幸せになれるかと質問します。
すると、ただ一言「作善止悪」
という単純な答えが返ってきました。
白楽天は思わず笑いました。


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