~ 恩師の「心行の解説」下巻より ~
講演 三
「また、生老病死の苦しみを受け己の本性も忘れ去るものなり」
先の続き・・・
ある宗教では、「病気は本来ないものである」と教えています。
本来ないのではなくて、「神の中には病はない」ということです。
そして神は私たちの中にいて下さるということを知るだけでいいのです。
そのことを強く理解したらいいのです。
その時、この世から病は消え去っていきます。
消えて当然ですから皆様が一人一人「ああ、なるほどそうか」と、
掴んでいただきましたら、
私はしんどい目をして病気治療をしなくてもいいのです。
私の代わりに各自自分で治していただけるようになるのですから。
これがほんとうの神様で、
厳しい行をしなくても誰でも幸せになれる法です。
護摩を焚かなくても、滝に打たれなくてもいい、
ただ神理を知って日々の生活に自分が行えば
そのようになっていきます。
もし、護摩を焚いて自分の持っている悪いカルマが
燃えてしまうものであれば、
自分の持っている良いものまでも共に燃えてしまうはずですね。
また滝に打たれて自分の悪因縁が流れるものであれば、
悪因縁も流れる代わり良い因縁も流れてしまいます。
そのようなことよりも、毎回私のテープを聞いておられる方は
すでに耳にたこができていると思いますが、日々の生活において、
高橋信次先生の「神を知りたければ、あの太陽を見なさい」と
言われました教えをしっかりと実践して下さい。
太陽は自らの身を燃え上がらせ、自らの身を犠牲にして、
その結果として現れる熱と光、この熱と光こそ神の慈悲と愛であり、
これを他に与え給います。
太陽は正に神の御姿であり、
私たちがいかに生きるべきかを教えて下さっております。
私たちは自分を犠牲にして、
その行動を通して人々に喜びを与えることです。
まず家庭の中においてイエス様の「汝の隣人を愛せよ」を、
実践することですね。
自分の時間を犠牲にして、自らの命を燃焼させ、
自分のエネルギーを燃え上がらせて、
その行動によって隣人に愛を注ぐことです。
その時、どこへ行きましても、自分の隣人から愛されます。