恩師のご講演ラジオ放送より
心の扉―2
主題:喜捨と陰徳で
天の倉に
心の宝を貯める
先の続き・・
その女性が人に好かれるのは分かりますが、
もう一つ大きな理由があります。
ある時、男性の奉公人が押し入れに入れておいた
下着を洗おうとしました。
まあ、男ですから、洗濯は面倒なもので、
ひと月分ほど溜まっていたそうです。
ところが、その溜まっていた下着がありません。
探してみると、そのよく働く女性のお手伝いさんが、
洗っていてくれています。
そこで、この女性が言うには、
ああ、あんたのでしたか、
誰のか知らなかったけれど、
ついでがあったので洗っておいたのです。
と、こうなんです。
普通ならあなたの為に洗ってあげました。
と、言うところです。
この心遣いが人の気持ちを動かせ、
一番好かれる人にもなったわけです。