恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より
第五章 心の曇りをとるための反省
幼い頃から今日までの自分の姿を立体映像で見せられる
先の続き・・・
小学校一年の秋のことです。
取り入れで稲刈りをして干し、
乾燥すると田圃の真中にゴザを敷いて脱穀をするのです。
干してある稲束を脱穀する場所まで運ぶと、
父が足踏み機でギコギコ脱穀しては
済んだ藁を後ろに放っていくのですが、
その時、積んである束を父に渡すのが私の役目でした。
この稲束を父が最も受け取り易いように一つずつ渡すと、
父はザアーツと脱穀してパッと後ろに放ります。
すると、次の束を渡さなくてはいけないのですが、
父の手許の受け取り易いところへ持っていかないと、
「何をしているのか」と怒られます。
父のしやすいように次々と渡していくのです。