恩師の御著書「真理を求める愚か者の独り言」より
第二章 必要なのは正しい生命観の確立
◆心の重量と行き着く先◆
地球がこの宇宙に誕生して四十六億年と言います。
そのうちで人間がこの世に生きていられる時間は、
わずか五十年、百年の間です。
電子顕微鏡で見ても見えないくらいの小さな瞬間の
はかない存在が人間というものです。
形あるものは時間の制約の中での現れにすぎず、
実体を持ちません。
かげろうのように現れては消えていく
この世のあらゆるものの中にあって、
私たちの肉体も人生も例外ではありません。
そして何一つあの世に
持っていけるものはありません。