浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「垂訓」

2023-08-30 00:01:40 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓
 
恩師の御著書「真理を求める愚か者の独り言」より


       第一章、 或る愚か者の生涯

      ◆親孝行ができたと思うこと◆

先の続き・・・

もちろん、本人がいくらエリートとして成功しても、また商売が繁盛しても、
心の中に不満や寂しさを抱えて悶々としていたとしたら、その顔を見て親は、
「この子はこの頃ちっとも幸せそうではないな」と、
子供の頃の元気で屈託のない顔が
まなこの裏に焼き付いているだけに、余計に寂しいことと思います。
先ず、心を正しく生きて自らが心の底から幸せになること、
本当にうれしそうな笑顔を親にも見せられるようになることです。
もちろん、物心両面においてですが、
そうなるために私たちは神の御心にかなった生き方を
しなくてはならないと思います。

地位がなくとも、そんなにお金がなくても、
子が幸せそうなら、親は生んでよかったと思います。
それが真の親孝行だと思います。
ところで、心が幸せであるとは他人の幸せも喜べるような、
また人や世の中のためにもなれるような心になっていることです。
心に陰りがあってはなりなせん。
太陽のように明るい心になるためには心にお荷物や
未解決の問題があってはなれません。
なんの波風も立たない人生ではなく、
困難な問題が来ても、いつも乗り切っていけるだけの
自信が持てることです。
その自信とは、やはりいつも神様と共に道を
歩んでいるのだという確信から来ると思います。


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