浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「講演集」より。

2014-12-15 02:20:38 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

         恩師のご著書「講演集」より


           講演集、 二


     東京・沖縄講演のお土産話――懺悔と告白


先の続き・・・

沖縄では総勢百七、八十人の方の癒しをさせていただきましたが、
そんなに時間はかかりません。
「あなたは治りなさい」と言えばすぐ治ります。
だんだんとその力を強くしていただきます。
時間はかからないのですけど、百数十名にもなると、これは大変な数で、
翌朝のスケジュールでは講演だったのですが、しかし、あまり患者さんが
多いので、「先生は治療のほうに当たっていただけますか」ということで、
私は別の部屋で癒しに当たらせてもらいました。
まあいろいろな難病奇病の方に出会い、大変な旅でした。
しかし皆さんに喜んでいただきました。

翌朝は八時半から始めて、お昼まで掛かって全部終わったのです。
A先生が講演なさっているのでけど、お腹の辺りが大きいのですね。
「私も胃を上げて下さい」と言われ、「はいはい」胃を上げますと、
次の講演の時にはお腹の辺りがペチャンコになっているのです。
大変スマートになっておられました。
或る先生は霊道を開かれていましたが、
自分がそういう能力が得られたことから沖縄で縁ある方々に光を入れて、
多くの方の心に窓を開いていかれたのです。
過去を思い出して喋られますが、
これは、高橋信次先生がされたようにその先生もされたのです。

過去世を開きますと、自分は特殊な能力者で、自分は偉いと錯覚してしまうのですね。
「今、私の側に過去世を開いている人は一人もありません。
全部増上慢になって去っていきました」とその先生はおっしゃっています。
それでこういうことをしてはならないと悟られたのですね。
今は、そういうことはしておりませんとおっしゃっていましたが、
その先生の講演中、私はずっと治療を続けていました。
初めての場所であり、誰が誰かを知りませんから、一度済んだ方でも、
ずるい方はもう一度順番の中に入って治療を受けていたそうです(笑い)。

一人で二回も三回もです。
私は知らないものだから、初めての人かなと思って一生懸命治療をさせて
もらっていました。
その先生は自分のグループですから、よく知っておられますので、
講演の中で「己を捨てて人の為に、と常に法の中で説いているにも拘わらず、
先生の治療を頂いて又治療を受ける。
そんな教えをしたことはありません。
私は恥ずかしくて辛くてこの場にいたたまれなかったのです」と話されていました。


           ~ 感謝・合掌 ~





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