
こちら、スターワゴンの事実上の最終型である93年モデルのカタログより。エンジンは3種類の記載で、2500ターボD、2400ガソリン(ECIマルチ)、2000ガソリン(カーブレータ)をラインナップ。このうち、4WDは2500ターボD、2400ガソリンとなります。

ブレーキの説明では、4WDにタンデムマスターを採用で制動能力をアピール。※印による脚注では、ガソリン車が8+9インチタンデム、ターボDでは7+8インチタンデムを採用と書かれています。

こちらは、スペースギア登場後の継続生産型となった94年モデルのカタログです。エンジンは、先んじて93モデルで採用となった、手動のスロットルノブを自動化したオートチョークの導入、EGR採用で排ガス規制をクリアした2500ターボDのみの記載です。

そしてブレーキの説明書きですが、93モデルのカタログをコピペしており、※印の脚注も健在。脚注では、ガソリン車の8+9インチタンデムの部分を消して「※2500 TURBO DIESELは7+8インチ」と書かれていますが、そもそもガソリン車が無いんだから、この脚注いらないと思いません?(笑)
あるいは、「※7+8インチとなります」だけでいいですし。

最廉価の4WDのXグレードが消滅した翌年95モデルのカタログでも、相変わらずコピペなので同じ脚注が書かれています。

ただ、2WDが消滅して4WDのGLXのみになった96モデルからはシレっと、何も書かなくなりました(笑)。タンデムマスタ自体の記載もなくなりましたが、おそらくそのまま採用されています。
現場には誰も、「この脚注いらなくないですか?」とツッコむ人は、いなかったのだろうか。あるいは、93モデルのガソリン車の在庫がいつまでも残っていて、そのために書いていたんでしょうか。ナゾです。