仙台市交通局が、自社車両の特注トミカを本日より限定販売するということで、さっそく買ってきました。６０００個限定だそうで、あっという間に売れてしまって、その日のうちに完売したそうです。定期券販売所で取り扱ってましたが、見たこと無いくらい行列ができていました。定期券売り場が開店するはるか前の６時30分ころから並んでいた熱心なマニアもいたようです。
内容物はこちら。ミニカー本体と梱包用ビニール、デカールが付属します。ベースとなったモデル自体は、トミカのレギュラーシリーズにある三菱ふそうエアロスター・エコハイブリッドのようです。市バスにふそうのハイブリッドは…なかったような。日野のHIMRは２台あるけど。メイドインベトナムです。
トミカのサイズに合わせたノースケールのモデルなので、実車とはアス比がだいぶ異なります。顔つきも、現行エアロスターにはちょっと似てませんね。見た感じツーステップ車みたいな見た目で、モデリング自体はやや造りの甘さを感じます。
しかし、各種ディテールは印刷によってよく再現されており、技術の進歩を感じます。側面方向幕の印刷を忘れているのはご愛嬌。
後ろはこちら。ちゃんと乗降中ランプや「バス優先に」のシールなどもきちんと再現されています。マニアには嬉しいポイントでしょう。タカラトミーで適当に企画したノベルティではなく、きちんと仙台市交通局の担当者が企画を精査しているのが伺えます。当たり前ですが、リアタイアはダブルではありません。ナンバープレートの「仙台２３０ ２０１４」という車号は、単にこのノベルティの発売年であって市バスには存在しない車号だと思います。
この付属デカールは嬉しいですね、交通局の担当者はよく分かっていらっしゃる。仙台市民じゃない人にはサッパリだと思いますが、仙台市営バスは、所属営業所ごとに干支にちなんだ動物マークが貼ってあります。デフォルトで印刷してるのではなく、ユーザー個人でこれを選べるのは、マニアにとっては嬉しいことでしょう。ちなみに、あんまり小さいデカールなので、ちょっと子供には無理かも。これで「空気バネ車」のゾウさんマークが付いてたら失禁ものだったんですが。
空気バネ車のゾウさんマーク
今回、このミニカーは予想外のヒットだったようで、当局も驚いているようです。追加生産はないと思いますが、気を良くして第２弾、第３弾があるかもしれませんね。