浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「御垂訓」

2019-10-04 23:23:49 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

~ 恩師の「心行の解説」下巻より ~


                  講演 六

「神仏の大慈悲に感謝し万象相互の調和の心が
                神意なることを悟るべし」

先の続き・・・

どぶ漬けというのがありますが、
私たちは有難いことに神様漬けです。
それをはっきりと自覚させていただくだけでも私たちは
どれほど有難いことか知れません。

神様の中にいるのですから不安とか恐怖とかいったものは
本来は無いものです。
それを知らないから不安や恐怖に襲われるのです。
私はいつも神様の御胸の中に抱かれているということを知っています。
そのために大安心です。
まったく恐怖はありません。

しかしそれを知りましても、日々の生活でもしも思うこと、
行うなうこと、語ることが間違っておりますと恐怖が襲ってきます。
嘘を言ったとしますと、やがてばれます。
ばれるからまたさらに嘘をつきます。
嘘がばれないかと思うその思いが恐怖です。

また、悪事や間違ったことをしますと、
私たちの心の中にやはり神の心である
良心、神我なる我がちゃんと居て下さって、
その神が自分を裁きます。

そして表面の意識が恐怖に襲われます。
夜休みますとすごく怖い夢を見ます。
逃げても逃げても追いかけられる夢を見たり、
崖っぷちから落ちそうになって「ああ怖い」としがみつくと、
しがみついた所からまた崩れてきて、底知れない所へ落ちそうになり
必死になって逃げようとしている夢などを見たりします。
私が悪がきの頃、そのような夢をいつも見ました。
しかし今はいっさい見なくなりました。

意識の中に恐怖をもった生活をしていますと、
夜休んだ時に恐怖に襲われる夢を見るわけです。
夢はただ寝ている間に起こるものと思っておりますが、
これは私たちの昼の生活が夜の意識の中に現れているということです

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「御垂訓」 | トップ | 「御垂訓」 »
最新の画像もっと見る

浄心庵 長尾弘先生垂訓」カテゴリの最新記事