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二餅のスーパー・チラ裏日誌

Nimochi's curious weblog

新型コペン

2014-06-29 16:35:07 | 自動車@そのイ也

 俺はずっと、新型コペンが気になってたんだ。でも、ダイハツ店の定休日と自分の休日が同じなもんだから、まだ見に行けなかった。今日は早番だ。ダイハツが、俺を呼んでいる。退社後、ハンドルは自然とダイハツ店へと向かう。まるで吸い寄せられるかのごとく…



 と、くさい文章はここまでにしておき、新型コペンに試乗してきました。行ったダイハツ店では、CVT車(黄色)と誤植マニュアル車(グレーM)の試乗車が準備されていました。当然、ここは5速マニュアル車をチョイス。試乗コースは、ほんの短距離で右折ナシでしたが、まあだいたい分かりました。雨天でルーフの開閉ができなかったのがヒジョーに残念。


・素晴らしいボディ剛性だ。サスペンションの動きがダイレクトに体感できる。
・タイトなコクピットでムード満点
・ターボの効き出しはマイルドだが、2000回転あたりからのトルクは十分。力があるって、いいですね。
・やや硬めながら、硬すぎない足回りは良い印象だ。
・エンジン音の静粛性は高く、踏めばそれなりにエンジン音が透過。良い躾(しつけ)だ。
・ダイアトーンのオーディオ(オプション品)は、良い音だと思います。
・クローズド時のトランク容量は、なかなか広いと言えるだろう。
・賛否両論ありますが、このスタイルは個人的には好きです。
・5MTのシフトフィーリングは良好
・ワイパの払拭エリアが広く、拭き残しがほとんどナシなのには驚いた
・樹脂パネルが話題になっていますが、ボンネット軽いです。
・ドアの開閉音が萌えます。


・総プラスチックの内装は、仕方ないかな。質感自体は悪くありません。
・ドアミラーが小さいので、見づらいわけではありませんが、大きい方いいなあ。
・2人乗ると狭いです。しかし、サイズ的には仕方ありませんね。
・まあ軽だから仕方ないんですが、セルモータの音がねぇ…

×
・明らかに先代コペンより(見た目の)品質が落ちており、コストダウンを感じざるを得ない。
・間欠の無段調整ができないワイパ。価格を考えれば、これは付けるべきだ。
・電制スロットルのフィーリングが最悪です。
・ペダル配置や電スロが邪魔して、ヒールアンドトウが難しい。
・エンジン音は静かなのに、ドーロノイズの透過はやや大きめ
・視界がかなり悪い。まるで水中ゴーグルを付けて走ってるみたいだ。
・クローズド時の後方視界はゼロに等しい。バックはドアミラー頼みです。
・ボンネットの裏地が、見ちゃ行けないような仕上がり。樹脂パネルの泣き所か。
・エンジン音が、ごく普通の「ダイハツの音」。3気筒化の弊害ですね。
・クラッチが、ストローク短くて個人的には嫌いです。
・発進時のクラッチミートに注意。2000以下はトルク全然ない感じです。
・ださいメータ。タコメータは小さすぎるし、良い所ナシ。ショーモデルのデジパネを激しく熱望。
・運転席からボンネットは目視できません(左端だけ見えない)。
・センタコンソール上にあるパワーウインドウのスイッチ。スターワゴンじゃないんだから。

 全体的に見て、車自体の出来は悪くありません。悪くはないんですが、今回のコペンは、ダイハツ側も自信ないのかなぁ?といった感じでした。
 個性的なクラシカルなデザインも手伝って、見た目の質感の良さからも先代モデルは人気でしたが、結論から言って、今回のモデルは未完成だと思います。なんというか、後味悪いんですよ。運転してて面白くないと言ったら言い過ぎですが、「ふ~ん」って感じで。今のご時勢、こういう車を出してきたこと自体歓迎すべきなんですが、刺激が足りません。5速マニュアルも、出来自体は悪くないんですが、はっきり言って「作業」であり、面白いとは思いませんでした。これ、絶対CVTでのんびり走った方が良い車です。

 新型コペンにはかなり期待していたんですが、残念ながら、ニ餅の偏屈欲は満たせない車だったと言わざるを得ません。こりゃホンダのS660も、ちょっと不安になってきましたね。とにかく、電制スロットルが嫌、嫌、嫌。現行国産車から、MT車がことごとく消滅したのは、しかるべき理由があるもんだと痛感。

 とりあえず、マイナチェンジに大いに期待します。



 カタログは、立派なスリーブに入ったもので凝っています。凝ってはいますが、中身は結構淡白です。やっぱり、ダイハツは今回のコペンにかなり弱腰です。今後展開される着せ替えモデルは、もっと胸張って出してほしい。