先日入手した旧型スターワゴンのカタログと新型スターワゴンのカタログで、シャシーのスペックを比較していました。
ボデイサイズは、旧型から新型に変更の際に幅はそのままで、6㌢ほど長くなっています。それにしても、旧型ですら幅が5ナンバーフルサイズの1690mmで作られていたのには驚きです。当時、5ナンバーフルサイズの幅は高級乗用車ぐらいで、ワンボックスだけで見ても大型のハイエースクラスしか無かったはずなので、破格の全幅だったんじゃないでしょうか?
ホイールベースは旧型が2200mm、新型は2240mmと4㌢ほど延長されています。長くなった全長との調律はもちろん、直進安定性もほんの少し改善されたのでしょう。トレッドも拡大しており、旧型は前1390mm後1365mmに対し、新型は前1420mm後1405mmとワイドトレッドになっています。こちらも、多少はコーナーリング性能の向上に割り当てられたようです。
別体フレームからフレーム内蔵モノコックに変更されたことで、室内高は貼り天井のグレードで比較すると35mmほど新型では低床になったようです。
各々の数値を見る限りは変化の度合いは少ないような印象もありますが、確実に便利かつ性能向上に努めた形跡が見られます。
そこで気になる、旧型シャシーのままのデリカトラックの登場です。
シャシーはそのままなのでホイールベースは2200mm、トレッドだけは前1425mm後1365mmとなっています。フロントのハブ周りは新型の部品を使ったのかワイドトレッド化されています。旧型シャシーのまま、と言うよりは、旧型をベースに新型の部品も一部使用している、と言った表現の方が適切かもしれませんね。