
先日シャレードのパーツカタログを入手してから、いろいろと入手したい部品をピックアップしています。で、問題なのはヒータ。

現状、シャレードのヒータはエンジン本体から車内のヒータコア流入口へのホースの欠損により機能していません。エンジン本体からヒータへの出力、入力は、テキトーな汎用ホースでバイパスされています。

そこで、パーツカタログでヒータホースの構成部品を調べてみようとなったのですが…

なんじゃこりゃ。ガソリン車は、普通にエンジン本体から車室側へのホースと、車室からエンジン本体へのホースの2点構成なんですが、ディーゼル車は、何故かエンジン本体からナゾのアダプタへつながり、アダプタから車室側へ繋がっています(車室からエンジン本体へは通常通り1本ホース)。しかも、そのナゾのアダプタにワイアまで繋がっている始末。
※11/25追記:このアダプタ、ヒータバルブの名称でネットで他車用の似たような新品パーツが沢山掲載されていました。他車流用でよければ、そんなに入手難易度は高く無さそうです。

再度、先ほどの画像をチェックしてみましょう。あ!ワイアがあるぞ!!

これはまさか、不凍液の流量調整のワイア?と思ってヒータパネルの温度レバーを動かしてみたところ…

やっぱり!ワイアが温度レバーに連動して動いたぞ!!
なんと。室内のヒータコアで不凍液の流量を調整していたのかと思いきや、わざわざエンジンルーム内までワイア引っ張っていたようです。なんで??(笑)
しかも、ガソリン車は通常通り車室内のヒータコアで流量調整をしているようで、わざわざ作り替える理由が分かりません。百歩譲って、暖機の短縮を目的にエンジンルームから不凍液を遮断するっていうなら分かりますが、そういう仕組みでは無さそうだし。
で、なにが困ったかというと、そのナゾのアダプタもエンジンルームを見ても見当たらないことです。これはつまり、ヒータのホースを、仮に汎用のホースなどで車室内と接続しても、常時マックスで不凍液が流れてきてしまうので、物凄く暑いヒータになるということです(笑)。もちろん、少なからず暖機時間も長くなりますし、夏なんかブロア止めても常にダッシュボード内が暑くなりそうです。新たにコックを接続して…ということは可能かと思いますが、現実的ではありません。かえって、軽油燃焼式の、キャンピングカーなんかで使うエバスペヒャーの後付けヒータを買って付けた方が安上がりな気もします。
なんにしても、シャレードのヒータは諦めた方がよさそうです。というか、なぜヒータホース外したし。